バーフバリ王の凱旋完全版
映画館で私たちを出迎えたのがこの看板
補助席もいっぱい出ていて大入り満員でした
超がいくつも付くくらい面白かった
話の大筋としては、まあハムレットですわ
くよくよ悩まず大願成就させるハムレットがバーフバリ
主人公のバーフバリ(父子二代記なので父も息子も)がかっこよくて素敵なのはまあ当たり前として
私はとにかくカタキ役(父にとっては義兄、息子にとっては伯父)敵ボスのバラーラデーヴァから目が離せませんでした
ものすごく歪んでいて狡猾で、ため息が出るくらい美男子で逞しくいい体で鬼のように強くて、
最後にはきちんと、ひたすらにかっこ悪く死んでくれるんですよ
ヒールとして完璧でした
どんだけイケメンかっつうと直リンで申し訳ないんですが
ここ
なんつうか、もう…
きぇえええと叫びます
これで悪役!!
前編を見たとき一番綺麗で一番エロいと思っていたバーフバリのお母さんデーヴァセーナ。
前編の息子編では鎖に繋がれた老婆
後編の父編ではまだ若く気高くとにかく美しい小国のお姫様
(別人ではなく同じ女優さんが演じてる。美の女神が恥じ入るくらい美しいという台詞がありますが大げさではありません)
パパのほうのバーフバリとの恋模様が楽しい、のはあたりまえです。若い美男美女。
そのヒロインを25年も王宮の庭で鎖に繋いでいた敵ボスバラーラデーヴァ。
ヒロインのダンナである弟を殺し、なのにその美しい嫁はただ鎖に繋ぐだけで自分のものにはしていない不思議な男です
25年経ってそのヒロインを息子のバーフバリが鎖から解き放ち救い出しました。
そしてそのいわゆる反乱軍と王宮の全面戦争みたいなのが始まるんだけど、敵ボスってば鎖につないでたデーヴァに固執して、ちぎられた鎖、足を繋いでた輪っかに口付けたりして悔やみとにかくもう最初から一直線に彼女を取り返しに行くんですよ
ばったばったと向かってくる兵士たちをなぎ倒しながらひたすらにデーヴァを探す
ヒロインはもう若くもないし、とてもみすぼらしい老けた女(って設定)なのにとにかく必死で取り返しに行くんです
そして見つけた!となったらまた鎖に繋いで自分の一人用戦車に乗せて一目散に王宮へ帰るわけです
これって勇者がすることじゃん。何してんのって感じ。素敵。
ならば少しは丁寧に扱ってろよ、と思うんだけどね
好きだったとしか思えない。すごく歪んだ愛です
暴力で支配する大国の王です。
欲しいと思えば国中の若くて美しい娘を手に入れることだって出来るはずなのに、デーヴァは弟に先を越された娘、だから固執したのか。
自分に逆らうし誰も恐れない強い娘だから固執したのか。
ドM心を満足させてもらえるからか?!
要するに、とても美しい声でさえずるカナリヤを手に入れて籠に入れて飼ってたのに
25年間一度も自分に向かってさえずってくれず、それどころか「いつかおまえを殺したるからな」って鳴くんですよ
腹は立つけどどうしても殺せない。
そして「おれを憎む気持ちがおまえを生きさせてるんだからね!」って思ってる
なんという悲しい男でしょう すげーヘンタイな愛です 死ぬときの台詞も最高にいかれてます
好き好き素敵です。
いろんないろんな意味でバーフバリ面白かった。もう一度前編から見直したいと思います
バラーラデーヴァはデーヴァセーナが好きだったんですよね、って監督に聞いた人がいたらしいです
そしたら監督「いや、バラーラデーヴァが好きなのはただ自分だけ」って答えたらしい
そう答えるしかないのかな。
私個人の考えでは、インドだからかなーってのがあります
インドは昔、夫が死んだら妻も死ななければならないとか同じ墓に生きたまま埋められないとならない、とかえげつない法律があったでしょ。
そして汚された女は最底辺の身分に落ちて蔑まれたりしました。
今は違うと信じたいけど…ニュースとか見る限りでは多少の偏見は残ってませんか?
今もカーストが残る世界ですからね。
エンディングのスタッフロールがイニシャルだらけなのは名前で出自や身分がわかってしまうから、らしいし
ハムレットのママみたく夫が死んだからってその兄弟(しかも夫殺人の犯人かもしれない)と結婚するなんて汚らわしさの極みという感覚ではないでしょうか
だからフィクションとはいえ英雄バーフバリの妻やママがカタキにあれこれされるなんて絶対描けないのではと
観客側にも根強く残ってる偏見で、ヒロインは身も心も穢れのない美しい女性でないと素直に同情できないし我慢もできないのではと思いました
まあそういうめんどくさいのはどうでもいい
ただひたすらに面白くスカッとする娯楽映画です
素晴らしい!!
昨日午前様でした
乗り換えの駅のホームで震えてしゃがんでる女の子がいて、彼らしき男が背中さすってて
「あ、酔っ払っちゃったか、しんどそう。これ終電だけど乗らないで大丈夫かな」
と気の毒に思いながらそのまま家に帰った
またちょっと大きい余震があったんですね。電車に乗っていてわかりませんでした
安心していてはいけませんね。出来る限り備えたいのですが。しんどいね。
映画館で私たちを出迎えたのがこの看板
補助席もいっぱい出ていて大入り満員でした
超がいくつも付くくらい面白かった
話の大筋としては、まあハムレットですわ
くよくよ悩まず大願成就させるハムレットがバーフバリ
主人公のバーフバリ(父子二代記なので父も息子も)がかっこよくて素敵なのはまあ当たり前として
私はとにかくカタキ役(父にとっては義兄、息子にとっては伯父)敵ボスのバラーラデーヴァから目が離せませんでした
ものすごく歪んでいて狡猾で、ため息が出るくらい美男子で逞しくいい体で鬼のように強くて、
最後にはきちんと、ひたすらにかっこ悪く死んでくれるんですよ
ヒールとして完璧でした
どんだけイケメンかっつうと直リンで申し訳ないんですが
ここ
なんつうか、もう…
きぇえええと叫びます
これで悪役!!
前編を見たとき一番綺麗で一番エロいと思っていたバーフバリのお母さんデーヴァセーナ。
前編の息子編では鎖に繋がれた老婆
後編の父編ではまだ若く気高くとにかく美しい小国のお姫様
(別人ではなく同じ女優さんが演じてる。美の女神が恥じ入るくらい美しいという台詞がありますが大げさではありません)
パパのほうのバーフバリとの恋模様が楽しい、のはあたりまえです。若い美男美女。
そのヒロインを25年も王宮の庭で鎖に繋いでいた敵ボスバラーラデーヴァ。
ヒロインのダンナである弟を殺し、なのにその美しい嫁はただ鎖に繋ぐだけで自分のものにはしていない不思議な男です
25年経ってそのヒロインを息子のバーフバリが鎖から解き放ち救い出しました。
そしてそのいわゆる反乱軍と王宮の全面戦争みたいなのが始まるんだけど、敵ボスってば鎖につないでたデーヴァに固執して、ちぎられた鎖、足を繋いでた輪っかに口付けたりして悔やみとにかくもう最初から一直線に彼女を取り返しに行くんですよ
ばったばったと向かってくる兵士たちをなぎ倒しながらひたすらにデーヴァを探す
ヒロインはもう若くもないし、とてもみすぼらしい老けた女(って設定)なのにとにかく必死で取り返しに行くんです
そして見つけた!となったらまた鎖に繋いで自分の一人用戦車に乗せて一目散に王宮へ帰るわけです
これって勇者がすることじゃん。何してんのって感じ。素敵。
ならば少しは丁寧に扱ってろよ、と思うんだけどね
好きだったとしか思えない。すごく歪んだ愛です
暴力で支配する大国の王です。
欲しいと思えば国中の若くて美しい娘を手に入れることだって出来るはずなのに、デーヴァは弟に先を越された娘、だから固執したのか。
自分に逆らうし誰も恐れない強い娘だから固執したのか。
ドM心を満足させてもらえるからか?!
要するに、とても美しい声でさえずるカナリヤを手に入れて籠に入れて飼ってたのに
25年間一度も自分に向かってさえずってくれず、それどころか「いつかおまえを殺したるからな」って鳴くんですよ
腹は立つけどどうしても殺せない。
そして「おれを憎む気持ちがおまえを生きさせてるんだからね!」って思ってる
なんという悲しい男でしょう すげーヘンタイな愛です 死ぬときの台詞も最高にいかれてます
好き好き素敵です。
いろんないろんな意味でバーフバリ面白かった。もう一度前編から見直したいと思います
バラーラデーヴァはデーヴァセーナが好きだったんですよね、って監督に聞いた人がいたらしいです
そしたら監督「いや、バラーラデーヴァが好きなのはただ自分だけ」って答えたらしい
そう答えるしかないのかな。
私個人の考えでは、インドだからかなーってのがあります
インドは昔、夫が死んだら妻も死ななければならないとか同じ墓に生きたまま埋められないとならない、とかえげつない法律があったでしょ。
そして汚された女は最底辺の身分に落ちて蔑まれたりしました。
今は違うと信じたいけど…ニュースとか見る限りでは多少の偏見は残ってませんか?
今もカーストが残る世界ですからね。
エンディングのスタッフロールがイニシャルだらけなのは名前で出自や身分がわかってしまうから、らしいし
ハムレットのママみたく夫が死んだからってその兄弟(しかも夫殺人の犯人かもしれない)と結婚するなんて汚らわしさの極みという感覚ではないでしょうか
だからフィクションとはいえ英雄バーフバリの妻やママがカタキにあれこれされるなんて絶対描けないのではと
観客側にも根強く残ってる偏見で、ヒロインは身も心も穢れのない美しい女性でないと素直に同情できないし我慢もできないのではと思いました
まあそういうめんどくさいのはどうでもいい
ただひたすらに面白くスカッとする娯楽映画です
素晴らしい!!
昨日午前様でした
乗り換えの駅のホームで震えてしゃがんでる女の子がいて、彼らしき男が背中さすってて
「あ、酔っ払っちゃったか、しんどそう。これ終電だけど乗らないで大丈夫かな」
と気の毒に思いながらそのまま家に帰った
またちょっと大きい余震があったんですね。電車に乗っていてわかりませんでした
安心していてはいけませんね。出来る限り備えたいのですが。しんどいね。