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日常と日記
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残酷なカーネーション

2023-05-15 | 日常

母にはバケツ入りのカーネーションの束を持って行ったのですが
運ぶ途中ひとつ首がぽろんと落ちちゃったので
細い首の瓶に入れてみました
かわいいねー
しばらく楽しませてくれそうです
カーネーションはあまり好きな花ではなかったのですが
最近のは本当に綺麗でかわいいのが増えていますね
花づくりの人が頑張ってくれてるのでしょう

カーネーションが苦手なのは
大大昔、私が子供だった頃
小学校では母の日が近づくと造花の胸に着けるカーネーションを
買わされていたのですね
赤い羽根の無理やり募金のときと同じで多分何か癒着していたのだと思われます

そしてね母の日が近くなると申し込みをさせられるのですが

「お母さんのいる子は赤いカーネーション、いない子は白いカーネーションを
申し込んでください」

だったのです

私も子供だったのでこの告知がどれだけ浅はかで残酷なものなのか
理解することもできず、「じゃー私は赤だ」と何にも考えず赤を申し込んでました。ひどいひどい告知です。今ならわかります

そして母の日が近づき造花のしょっぱいコサージを受け取ります
安全ピンで胸に着けるため手を動かしていると
「あーっ」という大きい男の子の声がして
「せんせー、××さん、おかーさんいないのに赤付けてますーー!!」
って叫ぶ声がしました
××さんは俯いて小さく身を縮めていました
「おまえおかーさんおらんやろー!!」
って何人かが責めるように叫んでます

しばらく騒ぎが大きくなって、どうなったか。

担任のそいつは××さんに
「××さん、新しいおかーさん来たんか」
って
からかうように言いやがったのです
××ちゃんのおうちはちょっと複雑でした
可愛い子でしたがいつもちょっと服の襟とかが汚れてた

忘れられないですね
当時はなんとなく気持ち悪くて悲しくてぼーっとしてた私ですが
今思い出すとはらわた煮えくりかえるくらい腹が立ちますし
××ちゃんの気持ちを思うと泣きそうになります
吐きそうにもなります
なんかもう辛くて嫌な気持ちで、けど子供だった私はなんでか親に訴えることはできなかったです。説明できなかったです。

大人の悪意は半世紀たった今でも消えません



嫌な奴らが多かったですよ。昔は。昔は良かったなんて嘘ですね
今よりひどかったかもしれないです
公然と差別や悪意がむき出しであったからね
日本は全体的に貧しく途上でルサンチマンであふれてましたよ
嫌な先生、今ならネットでやり返したりできる分ましかもって思う
隠蔽されてましたからね
嘘でも偽善でも
本人に何の罪もないことで差別されたり区別されたりするのは良くないです、と言える、言っていい時代になってよかったんですよ

ジャニーズのことなんかも今だから意見出したりできるんですよ
再発防止の名のもとに
酷い目に合ってきた子供たちを正義という名の悪意の俎上にあげるのだけは
やめてあげてほしいです
悪いのは大人です
やめさせられそうな? 社長のジュリー氏も当時は強いえげつないクソな大人に逆らえない子供だったってことを忘れてはならないと思います
母親や伯父さん、超権力者。身内とはいえ、いや身内だからこそ見て見ぬふりくらいしかできなかったのでは
怖いですよ、おっそろしかったと思いますよ
逆らえなかったと思います
知ってたかもしれませんよ。いや知ってたと思う。
けど逆らえますか?
だってその人たちのおかげでおまんま食えてるんやと言う洗脳くらいは受けてると思いますよ
今あの方は叩かれ放題ですが、真に叩かれるべきジジイとその姉メリーは死んじゃってますからね。
今頃マスコミは叩きやすい奴きたーーーって大喜びしてるんだと思うのです。
それも正直ちょっと卑怯ではないかと思います
今まで何しとったんよ
ずるいなあ


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