emitanの心にうつりゆくもの

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平清盛 第38話

2012-09-30 21:55:27 | 平清盛
第38話 「平家にあらずんば人にあらず」

京では、清盛(松山ケンイチ)の義弟・平時忠(森田剛)が「禿(かむろ)」と呼ばれる童を放ち、清盛のやり方に異を唱える者を処罰していった。
一方伊豆では、北条政子(杏)が父・時政(遠藤憲一)に源頼朝(岡田将生)の事を尋ねていた。
頼朝の境遇を話した時政は、「我ら東国の武士も、清盛様の家人も同然。逆らえば厳しく罰せられる」と言い、流罪の身である頼朝に近づかないようにと厳しく言い渡す。
福原では、兎丸(加藤浩次)が波よけの堤防を作るための策を考え出し、清盛は次なる野望に向かって行く。
そんな中、妻・時子(深田恭子)は、棟梁・重盛(窪田正孝)が病から回復していないこと、時忠が京中でしでかしていることを清盛に不安げに話すが、清盛は「何かを成し遂げるためには、憎まれることを厭わぬ覚悟がいる。(国作りに邁進して殺された信西とは違って)我らは武士じゃ。比類なき武力と財力を誇る武門じゃ。誰にも邪魔はさせぬ」と言い、娘・徳子(二階堂ふみ)を高倉天皇(千葉雄大)の妃にさせたいという野望を話す。
清盛は、高倉天皇の父・後白河法皇(松田翔太)に認めてもらうため、法皇の妻で清盛の義妹・滋子(成海璃子)に会い、策を練る。
法皇に宋からの珍しい品として羊や香を献上するが、何の悪だくみを謀っているのかと聞かれたので「徳子を入内させたい」と願い出る。
その話はたちまち宮中に知れ渡り、それを知った後白河法皇の子・以仁(柿澤勇人)とその養母・八条院子(佐藤仁美)は、「今流行っている疫病は宋からの羊から出た病だ」という噂を流させ、法皇は羊を清盛に返してくる。
清盛は、噂の出所を探させると同時に、法皇と滋子を福原に呼んで、直接話し合う場を設けさせる。
法皇が「わしは、そなたの野心など全て食い尽くせる者ぞ」と言うと、清盛は「どうぞお召し上がりくださいませ。すぐにあなた様のお腹を破って、出て参りましょうぞ」と返す。
それを聞いた法皇は、徳子の入内を許す。
時子は入内する徳子に対し「(帝の妃となる)前に、平家の娘であることをゆめゆめ忘れるでないぞ」と説き、徳子も「平家に生まれたからには、女であっても武士(もののふ)。きっと見事に役目を果たします」と答える。
京に来た兎丸は時忠に、行っている所業を行き過ぎではないかと諌めるが、時忠は「平家にあらずんば人にあらずじゃ」と言って、行いを緩めることはしなかった。
一方、亡き源義朝(玉木宏)の子・遮那王(のちの義経・神木隆之介)は、寺の使いで京へ向かうことになるが、その道中で弁慶(青木宗高)に会い・・・


というような内容でした。

先週よりも、ブラックな感じでしたね
時忠が「秘密警察」のようになっていて、清盛も暗に容認していて・・・。
怖いわぁ
大抵大河の主人公って「歴史上では悪役でも、実は違う考えを持っていたんだよ」みたいな感じで描かれるのだけど、ここでの清盛は「真の悪役」になってしまうのかなぁ?

「清盛VS後白河法皇」も、どんどん凄味を増してきましたね。
「野心を全て食いつぶす」という法皇に、「すぐにお腹から出てきますよ~」なんて、よくこんなセリフが出てきたなぁと、本当にゾクゾクしました

徳子の「平家に生まれたからには、女であっても武士(もののふ)」というセリフにもゾクゾクしました。
平家のみんなが皆こういう覚悟を持って、野心を共有し合って、急がずに進んで行けば・・・だったのでしょうけど。
この頃からの平家の「何が悪かったのか」「何を失敗したのか」を、ここらへんから注視しながら見ると、また面白いのかもしれませんね。

予告編で「近頃の入道様は、生き急いでおられるようだ」という声が最初にありましたが、西行様の声かな?と思ったのですが、どうなんだろう??(笑)
来週は登場という噂を聞いていますが。
兎丸の身に何かあるかのような予告編でしたが・・・。
来週も楽しみです!

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先週の記事の最後に書いた、10日ほど前に平等院鳳凰堂に行ったことを、ひとつ前の記事(こちら)に書きました。
大したことは書いていませんが、鳳凰堂は大改修だったということと、大河ドラマのストーリーの補完になったような気がしたということと、源頼政のお墓を見てきました~、という記事です。
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