emitanの心にうつりゆくもの

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信長協奏曲 第6話

2014-11-18 17:10:07 | 2014秋ドラマ
第6話 「オニが城にやって来た!全国指名手配の書状」

サブロー(小栗旬)の元に覆面姿の明智光秀(小栗旬/2役)がやってきて、将軍の弟・足利義昭(堀部圭亮)と信長を引き合わせると言ってくる。
義昭は将軍になるために自分を擁して上洛してくれる大名を探しており、軍師・竹中半兵衛(藤木直人)は「大義名分になりますな。織田家上洛の目的は、京に上り当家の力を全国に知らしめること。しかし京に入るためには朝廷の了承が必要。ですから足利義昭さまを擁立することで朝廷から上洛の許可が得られるという訳にございます」と言って賛同する。
池田恒興(向井理)が朝廷や将軍の元へ行くには信長の作法がなっていないと言うため、サブローは作法の練習をするが上手くいかず、サブローと二人っきりになった光秀は「案ずることはないぞ」と言って、天皇との謁見の最中は光秀が身代わりとなる。
征夷大将軍に任命された義昭は喜び、サブローに副将軍の地位を与えようとするが、サブローが義昭の目指す世は何かと尋ねると、義昭は「日ノ本全ての大名が足利に忠義を尽くし働く、そんな世の中じゃ」と話すため、サブローは「お断りします。誰か一人のための世の中とかってそういうのなんか違う気がするんですよね。皆のための世の中作りたいんです。戦なんかなくしてみんなが笑って暮らせる、そういう世の中を。戯言じゃありません。俺、天下取るんで」と話し、義昭の逆鱗に触れる。
上洛の帰り道、サブローは近江・浅井家に寄り、妹・市(水原希子)に土産のビー玉を渡し、浅井長政(高橋一生)に「身分とか立場とか関係なくて、皆が好きなように勉強したり仕事したり遊んだり、子供の頃からずっと見てきた当たり前の景色を俺は今のこの国で作りたいんだ」と話すと、長政は大きな夢を持っていると感銘を受け、二人は親交を深める。
尾張に戻ったサブローの元に、体に大きな刺青が彫ってある松永弾正久秀(古田新太)が訪ねてきて、義昭は各大名に信長討伐の書状を送っていることを伝えるが、久秀は2005年からタイムスリップした者であることが分かる。
そんな中、義昭の書状を持った長政もサブローの元にやってきて、早急に織田家と朝倉家が同盟を結ぶよう進言し、そうでなければ長政の父・久政(村井國夫)は朝倉義景(小市慢太郎)と旧知の仲であるため浅井家は朝倉家側についてしまい、周辺の各大名は織田家に総攻撃を仕掛けるだろうと話す。
長政は義景に会って信長との会見の了承を取り付けることにし、半兵衛はサブローに書状が送られた国に同盟を申し入れるように、光秀には義昭に書状の取り消しを求めるようにと進言する。
義昭は書状の取り消しを受け入れず、同盟を求めた他の国からも断られ、長政は義景との会見の約束を取り付けてくるが、朝倉家には同盟を結ぶつもりはみじんもないから何としてでも説き伏せるようにと進言する。
そんな中、信長の妻・帰蝶(柴咲コウ)の侍女・ゆき(夏帆)は、母親が病気になったとして帰蝶に暇を願い出て、密かに義景の元へ行き、義景から「これまで通り侍女として織田に潜んでおれ。それと、お前が信長から盗み出した異国の書、この城に読める者はおらなかった。今一度読み方、使い方を調べてまいれ」と言われる。
同じ頃、木下藤吉郎(山田孝之)は浅井久政と会い「お主にはずいぶん助けられたな。すべて順調に動いておる。あとはお主の申す通りに」と言われる。
サブローは、自分が義昭に天下を取ると言ったことによって織田家が窮地に追い込まれていることに悩むが、帰蝶に「みな、お主だけが頼りなのじゃ。民も家臣も、そしてわらわも…。男ならしかと勝負してまいれ!」と叱咤され、恒興からは「殿は我らの明かりなのです。夜道を進む時、明かりがなければ道を見失ってしまうように、殿がいなければ我々は前には薦めません。だからどうか強くあってください!案ずることはありません。殿の後ろには常に我々がついております」と激励されて、義景の待つ越前・朝倉領の金ヶ崎に向かう。
その頃、長政は久政から「これより浅井は朝倉と共に織田を討つ」と言われ、説得が聞き入れられなかったため切腹しようとするが、市が妊娠したことを告げられ、浅井家が生き残る道を選べと説得される。
その事を知った市は、小豆とビー玉の入った布の両端を紐で縛ってくるんだものを陣中見舞いとして信長に急いで送る。
それがサブローの元に届いた時に、朝倉家が挙兵して金ヶ崎に向かっているという知らせが入り、織田軍は撤退しようとするが、恒興は市の見舞いが「袋の鼠」であることを知らせるもの、つまり長政が裏切って挟み撃ちにしようとしているのだと言い出す。
サブローは長政が裏切ることを信じられずにいるが、浅井家が進軍中という知らせが入り、半兵衛はサブローに少数で峠を越えて先に逃げるよう進言し、恒興は「殿がいなければ我々は前には進めませぬ。殿さえいれば、織田家はまたやり直せます。織田家のため、我々のため、どうか生きてください。死んではなりませぬ!生きて帰るのです」と説得し、軍の最後尾には藤吉郎が名乗り出る。
サブローは「みんな、絶対に死なないでくれ!頼む!」と声を掛けて峠道を馬で走り・・・


というような内容でした。

うーーーん、今回はバランスが悪かったというか、たくさん盛り込み過ぎじゃないかというか・・・

まずは、有名な俳優をたくさん配置しすぎている弊害が出てしまった感が。
今回は、信長と長政の「温かい友情と悲しい裏切り」をもっとたっぷりと描いて、その他の要素はもっと排除した方が良かったのでは?と思いました。
松永久秀は、今回はもう少しチラ見せ程度にして違う回に厚くした方が良かった気がするし、
シバカツちゃんは、「戦じゃ!!」というキャラは良いとしても、もう少しオトボケ部分は少なくしてもいいような気がするし、
恒ちゃんは、活躍過ぎじゃね?と思ったり。
「袋の鼠」の謎の解明はキャラ的に半兵衛かな?と思ったのですが(「女信長」では光秀が解明していましたけど)、原作漫画ではやはり半兵衛そして光秀が解明していたとのこと。
原作と違うのは私は面白ければ違ってもいいと思うのですが、あまりにも恒ちゃんが良い所を持って行きすぎているので、そうなると少し違和感を感じるというか・・・。
私が池田恒興という人物をあまりよく知らないというのもあるのですけどね。
演じている向井君はハマり役だと思うのですが、NHKの大河ドラマ等では柴田勝家とか丹羽長秀とかそういった人たちももっと活躍していたように思うので、そういうのが頭に強く残っているからかもしれません

盛り込み過ぎだな~とは思ったのですが、
足利義昭から「父上と呼びたい」とか「副将軍にする」と言われて信長が断る所とか、
「人間五十年、下天のうちをくらぶれば~♪」を「人間大体80年~♪」と変えてムーンウォークしてしまう所などは、
「おぉ!そうきたか!!」と楽しく観ることができました

あとは、サブロー自身がおちゃらけるのは、私は良いと思うのですけど・・・
・身なりを指摘されて「顔面毛むくじゃらの人に言われたくないけどね~」と言ったら、シバカツちゃんが憮然とする所とか、
・髪型を「さかやき」にするように言われて「つるつるじゃん!あり得ない」と言ったら、森りんが泣いちゃう所とか、
サブローが茶化すことで他のキャラクターが面白く見えるのは良いのですが、戦国武将自身がコントのように転がったりするのは、やりすぎるとドラマの面白さが薄れてしまう(説得力がなくなってしまう)ような気がすると思いながら観ていました。

サブローはお酒を飲んでいましたが・・・高校生じゃなかったっけ?
今の世の中じゃないからいいのか(笑)
それとも、タイムスリップして何年も経ったという設定なのでしょうか?
何か月・何年経ったかが分からないから、浅井・朝倉が織田を攻めるのが早過ぎじゃない?と思ったのですが・・・。
(私は知識は教科書止まりですが、大河ドラマ「江」を本能寺の変まで観ていたので、「あれ?この頃って市に3人位娘がいなかったっけ??」と思ってしまいました。
ツイでも、そう呟いている方が結構いらっしゃいましたね)。
サブローのタイムスリップによって少しずつ歴史が変わってきていて、史実も早く進んでいっているという事にしましょうか??(笑)
どう史実通りに動いていて、どこが史実ではないということが、もう少し分かるようになっていると、もっと面白く見えるような気がするのですけどね~。

まぁ、今回は否定的な事を多く書いてしまいましたが、楽しく観ることはできています!
いつもより気になる所が多かったというだけで・・・
たぶん、サブローと長政の友情に関する部分がとても感動的&悲しく思ったので、その部分をもっとじっくりと観たかった!という思いに支配され過ぎたという事で
小栗君と高橋一生さん、そして村井國夫さんの演技が、とても素晴らしかったです

____________

最後は、半兵衛演じる直人さんファンとしてもう少し・・・

前回は半兵衛さんの登場が少なくても気にならない位に話に引き込まれていたのですが、
今回は「半兵衛さんを探せ!」で楽しんでしまったというか・・・
ということで、話自体には大きく引き込まれなかったというか・・・

軍議のシーンのバランスが悪かったと思うのですよね~。
軍議のシーンに深みがない(すぐに恒ちゃんがまとめちゃう)ので、話自体は分かりやすくなっているけど、もっとセリフの掛け合いがほしいというか・・・
ということで、どういう話し合いがなされるかに気が取られる前に「半兵衛さんはどこだ!?」ということに注意が行って、それでも付いていけるという、
私としては、ドラマファン的にも直人さんファン的にも少し消化不良の回でした。

軍議の時に、半兵衛さんがサブローに向かって右にいたり左にいたりするのは何故なのでしょうね~。
何か作法とかそういうのがあってそうなっているのか、単にカメラワーク上そうなっているのか?
私はそういったことに全く詳しくないので、単純に気になりました

そして直人さん、座高が低いなぁ!と改めて思った今回でした(笑)
座っているシーンが多かったですからね。

来週は甲冑姿で戦うシーンがあるようですね♪
藤吉郎の事を疑いの目で見るシーンがありましたが・・・どうなるのだろう!?
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
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