第1話 「俺は誰も死なせない その男の手は命の盾!第3の特殊部隊誕生」
半年前(2013年夏)、都内では連続通り魔事件が多発しており、コメンテーターとしてテレビ出演していた作家であり元警察庁次長・霧山六郎(近藤正臣)は「今回のような凶悪事件に対して、治安の上からも従来通りの方法で良いのか。この通り魔事件の場合は、現時点で凶器はナイフですね。それがいつ強力な殺傷能力を持った武器に代わるか、それは分かりません。例え個人レベルのものであったとしてもテロと同等に扱うべきだ、そう思っています。東京オリンピックを前に、日本の治安は世界から問われています。今こそ特殊部隊の存在を見直すべきじゃないかと私は思います」と話していた。
プロボクサーから警察官になって3年目の神御蔵一號(向井理)は、田園調布警察署の洗足交番に勤務していたが、非番の日に新宿の雑居ビルで大規模な発砲事件が発生しているとして呼び出される。
そこには傷害やクスリ絡みの犯罪を派手にやっている「半グレ」(暴力団に属さず犯罪行為を行う不良集団)が大量の銃器類・手榴弾を所持して立てこもっており、興津(渋谷謙人)らは次々に窓の外に向かって発砲を始める。
総理はただちにSATを投入して速やかに治安を回復するように命令を出し、SAT隊長・中丸文夫(嶋政宏)は隊員たちを現場に向かわせ、SATの狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)らは狙撃命令が出るのを待ち構えるが、半グレ集団が人質を取っていることが分かり、対策本部は待機するようSATに命令する。
ビルの窓から女性が投げ落とされたため、一人の警察官・篠田(小澤亮太)が慌てて助けに向かうが、その女性はマネキンであった。
半グレ集団は篠田に向かって「警察狩りだ!」と言って発砲を始めるが、他の警察官たちは犯人を刺激するからという上からの命令で救出に向かうことが出来ない。
見かねた神御蔵は、防弾盾を2枚重ね合わせて篠田の救出に向かうが、半グレ集団は神御蔵の盾に向かって大量の銃弾を浴びせるため、盾を射抜く弾も出始める。
篠田は神御蔵に自分には構わずに戻るように話すが、神御蔵は篠田の傷口を手で押さえて、諦めないように必死に励まし、「俺の前じゃ絶対に死なせない!」と叫んで銃弾の嵐に耐え続けるが、盾を射抜いた弾が神御蔵にも当たる。
そんな中、警察庁長官官房審議官・天城光(菅原大吉)が霧山に電話で状況を伝えると、霧山は「人質の解放が先だ…じゃあ使おうか、例の奴」と話すため、天城は「創設者である先生のお許しがいただけるのなら」と言って、まだ正式には発足していないNPS隊長・香椎秀樹(大森南朋)に人質の救出に向かうよう命じる。
NPS部隊がアジトに突入して人質を救出したため、中丸はSATの隊員たちに半グレ集団が銃乱射をするビルへの突入を命じ、突入と共に狙撃手・蘇我らが次々に狙撃していく。
興津も撃たれるが「テメエらも道連れだ!」と言って手榴弾を手に取ると、その手榴弾は窓の外へ落ちて、倒れていた神御蔵の近くに転がってくる。
すると、蘇我はその手榴弾にめがけて撃ち、銃弾をかすった手榴弾が空中に飛んだところで手榴弾は爆発して、神御蔵の命は救われる。
興津らは「M」を名乗る人物から武器を入手していたが、その一部を小遣い目的で転売しているなどしていたため、更なる事件が起こることが心配された。
神御蔵も篠田も一命を取り留め、神御蔵は傷が回復して交番勤務に復帰しようとしていたが、その神御蔵の元を香椎が訪ね、「君のあの姿を見て、どうしてもうちに欲しい存在だと思ってね。警察庁に新設される第3のSの一員として。現在警察組織にはSの名前がついた二つの部隊がある。一つは特殊部隊SAT。もう一つは特殊犯捜査係SIT。Sの任務は普通の警官じゃ手に負えないテロ事案や刑事事件なんだが、そこに新たな特殊部隊を発足させることになってね。そのチームに君を誘おうと」と話す。
しかし神御蔵は「無理です。この間のSATみたいに犯人を殺すとか、俺には絶対無理なんで」と断り、香椎が「それは18年前の事件の経験からか?君も現場にいたんだろう?」と話すと、神御蔵は「あの時、犯人は警官に射殺されました。俺たちの目の前で。ゆづると俺を守るために仕方がなかったとは思うけど、俺はずっと『何で?』って思ってました。何でゆづるの両親が殺されなくちゃいけなかったのか、どんなに考えても分からなくって。その理由を知っている犯人は死んで、もう聞くこともできなくて。家族を失ったゆづると会長は、俺なんかよりもっとずっと苦しんでたと思います。何で殺したんだって。何で自分の家族なんだって。でもゆづるは人を助けるために看護師の道を選んで、俺も人を守れる力が欲しくてボクサーになってそれで、いまは警官やってます。俺も、きっとゆづるも会長も、犯人をちゃんと憎んで怒りたかったんです。だから、凶悪犯だからって有無を言わさず殺すような部隊じゃ、俺は働けません」と話すと、香椎は「また来るよ」と言って帰って行く。
香椎が科学警察研究所研究主任・横川秋(土屋アンナ)に神御蔵を口説けなかったことを話すと、秋は「この間の新宿の事件で負傷した銃対員(篠田)の怪我の事でちょっとね。彼、人を守る手を持ってるかもって話。詳しい事は口説き落としてくれたら話すよ。たぶん香椎ちゃんが求めている理想の突一だから、彼」と言って笑う。
神御蔵は、ボクサー時代に会長・棟方耕三(本田博太郎)から「お前はボクサーに向いてない!お前にはその拳で相手をブッ倒してやろうという気持ちがねぇんだよ!たとえぶっ殺してでも勝ちてぇっていう気持ちがあれば!だから肝心な所でブレーキかけちまうんだよ。分かってるよ…お前も随分苦しんできたんだもんな。あの事件の時、自分が強かったらって思ったんだろ?だから俺の所でボクシング始めたんだろ?でもな、お前のその手は多分、相手を倒すためにあるんじゃねぇ。きっと守るための手なんだ。誰かを、大事なものを守るための」と言われたことを思い返していた。
神御蔵は耕三の孫娘・ゆづる(吹石一恵)を食事に誘い、池袋駅で待ち合わせをするが、その池袋駅周辺で通り魔事件が発生し、ゆづるは駅を出されて北口広場で神御蔵を待つ。
通り魔はナイフの他に手榴弾を握りしめていたことから、銃対とSAT狙撃班と発足されたばかりのNPS(警察庁刑事局特殊急襲捜査班)に出動要請が出て、それぞれの隊員たちは現場に急行する。
神御蔵が北口広場に行くと、ゆづると話していた老女が通り魔犯に刺され、通り魔犯は更にゆづるに向かおうとしていた。
現場近くにいた蘇我は狙撃しようとするが、そこに神御蔵が現れて通り魔犯を殴り飛ばし、犯人は逮捕されて、病院へ運ばれた老女は一命を取り留める。
神御蔵の元に香椎と蘇我が現れ、蘇我が「なぜどかなかった?俺の射線上から何故どかなかったか聞いているんだ。手榴弾のピンが抜けなかったのはただ運が良かっただけだ。でなきゃお前も周りの人間も死んでいた。俺が撃てば、確実にマル被を制圧することが出来たんだ。アイツのためにどれだけの命が犠牲になったと思ってる?」と話すため、神御蔵が「だからって向こうだって人間だろ。捕まえられるなら撃つ必要なんてねぇじゃねえか」と反論する。
蘇我が「ふざけんな、あんな奴生かして何になる?アイツがこの先罪を悔い改めるなんてこと有り得ないんだぞ!」と言って掴みかかるため、神御蔵は「それでも俺は死なせたくないんだよ!犯人が死んだら、残された者はどこにも怒りや憎しみをぶつけられねぇんだから。死んだら、痛みは伝わらねぇんだから」と言って睨みつける。
すると香椎は「さすが中丸さんの部下だな。市民の安全を守るために制圧する。犯罪者は容赦なく。だが、俺はこの神御蔵と同じ意見だ。この間の話の続きだが、俺の作るチームは犯人を決して殺さない。犯人の制圧ではなく確保を目的にしているのが第3のSの特徴だ。つまり、お前の信念と力が最大限に発揮できるってことだ。お前の手でこの国のみんなの命を守ってみないか?」と声を掛ける。
数か月後、調布市の団地で拳銃を持った2人の男が主婦と男児を人質に立てこもり、6時間が経過していた。
SATの狙撃手・蘇我は隊長・中丸に早く指示を出すよう促すが、中丸は「今回我々SATの任務は後方支援だ」と言って待機を命じる。
NPS隊長・香椎は隊員たちに「今日がウチの本当の初陣だ。後方支援としてSATが待機しているが、彼らの手に委ねることは即ち俺たちが掲げる理念の敗北を意味する。俺たち、第3のSの目的はただ一つ、人質はもちろん犯人も誰一人絶対に死なせるな」と言って、突入を命じる。
犯人は逮捕され、中丸が香椎に「まさか俺の元を逃げ出したお前がSを率いるとはな。一言忠告しておく。悪に許しは通用せん」と話すと、香椎は「許しなんて求めてませんよ」と答える。
人質になっていた男児がNPS達を睨みつけるため神御蔵が男児の元へ行くと、男児は「何であんな奴ぶっ殺してくれなかったんだよ!あんな悪い奴、何で!?」と泣いて怒り出す。
すると神御蔵は「ごめんな。もっと早く助けてやれなくて…ごめんな」と言って泣きながら男児を抱きしめる。
現場から去ろうとする神御蔵に蘇我は「28回…お前らが突入する間に俺が狙撃できたチャンスだ。制圧していれば、人質はもっと早く解放できた。あれほどの心の傷を与える前にな。いいか、警察の、この国の最後の砦は俺たちSATだ。俺はお前をSとは認めない」と言い捨てて去っていくため、神御蔵は「認めさせてやるよ!」とその背中に怒鳴り・・・
というような内容でした。
迫力がありましたね!面白かったです。
映画のような映像でしたが、CG等がほとんど気にならなくて、映像も良かったです。
・・・が、日曜の夜には刺激が強くて夜にうなされそうなのと、私は「理由もなく人が殺されるドラマ」が嫌いということもあり、日曜の夜ではなく翌日の昼間に観るかも・・・です
苦手なキャストがいるので少しドキドキしたのですが、今回は気になること無く、逆に引き込まれました
たまに銃犯罪はあるけど、日本もこういう事件が頻繁に起きるようになるのかなぁ??
なってほしくないけど、備えは必要ですよね・・・。
神御蔵の言う「俺は死なせたくないんだよ!犯人が死んだら、残された者はどこにも怒りや憎しみをぶつけられねぇんだから。死んだら、痛みは伝わらねぇんだから」というのも分かるけど、
蘇我の言う「あんな奴生かして何になる?アイツがこの先罪を悔い改めるなんてこと有り得ないんだぞ!」というのも分からないでもなく…。
でも、殺された人間にも殺した人間にも家族がいるんですよね・・・と書くと、よくある刑事ドラマになってしまうけど、警察官としてはどういう感情を持つべきなのでしょうね?
蘇我のような考えを持った人が銃を持つのは危ないような気はするけど、でも時にはああいう神の手を持つ狙撃手が必要な事もあるかもしれないし・・・。
そういうことも考えながら観ていくドラマなのかな?と思いながら観ていました。
近藤正臣さんと大森南朋さんを観て、大河脳の私は「山内容堂公と武市半平太!!(by龍馬伝)」と密かに思っていたのですが、
セリフの中に大森さん演じる香椎の事を「元SATにしてサッチョー(警察庁)一の切れ者と噂の男です」と紹介していた時に「ん!?サッチョーって薩長のこと!?」と思わず勘違いしてしまいました
でも、よく考えたら、容堂公も武市さんも土佐の人だから、違いましたね・・・と、訳の分からない話でスミマセン
けっこう容堂公のキャラクターが好きだったので、そこに武市さんがいて何だか嬉しくなったのでした。
香椎が中丸の元を離れてNPSに行くことになった経緯というのも気になります。
蘇我も、ああいう狙撃手になることになった理由はあるのでしょうかね?
綾野君が、かなり腕周りがガッチリしていて、半年前に比べるとかなり良い感じの体になっていて(前は痩せすぎじゃないか?と思っていたので)、ビックリしました。
神御蔵演じる向井君も、かなり体を作っていますよね~。
向井君は、もともと顔が小さいのに、今回更に上半身がガッシリしたから更に顔の小ささが際立って、これまた驚きでした(笑)
映画化がもう決まっているとのことですが、ドラマはドラマでキチンと完結してほしい!と願っています
※公式HP(こちら)
半年前(2013年夏)、都内では連続通り魔事件が多発しており、コメンテーターとしてテレビ出演していた作家であり元警察庁次長・霧山六郎(近藤正臣)は「今回のような凶悪事件に対して、治安の上からも従来通りの方法で良いのか。この通り魔事件の場合は、現時点で凶器はナイフですね。それがいつ強力な殺傷能力を持った武器に代わるか、それは分かりません。例え個人レベルのものであったとしてもテロと同等に扱うべきだ、そう思っています。東京オリンピックを前に、日本の治安は世界から問われています。今こそ特殊部隊の存在を見直すべきじゃないかと私は思います」と話していた。
プロボクサーから警察官になって3年目の神御蔵一號(向井理)は、田園調布警察署の洗足交番に勤務していたが、非番の日に新宿の雑居ビルで大規模な発砲事件が発生しているとして呼び出される。
そこには傷害やクスリ絡みの犯罪を派手にやっている「半グレ」(暴力団に属さず犯罪行為を行う不良集団)が大量の銃器類・手榴弾を所持して立てこもっており、興津(渋谷謙人)らは次々に窓の外に向かって発砲を始める。
総理はただちにSATを投入して速やかに治安を回復するように命令を出し、SAT隊長・中丸文夫(嶋政宏)は隊員たちを現場に向かわせ、SATの狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)らは狙撃命令が出るのを待ち構えるが、半グレ集団が人質を取っていることが分かり、対策本部は待機するようSATに命令する。
ビルの窓から女性が投げ落とされたため、一人の警察官・篠田(小澤亮太)が慌てて助けに向かうが、その女性はマネキンであった。
半グレ集団は篠田に向かって「警察狩りだ!」と言って発砲を始めるが、他の警察官たちは犯人を刺激するからという上からの命令で救出に向かうことが出来ない。
見かねた神御蔵は、防弾盾を2枚重ね合わせて篠田の救出に向かうが、半グレ集団は神御蔵の盾に向かって大量の銃弾を浴びせるため、盾を射抜く弾も出始める。
篠田は神御蔵に自分には構わずに戻るように話すが、神御蔵は篠田の傷口を手で押さえて、諦めないように必死に励まし、「俺の前じゃ絶対に死なせない!」と叫んで銃弾の嵐に耐え続けるが、盾を射抜いた弾が神御蔵にも当たる。
そんな中、警察庁長官官房審議官・天城光(菅原大吉)が霧山に電話で状況を伝えると、霧山は「人質の解放が先だ…じゃあ使おうか、例の奴」と話すため、天城は「創設者である先生のお許しがいただけるのなら」と言って、まだ正式には発足していないNPS隊長・香椎秀樹(大森南朋)に人質の救出に向かうよう命じる。
NPS部隊がアジトに突入して人質を救出したため、中丸はSATの隊員たちに半グレ集団が銃乱射をするビルへの突入を命じ、突入と共に狙撃手・蘇我らが次々に狙撃していく。
興津も撃たれるが「テメエらも道連れだ!」と言って手榴弾を手に取ると、その手榴弾は窓の外へ落ちて、倒れていた神御蔵の近くに転がってくる。
すると、蘇我はその手榴弾にめがけて撃ち、銃弾をかすった手榴弾が空中に飛んだところで手榴弾は爆発して、神御蔵の命は救われる。
興津らは「M」を名乗る人物から武器を入手していたが、その一部を小遣い目的で転売しているなどしていたため、更なる事件が起こることが心配された。
神御蔵も篠田も一命を取り留め、神御蔵は傷が回復して交番勤務に復帰しようとしていたが、その神御蔵の元を香椎が訪ね、「君のあの姿を見て、どうしてもうちに欲しい存在だと思ってね。警察庁に新設される第3のSの一員として。現在警察組織にはSの名前がついた二つの部隊がある。一つは特殊部隊SAT。もう一つは特殊犯捜査係SIT。Sの任務は普通の警官じゃ手に負えないテロ事案や刑事事件なんだが、そこに新たな特殊部隊を発足させることになってね。そのチームに君を誘おうと」と話す。
しかし神御蔵は「無理です。この間のSATみたいに犯人を殺すとか、俺には絶対無理なんで」と断り、香椎が「それは18年前の事件の経験からか?君も現場にいたんだろう?」と話すと、神御蔵は「あの時、犯人は警官に射殺されました。俺たちの目の前で。ゆづると俺を守るために仕方がなかったとは思うけど、俺はずっと『何で?』って思ってました。何でゆづるの両親が殺されなくちゃいけなかったのか、どんなに考えても分からなくって。その理由を知っている犯人は死んで、もう聞くこともできなくて。家族を失ったゆづると会長は、俺なんかよりもっとずっと苦しんでたと思います。何で殺したんだって。何で自分の家族なんだって。でもゆづるは人を助けるために看護師の道を選んで、俺も人を守れる力が欲しくてボクサーになってそれで、いまは警官やってます。俺も、きっとゆづるも会長も、犯人をちゃんと憎んで怒りたかったんです。だから、凶悪犯だからって有無を言わさず殺すような部隊じゃ、俺は働けません」と話すと、香椎は「また来るよ」と言って帰って行く。
香椎が科学警察研究所研究主任・横川秋(土屋アンナ)に神御蔵を口説けなかったことを話すと、秋は「この間の新宿の事件で負傷した銃対員(篠田)の怪我の事でちょっとね。彼、人を守る手を持ってるかもって話。詳しい事は口説き落としてくれたら話すよ。たぶん香椎ちゃんが求めている理想の突一だから、彼」と言って笑う。
神御蔵は、ボクサー時代に会長・棟方耕三(本田博太郎)から「お前はボクサーに向いてない!お前にはその拳で相手をブッ倒してやろうという気持ちがねぇんだよ!たとえぶっ殺してでも勝ちてぇっていう気持ちがあれば!だから肝心な所でブレーキかけちまうんだよ。分かってるよ…お前も随分苦しんできたんだもんな。あの事件の時、自分が強かったらって思ったんだろ?だから俺の所でボクシング始めたんだろ?でもな、お前のその手は多分、相手を倒すためにあるんじゃねぇ。きっと守るための手なんだ。誰かを、大事なものを守るための」と言われたことを思い返していた。
神御蔵は耕三の孫娘・ゆづる(吹石一恵)を食事に誘い、池袋駅で待ち合わせをするが、その池袋駅周辺で通り魔事件が発生し、ゆづるは駅を出されて北口広場で神御蔵を待つ。
通り魔はナイフの他に手榴弾を握りしめていたことから、銃対とSAT狙撃班と発足されたばかりのNPS(警察庁刑事局特殊急襲捜査班)に出動要請が出て、それぞれの隊員たちは現場に急行する。
神御蔵が北口広場に行くと、ゆづると話していた老女が通り魔犯に刺され、通り魔犯は更にゆづるに向かおうとしていた。
現場近くにいた蘇我は狙撃しようとするが、そこに神御蔵が現れて通り魔犯を殴り飛ばし、犯人は逮捕されて、病院へ運ばれた老女は一命を取り留める。
神御蔵の元に香椎と蘇我が現れ、蘇我が「なぜどかなかった?俺の射線上から何故どかなかったか聞いているんだ。手榴弾のピンが抜けなかったのはただ運が良かっただけだ。でなきゃお前も周りの人間も死んでいた。俺が撃てば、確実にマル被を制圧することが出来たんだ。アイツのためにどれだけの命が犠牲になったと思ってる?」と話すため、神御蔵が「だからって向こうだって人間だろ。捕まえられるなら撃つ必要なんてねぇじゃねえか」と反論する。
蘇我が「ふざけんな、あんな奴生かして何になる?アイツがこの先罪を悔い改めるなんてこと有り得ないんだぞ!」と言って掴みかかるため、神御蔵は「それでも俺は死なせたくないんだよ!犯人が死んだら、残された者はどこにも怒りや憎しみをぶつけられねぇんだから。死んだら、痛みは伝わらねぇんだから」と言って睨みつける。
すると香椎は「さすが中丸さんの部下だな。市民の安全を守るために制圧する。犯罪者は容赦なく。だが、俺はこの神御蔵と同じ意見だ。この間の話の続きだが、俺の作るチームは犯人を決して殺さない。犯人の制圧ではなく確保を目的にしているのが第3のSの特徴だ。つまり、お前の信念と力が最大限に発揮できるってことだ。お前の手でこの国のみんなの命を守ってみないか?」と声を掛ける。
数か月後、調布市の団地で拳銃を持った2人の男が主婦と男児を人質に立てこもり、6時間が経過していた。
SATの狙撃手・蘇我は隊長・中丸に早く指示を出すよう促すが、中丸は「今回我々SATの任務は後方支援だ」と言って待機を命じる。
NPS隊長・香椎は隊員たちに「今日がウチの本当の初陣だ。後方支援としてSATが待機しているが、彼らの手に委ねることは即ち俺たちが掲げる理念の敗北を意味する。俺たち、第3のSの目的はただ一つ、人質はもちろん犯人も誰一人絶対に死なせるな」と言って、突入を命じる。
犯人は逮捕され、中丸が香椎に「まさか俺の元を逃げ出したお前がSを率いるとはな。一言忠告しておく。悪に許しは通用せん」と話すと、香椎は「許しなんて求めてませんよ」と答える。
人質になっていた男児がNPS達を睨みつけるため神御蔵が男児の元へ行くと、男児は「何であんな奴ぶっ殺してくれなかったんだよ!あんな悪い奴、何で!?」と泣いて怒り出す。
すると神御蔵は「ごめんな。もっと早く助けてやれなくて…ごめんな」と言って泣きながら男児を抱きしめる。
現場から去ろうとする神御蔵に蘇我は「28回…お前らが突入する間に俺が狙撃できたチャンスだ。制圧していれば、人質はもっと早く解放できた。あれほどの心の傷を与える前にな。いいか、警察の、この国の最後の砦は俺たちSATだ。俺はお前をSとは認めない」と言い捨てて去っていくため、神御蔵は「認めさせてやるよ!」とその背中に怒鳴り・・・
というような内容でした。
迫力がありましたね!面白かったです。
映画のような映像でしたが、CG等がほとんど気にならなくて、映像も良かったです。
・・・が、日曜の夜には刺激が強くて夜にうなされそうなのと、私は「理由もなく人が殺されるドラマ」が嫌いということもあり、日曜の夜ではなく翌日の昼間に観るかも・・・です
苦手なキャストがいるので少しドキドキしたのですが、今回は気になること無く、逆に引き込まれました
たまに銃犯罪はあるけど、日本もこういう事件が頻繁に起きるようになるのかなぁ??
なってほしくないけど、備えは必要ですよね・・・。
神御蔵の言う「俺は死なせたくないんだよ!犯人が死んだら、残された者はどこにも怒りや憎しみをぶつけられねぇんだから。死んだら、痛みは伝わらねぇんだから」というのも分かるけど、
蘇我の言う「あんな奴生かして何になる?アイツがこの先罪を悔い改めるなんてこと有り得ないんだぞ!」というのも分からないでもなく…。
でも、殺された人間にも殺した人間にも家族がいるんですよね・・・と書くと、よくある刑事ドラマになってしまうけど、警察官としてはどういう感情を持つべきなのでしょうね?
蘇我のような考えを持った人が銃を持つのは危ないような気はするけど、でも時にはああいう神の手を持つ狙撃手が必要な事もあるかもしれないし・・・。
そういうことも考えながら観ていくドラマなのかな?と思いながら観ていました。
近藤正臣さんと大森南朋さんを観て、大河脳の私は「山内容堂公と武市半平太!!(by龍馬伝)」と密かに思っていたのですが、
セリフの中に大森さん演じる香椎の事を「元SATにしてサッチョー(警察庁)一の切れ者と噂の男です」と紹介していた時に「ん!?サッチョーって薩長のこと!?」と思わず勘違いしてしまいました
でも、よく考えたら、容堂公も武市さんも土佐の人だから、違いましたね・・・と、訳の分からない話でスミマセン
けっこう容堂公のキャラクターが好きだったので、そこに武市さんがいて何だか嬉しくなったのでした。
香椎が中丸の元を離れてNPSに行くことになった経緯というのも気になります。
蘇我も、ああいう狙撃手になることになった理由はあるのでしょうかね?
綾野君が、かなり腕周りがガッチリしていて、半年前に比べるとかなり良い感じの体になっていて(前は痩せすぎじゃないか?と思っていたので)、ビックリしました。
神御蔵演じる向井君も、かなり体を作っていますよね~。
向井君は、もともと顔が小さいのに、今回更に上半身がガッシリしたから更に顔の小ささが際立って、これまた驚きでした(笑)
映画化がもう決まっているとのことですが、ドラマはドラマでキチンと完結してほしい!と願っています
※公式HP(こちら)
なるほど~(笑)ウケましたよ
あのシーン、、というより
あのドラマの大森さんとくれば
佐藤健君が可愛そうで
思い出しちゃいます。
(感想は、、パスかなと思いますが)
このドラマは完全にw
綾野君目当てで観ます!
空飛ぶとは違った役どころですが
キャラに成りきってる感じで
ホントに色んな役をこなせるように
成長してるな~と。←長々とすいません
遅れましたが、、
去年はお気遣いなどありがとうございました!
冬クールはあまり惹かれる作品がなさそうなので
ご一緒出来るドラマがあるといいのですが。
またワイワイ楽しくいきたいですね
そうそう、健くんが可哀想でしたよね(涙)
我が家では当時、武市さんについては評判が悪く…(役柄についてですがw)。
けっこう濃厚な大河だったので、これに出てたキャストを他ドラマで観ると、今でも大河の役名が出てきてしまいます(^_^;)
私も、本作は綾野君目当てで観始めています(笑)
綾野君、色んなキャラクターを演じ分けていて、素晴らしいですよね♪
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
ご一緒できる作品があればいいのですが、私もブログには書かなくても観てるドラマも何本かあるので、ちょくちょくルルさんの所にお邪魔させていただきますね♪
ワイワイ、そして時にはツッコミも・・・な、楽しいドラマがあるといいですね