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日常と日記
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コーラスライン

2018-09-01 | 芝居
見てきた。

いろいろと演出が以前観たのと違ってて面白かった。

私は「ナッシング」を歌うディアナ・モラレスが一番ひいきというか
私と怒り悲しみ悔しさ侮蔑などの感情が近いなと思って好きなんだけど
今回のキャスト抜群に歌が上手くて美人だったわ
ナッシングを空っぽとしか訳さないのはどうかと思う。字幕ね。
ちゃんと学校でのいじめのシーンではナッシングを「不感症」と訳すべき

ポールはやっぱり語りだけでおいおい泣かせてくれたわ



しょっちゅうこの立て看板のそばで同じポーズする観客が来て写真撮るので、誰もいないときにあせって撮ったらこの始末

演出家のザックはいわゆる「俺様」野郎で、映画版でもあんまり好きじゃなかったし、元妻のキャシーも、若い人たちのコーラスラインの席取らないでよと思ったし、キャシーのソロダンス長すぎね? って思ってたし今回も思ったんだけど




以下またクラシカロイド話


ザックがさ、ベトに似てるなー…と思った途端、んじゃキャシーはシュー君じゃん!! 髪型もそっくりじゃん!!って思ったが最後、

ザックが自分の芸術に夢中で自分をまったく見てくれてないことに気付いて、それに彼の高みを目指す野心の邪魔になるのもいやだと
キャシーは彼から離れて別の道を歩き出すのね。
全米のドラマの主婦役で人気出て、長いこと成功していたんだけど、行き詰って帰ってきて
「仕事が欲しい。オーデション受けさせて」って頼んだら「お金なら上げるから」って言われて
「そうじゃなくて、よりを戻したいんじゃなくて、あなたの演出する舞台に一から端役で出たいの。踊りたいの。踊りたいのよ。あなたの才能を一番尊敬してるのは私、素晴らしいと思ってるのも私。だから耐えられなかったの、一緒にいることに」
「君は脇役じゃないんだ、才能があるんだ。なぜわからない。君はこんな奴らみたいになりたいのか」
「彼らは素晴らしいわ 私には彼らがわかるわ」
ってぐしゃぐしゃもめるところとか
オーデションの真っ最中なのにいきなり私情はさんで
「なぜ俺から逃げたんだ。この俺から。愛してくれてると思ってた」
とかなじってね。あーーー
もー可愛い男だわーー「俺様」めーーーーと思ってしまったよ

ぞっくぞくしたわー

以前は「どーーーでもええわおまえらの痴話げんかなんか」って思って、もっと他のキャストのいろいろ知りたいわーって思ってたのに
恐ろしき当てはめ遊び

でも実際映画版のザック(マイケルダグラス)ベトに似てますのよマジで。ステキ。
幼稚なゲージツ男、嫌い、と思ってたのに、今DVD見直したりしてる
可愛い。素敵。ザック最高

おおばか!!
多分ベトシュの原稿書いてるせいね。
今回は歯がきしむくらいのあまあまにしたいです。


もちろん終演後はお酒。