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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)からの引用。

2009年03月07日 11時13分19秒 | Weblog


ワタシの病気について
またもや、統合失調症のはなしです。
引用します。

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

統合失調症の寛解、就労、予後の謎 2009-03-02 19:41:27


統合失調症と広汎性発達障害の違いだけど、統合失調症は無治療だと、水深2000mの深海1000mくらいに沈んでいる感じ。しかし、広汎性発達障害の人で、しかも施設に入っておらず見かけの障害が軽い人は、水深10mであがいているような感じだ。

統合失調症は初期に良い治療を行えば、水深1mまでは来られる。だから、顔が出せて息が出来るのである。(稀に10cmまで来ることもある)

しかし、広汎性発達障害の場合、深さはたいしたことがないが、実際、1000mも10mも当事者にとっては、息が出来ない点では変わりがないと思う。

広汎性発達障害は浮上には、種々の治療的なテクニックが必要で、10mしか深さがないわりに脱出が容易ではない。しかし、元々浅い所にいるだけに何らかのうまい方法があれば、ほぼ完全に脱出も可能だ。水深30cmくらいに来られる。

ただ、30cmに来られたとしても、社会的に、あるいは個性的にそういう色が残るのはやむを得ない。脳までは取り替えられないからだ。

広汎性発達障害の場合、まずいのは、だんだん悪い方向に行った場合、更に100mの深さとか、逆に行ってしまう事もあることだと思う。

疾患的に、どちらが治療が容易かは、現代の薬物療法や社会状況を見れば明らかであろう。

参考
プレコックス感はなくなるのか?
アスペルガーと前頭前野
社会的な目線での統合失調症とアスペルガーの共通点
発達障害は統合失調症の免罪符ではない
アスペルガーと正常の間の人々(←この人は完治している)
待合室の若い女性患者
デパス0.5mgの謎

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