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Making a good sound living

ブログ♪ファミローザ・ハーモニーより最新情報をお届けします♪

愛・祈り・感謝~CD 発売中!

2008-03-20 | エミコ

 
 ファミローザ・ハーモニーの集大成、渾身の一枚である『愛・祈り・感謝、大好評発売中です!シスタールシアが亡くなるまでいらっしゃった教会で、ただただ愛、祈り、感謝を込めて音楽を奏でたい……という純粋な想いからスタートしたものが、こうやって形になった。形になったという事は、それを聴いてくださった方達とその心を共有できるという、表現者にとっては、これ以上の幸せはない……そんな心境です。だから、是非聴いてください!私達の音楽浴が少しでも、あなたの心を温かく包めますように……
このアルバムは、通信販売のみの限定販売です。ご希望の方は、こちらからどうぞ!!!

結局のところ…

2008-03-14 | エミコ
 何をしていても、それは根源から流れているものだから、
  結局は全て一つになっていくのだと思う。
 
 その根源を大切に生きているから、どうしても不器用になってしまう。

 そんな頑なにならなくても…って呆れる人もいるだろう。
 何をそんなにこだわるんだと、バカにする人もいるだろう。
  
 でも、そうしか生きられない。そう生きていたいのだと思う。

《Photo “ポルトガル・ファロの夕暮れ”》

私が春を感じている今この時に…

2008-03-02 | エミコ
 アフガニスタンは記録的な大寒波のせいで先月25日の時点で1100人以上が死亡、凍傷で手足の切断を余儀なくされる人もいるとの事。500戸以上の家屋が積雪で倒壊し、4万戸以上が破損。約20万頭以上の家畜が死に食料品は高騰、食事や薬を与えられないため子供を売った親もいるそう。お金が無くて体をくるんであげる布を買えなかったために生後6ヶ月の子供を亡くす母親。手足のあかぎれの痛みに泣き叫ぶ子供たち。救助物資が周辺各国から到着はしているが、積雪による道路寸断、物資不足で分配は難航……。この記事を目にしてから、この事が脳裏に焼き付いてしまって事あるごとに浮かんでくる。そんな場所では、きっと音楽なんて何の助けにもならない。空腹が満たされる訳でもない。寒さが和らぐ訳でもない。自分が、いかにぬくぬくとしているか…身につまされる。何も出来ない自分、そう思いながらも自分がもしも、そんな中にいたら…という恐怖感を抱き情けなくなる。おごってはいけないのだ。私が幸せを感じている時、どうしようもない苦しみや悲しみに耐えている人がいる。忘れてはいけないのだ、自分がこんなにもちっぽけな人間であることを…。

去る者、残ったモノ

2008-02-19 | エミコ
  
フランシスコさんと母を乗せた飛行機、行ってらっしゃ~い!        

 「行っちゃったね~…」と子供たち


 12月の高輪プリンスでのクリスマスコンサートとCD制作を手伝ってもらうためにポルトガルから来てくれていたフランシスコさんが先週、帰国しました。今回のCDはシスター・ルシアの3回目の命日、2月13日に発売したくて、そしてそのCDを録音させて下さったルシアさんのいらっしゃった教会に届けに行きたくて、火事場の馬鹿力とも言える勢いで頑張って完成させました。そんな訳で、そのCDを持って、母もフランシスコさんの帰国に合わせて、ポルトガルへ。なので、皆で送りに行きました。空港へ行くと、行く為の準備は本当に面倒くさいのだけれど、何だかやっぱり、♪行ってみたいな、よその国~……っていう衝動に駆られます。
 さてさて、今回フランシスコさんが日本に来たのは2回目。初めて来た時に、可哀相だなあと思ったのが、好みのコーヒーとパンが無かった事。ポルトガルでは一般的にビカというエスプレッソタイプのコーヒーがあって、フランシスコさんはそれを飲むためにカフェに何度でも出かけて行きます。お酒を飲んでもビカを飲めば、目がバッチリ!運転もできる!ってな感じで。そしてパン。パンはポルトガルの誇りだと言われているほどで、私達もツアー中に堅くて、噛みごたえのある、でもおいし~いパンを何度も食べて、帰国してから探したけれど、同じようなタイプのパンはそうそうあるものではありません。で、今回はこちらで来て欲しい~!と哀願して来てもらったという経緯もある事だし…と考え、エスプレッソメーカーとパン焼き器を購入。パン焼き器には、私がすっかりハマってしまって、今ではパンは作って食べる!という日々になってしまいました。粉を変えたり、色々な具を入れて試してみたり…試行錯誤中。でも、どれも美味しい!きちんと、手でこねる事から作り始める人からすると、機械まかせなんて…なんて言われてしまいそうだけど、それだって、かなり美味しいし、機械の小窓から覗いてみると、自ら回りながらこねこねしていくれる機械がとても愛おしく見えちゃったりして…。フランシスコさんの為に買ったパン焼き器だけど大活躍中!


今日は、ホットチョコレートの顆粒とくるみを入れてみた!

ひとりごと

2008-02-03 | エミコ
         “子供たちが無心で作った雪だるま”


 なつかしい音楽に思わず手を止めてしまう。
  全てが永遠に続いていくかの様に 錯覚していた子供の頃の自分……
   好きな想いが膨らみすぎて息苦しかった、あの夜……
    
 早く早く大人になりたい、自由になりたいと思っていた
   少し窮屈だったあの頃の感覚が
    懐かしい音楽で いっきに よみがえってくる。

 寂しい訳じゃない。
 戻りたい訳じゃない。
 
 でも もうあの時には戻れないんだと思い せつなくて 心が一瞬きゅんとする。
 
 そんなことを思うような年齢になったんだあ~ 
  少しおかしくなって 口元がゆるんだりして。

大満足!

2008-01-26 | エミコ
 やっとやっとCDの印刷の部分すべてを印刷屋さんに出しました!大変だったけれど、大満足
年明け早々、皆で顔をつきあわせてジャケットとライナーノーツのイメージを話し合って固めました。そしてマスタリング。夫はジャケットのイメージを更に固めるためもあって同行。そして最後に通して聞き終わった後から「決めたイメージで良いと思う?なんか、違う気がするんだよなあ…」時間もないのにオイオイ…でも作り手に想いを託している以上、その“なんか”を追求してもらうしかないし~。その結果、当初の予定よりもしなければならない事を自身で増やしてしまった夫でありましたが、結果的には立派にやり遂げてくれて、本当にありがとう!お疲れ様!に尽きます。
 私がポルトガル・コンサートツアーで撮ってきた2000枚近い写真が思いがけず大活躍!自分のパソコンのデスクトップピクチャにしたいと思って撮った何気ない風景、夫と子供達に見せたいと思って撮った、これぞポルトガル!って感じのショットから選りすぐって数ページにわたり、私にしか分からない法則に乗っ取ってコラージュしました。歌詞の背景、CDケースにもっ加工して使っています。
 色々なものが私が小さい頃から物凄い勢いで進化しているけれど、中でもカメラの進化は私にすごい影響をもたらしたと感じてます。現像しなくても撮れ具合が分かるから、露出や絞りを調整して同じ景色を色々な具合に撮れる。何より、現像代を気にせずに済むから失敗を恐れずに幾らでもシャッターを切れる。それが今回、こんな形で役に立って本当に嬉しい!そして思ってしまった…過去、ドイツとローマでコンサートツアーをしてきた時、もっとさかのぼってニューヨークへ行った時…その時にデジカメがあったら沢山沢山、遊びの写真が撮れてどんなに楽しかった事か…。今は、写真を撮るためにドイツ、ローマ、ニューヨークへ行き直したいとさえ思っちゃってます。
思い返してみると、私は学生時代「OLIVE」という雑誌が大好きだった。何が好きって、あのちょっとフィルターのかかった優しくて、まろやかで、センスの良い写真たち…それが散りばめられていて、文章や情報よりも写真を見るのが好きだった。いつもどこかで、あんな写真をイメージしつつシャッターを切っている気がするのだけれど、やはりそこは素人なので、そう簡単にはいかない訳で…

“我が家の末っ子、恵音2才。例えば、こんな子供の写真もセンス良く撮りたい!と日々、思っているのだけれど…

話がそれてしまいましたが、そんな訳で後はCDの出来上がりを待つばかり!
 

頑張ってま~す!

2008-01-17 | エミコ
そりゃあ、もう頑張ってます。引き続きのCD制作。今週末が勝負!ってところ。音以外の部分の方が、今となっては、はるかに面倒で大変な気がしてます…。曲解説もやればやるほど、トリビアの泉状態で、これも伝えたい!これも、これも…といっても見やすさの点でも、デザインの上でも文字数に限界がある訳で…
 今回、アルバムに入れる曲数、25曲。作曲家も多岐にわたっています。それが、曲解説をやっていくうちに、微妙にリンクしている人もいて面白い。私たちファミローザ・ハーモニーの1枚目のアルバムは女性作曲家の作品ばかりを集めたものでした。今回も、女性作曲家の作品の発掘と再現は、私たちのライフワークである事だし、何より素晴らしい作品を皆さんに聴いて欲しい!という想いと、アルバムのコンセプトとが一致した部分で選んだ女性作曲家の作品は何曲も入っています。その代表格とも言えるフランスのピアニスト、作曲家であるセシル・シャミナードとアメリカのピアニスト、作曲家であるエイミー・ビーチ。この二人は文通をしていました。そして、リストとショパン。ショパンとジョルジュ・サンドとのロマンスは余りにも有名ですが、このサンドをショパンに紹介したのはリストだった!…などなど…。学術上、真面目に難しく書いてあるような音楽解説、作曲家自身についても、そこは同じ人間!実はもっと人間くさくて、親近感のわくエピソードはたくさん、たくさん、あると思うのです。ほんの少しでも、そんな親近感のわく曲解説を…なんて所にも、努力しています!
でも、音楽的には『言葉はいらない!』と思っていただけるようなアルバムだと自分でも思っています。もう少し…頑張ります!待っていて下さいね!

マスタリングの一日!

2008-01-11 | エミコ

前回のブログでも書いたように、ポルトガルでの録音は、“この教会で、どうしてもしたい!”という気持ちから始まり、本来ならば不可能であろう厳重な教会であったにもかかわらず、フランシスコ・ファミリーのお陰で奇跡的に実現し…録音した結果…これまた予想をはるかに超えて美しい響き… そんな深い思い入れがあるだけに、できる限り自分たちでCDにしようということになり。年明け早々から、家族経営の町工場のような雰囲気。でも、やってみてビックリです。やればやっていくほど、著作権の問題やら、ジャンコード、ISRC番号やら…「何ですか、それは?」というような事が続出。でも、それもインターネットという文明の利器で、どういうものか?だけは調べられるのだから、その点は本当に便利な有り難い世の中です。…とはいえ、専門的な事は勿論、プロにお任せしなければ…ということで、前回のCDを作る際にも、その他いろいろな面で長きにわたってお世話になっているソニーでマスタリングだけはして頂く事になり、赤阪のソニーのスタジオへ。
        
   
左;今日のマスタリング・スタジオ-No.5!    右;さすがスタジオ内はソニー製品でいっぱい。スピーカーの上に器用にマイクが乗っている?…と思いきや、上に付いているものもスピーカー…

朝10時からみっちり、夜11時過ぎまで皆で頑張りました。当たり前だけれど、家のステレオで聴くのとは訳が違い、結局これで良いと決めて行った曲もスタジオで聴き直し、まるっきり違って聞こえて、選び直さざる得ない事にもなりました。でも、お
陰で本当により良いものになっていくことを実感!皆の意見を取り入れながらも、主にジャケット、ライナーノートのデザインをしてもらう夫、フランシスコさんにも一緒にいてもらって…。

      
左;この右に出る音の波形が私にはガッチャマンの総裁Xに見える…   右;マスタリング完成!手前に大切なマスター盤が…

 でも、本当に時間がない!これで満足のいく音源が出来上がったら、次はこれまた大切なデザインと、曲解説やプロフィール等の文作り。まだまだ家族経営の町工場状態は続く…。

今年の涙

2007-12-31 | エミコ
 大晦日の夕方、何気なく新聞のテレビ欄を見たら「華麗なる一族」…しかも最終回…で、思い出した。これ見て、寝られないほど大泣きしたなあ~と。もともと涙腺はゆるい方だけれど、頭が痛くなるほど泣ける事はそうある事じゃない訳で…でも、この「華麗なる一族」の最終回はそれくらい泣いて、しかも数日間ひきずった。それから映画「ラストサムライ」…これも気にはなっていたけれど見そびれていて、何気な~く見始めた途端、引き込まれてしまって、最初の方から泣きながら見続け、終わった頃には凄い頭痛。ドラマ「ハゲタカ」も。それから映画「椿山課長の七日間」も笑って見てたのに、終わりの方で号泣。それからNHKでやっていたDREAMS COME TRUEが4年に一度行っているドリカム・ワンダーランドのドキュメント番組。私は特にドリカムのファンって言うわけではないけれど、ちょうどポルトガルにコンサートツアーに行っている時に吉田美和の旦那さんが亡くなったんだってと、夫から電話で聞いた。33才の若さで病気で。ファイナル公演の3日後に亡くなったと知った。病気で危うい愛する人のことを思いながらコンサートツアー…という部分が気になって、そのドキュメントを見た。当たり前だけれど、一切、夫のことには触れず、ただ、いつもよりも涙もろい感じの吉田美和が頑張っていて、それをパートナーの中村正人がただただ無言で支えてる…これまた号泣せずには見られない番組だった。
 そして初めて今年は人前で号泣してしまった。ポルトガル・コンサートツアーの10回目の最後の公演、最後の曲を弾いた後に聴衆の方々がスタンディングオベーションをして下さったのを見て(それまでのコンサートでも何度もあったのに、最後の公演という事できちゃったのかなあ…??)お恥ずかしい事に公衆の面前で大泣きしてしまった。
 他にも他にも、うれし涙、悔し涙、哀しい涙も流したけれど、結局の所、私の涙はどれも幸せなもの。本当に打ちひしがれて立ち上がれない…なんてものはないし、戦争で愛する人を失ったり、天災で故郷を追われたり…そんなものに比べたら、甘いものな訳で…。だから、今年も本当に幸せな1年でした。これに尽きます。皆さん、本当にありがとう。来年、一人でも多くの人が幸せを感じられる一年でありますように…

ひとりごと

2007-12-21 | エミコ
愛する者は、強みであり、弱みでもある。
強力な武器を手に入れたようなものだけど、それを失ったときのことを思うと、どうしようもなく臆病になる。

 最近、ひとりなのに両親、みたいな存在の人ができた。私は今、その人がいなくなることが何よりも怖い。そうそう簡単に会える人ではないので、健康であること、事故なんかに遭わないことことを祈っていることしかできないから、なおさら怖い。そして、地球上の原則から言えば、私よりもだいぶ年上だから、先にいなくなるであろうと思う。会える機会が出来て、会うまでは楽しみで、でも会ってしまうと次は又しばらくお別れなのだ、その間に何事もありませんように…とか思っちゃって、寂しい気持ちになる。一緒にいる時間を大切にすればいい。そういう存在がいるということだけでも幸せだ。そんなことは分かっている。頭では分かっている。でも、分かっていることと心が感じていることは別ものだ。
子供の頃は、時間が永遠に続いていくように思えた。大人になってしまって、いちばん哀しいことは先を予測できてしまうことだ。考えなくても良いのに先を思ってしまって、不安になったり哀しくなったり。
その瞬間を楽しめばいいのに。頭ではそう思う。でも、頭で思うことと、心で感じることは別ものなのだ。