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日常と日記
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女探偵は無防備に犯人に対峙するなよな、っとに毎度毎度な

2021-08-25 | 読書

アンソニー・ホロヴィッツ
今のところ全部当たりってどういうことだろう
つっても五冊読んだだけだけど
「モリアーティ」買おうかな
実はホームズものの「絹の家」だけはちょっとだけ合わなかったものだから
あとジュブナイルもので荒木飛呂彦先生の絵が表紙の奴、手を出そうかどうか迷ってます。女王陛下の少年スパイ。



先日読んだ「カササギ殺人事件」はクリスティのオマージュなんだけど
今まで読んだミステリーの中で五本の指に入るくらい面白かった

上巻(ちょっと昔の田舎の村の殺人。これぞ本格で面白かった)と下巻(今のイギリスでの殺人。なんかテレビドラマチックだった)に趣向があって楽しい
下巻は上巻のお話を書いた作者にまつわる謎解きなんですよ
殺人事件を二つ楽しめた感じです。楽しい。


下巻のほう、正直上巻の方の話の謎解き部分が読みたくて読み進めたようなものですがこっちの謎解きもなかなかいけました。
つうかいかにも現代。ポリティカルコレクト殺人事件って感じ

ただひとつだけ。
女が探偵だと犯人に「あなたが犯人なのね!!」と無策無防備に会いに行って返り討ちに合うってパターンがとても多い
そして必ずマッチョな男が絶体絶命の時に助けに入るんだわ
このパターン来たとたん「またかよ」ってちょっとがっかりするんですよね

ハーレクインかーーー

ここ数回続いていたので犯人探偵被害者加害者復讐者全部しょい込む狂った強い女、ゴーンガールみたいなのをたまーにがつんと読みたくなります

とはいえカササギ殺人事件めちゃくちゃ面白かった
この話で綺麗に終わってたと思いきや、九月になんとシリーズ続編みたいなのが翻訳されるみたいです
ヨルガオ殺人事件
また上下巻でたっぷりみたいです
あーー楽しみ!!
もちろん買う
あと創元社でのホロヴィッツの翻訳の山田蘭さんという方が凄く!!いい!!
読みやすいし会話部分にも丁寧に気を使ってて情景描くのも巧くてすごく好きです
海外ミステリはとにもかくにも翻訳者が合うかどうかが一番私には大事なのです。