5月21日(土)に兵庫県芦屋市を会場に知的障害者のスポーツ大会、第14回ひょうご・ゆうあいスポーツ大会が開かれました。
メイン会場となった芦屋市総合公園・陸上競技場では21日午前10時から、兵庫県知事、山中健芦屋市長らを来賓に開会式が開かれました。
この季節、入梅の直前で天候が不安定。
雨天なら中止となり、順延もないので、雨が心配でしたが、とてもよいお天気になりました。
開会式で兵庫国体のマスコット、はばタンと踊るブラスバンド部員
開会式の後開かれた陸上競技には13種目に約千人の選手が出場しました。
新聞などの報道で陸上王国・兵庫と形容されるこのごろですが、障害者陸上でもトップになる選手の競技レベルは高いです。
障害を持つ人ではないのでは?と思われる選手もおられ、上位に入賞する選手は普段からトレーニングをよく積んで出場されるようです。
陸上競技は、芦屋市陸上競技協会が競技運営を担当しました。
他の競技会が重なったり、土曜日にも仕事があったりで参加できる審判が少ないため、近隣陸協からも応援に来ていただきました。
この日、中学陸上競技部員は兵庫県中学陸上、地区別記録会に出場したため補助員には市内中学校野球部員が勤めました。
日ごろの訓練の成果でしょうか礼儀正しく、要領もよかったです。
トンボを使った砂場の整備などは野球部員の方が要領がよいのでは?などと思ったりしました。
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障害者スポーツ大会の運営は始めて。
障害者スポーツの運営を見学をしたこともないので、「大会運営に慣れていないため要領がわからず混乱が起こるのでは」と心配でしたが、競技進行がストップするとか、スタートを何回もやり直す、再レースを行うなどの混乱は全く起こりませんでした。
普段の陸上競技大会と同じように競技は進行していきました。
短距離種目でスタートをやり直したのは2回ほど。
その内1回は決審判のポカミスで起きたことであり、運営上の不手際ですね。
1500mでも2回ほどスタートをやり直しました。
これはスターターが撃ったピストルが不発で音が出なかったため。
・・・選手のみなさんにはご迷惑をおかけしました。
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スタート用のピストル(昔は本物のピストルを使っていたようですが、今では危ないので使いません)が不発だったのは、どうも整備不良だったようです。
この日使ったのはゆうあいスポーツ大会で準備されたものでしたが、競技会の間隔が空きすぎて、内部に錆が出て動きが悪くなっているのかもしれません。
また、スタート用の紙雷管(紙火薬)が競技途中に突然、発火してスターターが軽いやけどを負いました。
紙雷管は数十発ずつ長方形の紙の台紙にまとめてありますが、発火したその雷管は一つずつ紙から取り外してミルク缶大の金属製の缶に入れてありました。
スターターが缶から雷管を取り出すため、缶の中に指を入れた瞬間に数十発の雷管が一度に発火したようです。
この日は気温が高く、空気も乾燥していました。
金属製の缶の中の気温が上がり、湿度も下がっていたので、指を入れて雷管を取り出す時に発生したわずかな摩擦熱で発火したものと思われます。
紙雷管一枚の火薬量はマッチ棒の薬品の3分の一ぐらい。
極めて少量ですが、火薬としてはけっこう強力ですので取り扱いには十分な注意が要りますね。
「紙製の箱に入れたまま冷暗所に保管する」、「使用する時には台紙から一枚ずつ取り外す」のが取り扱いの基本でしょうか。
スタート用の紙雷管の扱い方については、陸上を始める頃(それはたいてい中学生の頃ですが)、危険物として学びます。
使うときには「箱から台紙を取り出し、一枚ずつ取り外して使う」、「取り外したら、残りはすぐに箱に入れてふたを閉めておく」などと学んだ覚えがあります。
陸上の練習中に、まだ紙雷管の扱いに慣れていない1年生などが手に持っている時には、けっこう気になったものです。
これは余談ですが、スタート用の紙雷管を2枚重ねて同時に爆発させて空気銃の弾を飛ばす装置では、スズメなどの小鳥ぐらいなら打ち落とせるだけの威力があります。
紙雷管を扱う時には、「危ないものを扱っている」という感覚が必要ですね。
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この日、S.Yamaneは走幅跳、監察、スターター、周回記録を担当しました。
市内で競技会が開かれる時には、S.Yamaneは「無任所」のことが多く、審判の部署が前もって定まっていることは少ないです。
フリーにしておいて手薄な所をやらせる魂胆でしょうかね?
便利屋さんかフリーターだ!
・・・スターターが火傷を負ったので、治療している間スターターを勤めました。
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この大会の印象は?
「すばらしい大会だった」です。
第一に競技する人が一生懸命で、レベルもすばらしかった。
第二にすばらしい競技日よりでした。
第三に競技運営が・・・、初めての場所の割りにはまずまずでした、かな?
「障害を持つ人のほうがそうでない人よりもスポーツへの欲求が大きいこともある」ということは知ってはいましたが、これまで障害者スポーツにかかわりを持つ機会はありませんでした。
これを機会に障害者スポーツというものを正面から受けてみたい、と思っています。
ま、来年は全国大会が兵庫県で開かれますので、その時にはまたお会いしましょう。
メイン会場となった芦屋市総合公園・陸上競技場では21日午前10時から、兵庫県知事、山中健芦屋市長らを来賓に開会式が開かれました。
この季節、入梅の直前で天候が不安定。
雨天なら中止となり、順延もないので、雨が心配でしたが、とてもよいお天気になりました。
開会式で兵庫国体のマスコット、はばタンと踊るブラスバンド部員
開会式の後開かれた陸上競技には13種目に約千人の選手が出場しました。
新聞などの報道で陸上王国・兵庫と形容されるこのごろですが、障害者陸上でもトップになる選手の競技レベルは高いです。
障害を持つ人ではないのでは?と思われる選手もおられ、上位に入賞する選手は普段からトレーニングをよく積んで出場されるようです。
陸上競技は、芦屋市陸上競技協会が競技運営を担当しました。
他の競技会が重なったり、土曜日にも仕事があったりで参加できる審判が少ないため、近隣陸協からも応援に来ていただきました。
この日、中学陸上競技部員は兵庫県中学陸上、地区別記録会に出場したため補助員には市内中学校野球部員が勤めました。
日ごろの訓練の成果でしょうか礼儀正しく、要領もよかったです。
トンボを使った砂場の整備などは野球部員の方が要領がよいのでは?などと思ったりしました。
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障害者スポーツ大会の運営は始めて。
障害者スポーツの運営を見学をしたこともないので、「大会運営に慣れていないため要領がわからず混乱が起こるのでは」と心配でしたが、競技進行がストップするとか、スタートを何回もやり直す、再レースを行うなどの混乱は全く起こりませんでした。
普段の陸上競技大会と同じように競技は進行していきました。
短距離種目でスタートをやり直したのは2回ほど。
その内1回は決審判のポカミスで起きたことであり、運営上の不手際ですね。
1500mでも2回ほどスタートをやり直しました。
これはスターターが撃ったピストルが不発で音が出なかったため。
・・・選手のみなさんにはご迷惑をおかけしました。
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スタート用のピストル(昔は本物のピストルを使っていたようですが、今では危ないので使いません)が不発だったのは、どうも整備不良だったようです。
この日使ったのはゆうあいスポーツ大会で準備されたものでしたが、競技会の間隔が空きすぎて、内部に錆が出て動きが悪くなっているのかもしれません。
また、スタート用の紙雷管(紙火薬)が競技途中に突然、発火してスターターが軽いやけどを負いました。
紙雷管は数十発ずつ長方形の紙の台紙にまとめてありますが、発火したその雷管は一つずつ紙から取り外してミルク缶大の金属製の缶に入れてありました。
スターターが缶から雷管を取り出すため、缶の中に指を入れた瞬間に数十発の雷管が一度に発火したようです。
この日は気温が高く、空気も乾燥していました。
金属製の缶の中の気温が上がり、湿度も下がっていたので、指を入れて雷管を取り出す時に発生したわずかな摩擦熱で発火したものと思われます。
紙雷管一枚の火薬量はマッチ棒の薬品の3分の一ぐらい。
極めて少量ですが、火薬としてはけっこう強力ですので取り扱いには十分な注意が要りますね。
「紙製の箱に入れたまま冷暗所に保管する」、「使用する時には台紙から一枚ずつ取り外す」のが取り扱いの基本でしょうか。
スタート用の紙雷管の扱い方については、陸上を始める頃(それはたいてい中学生の頃ですが)、危険物として学びます。
使うときには「箱から台紙を取り出し、一枚ずつ取り外して使う」、「取り外したら、残りはすぐに箱に入れてふたを閉めておく」などと学んだ覚えがあります。
陸上の練習中に、まだ紙雷管の扱いに慣れていない1年生などが手に持っている時には、けっこう気になったものです。
これは余談ですが、スタート用の紙雷管を2枚重ねて同時に爆発させて空気銃の弾を飛ばす装置では、スズメなどの小鳥ぐらいなら打ち落とせるだけの威力があります。
紙雷管を扱う時には、「危ないものを扱っている」という感覚が必要ですね。
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この日、S.Yamaneは走幅跳、監察、スターター、周回記録を担当しました。
市内で競技会が開かれる時には、S.Yamaneは「無任所」のことが多く、審判の部署が前もって定まっていることは少ないです。
フリーにしておいて手薄な所をやらせる魂胆でしょうかね?
便利屋さんかフリーターだ!
・・・スターターが火傷を負ったので、治療している間スターターを勤めました。
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この大会の印象は?
「すばらしい大会だった」です。
第一に競技する人が一生懸命で、レベルもすばらしかった。
第二にすばらしい競技日よりでした。
第三に競技運営が・・・、初めての場所の割りにはまずまずでした、かな?
「障害を持つ人のほうがそうでない人よりもスポーツへの欲求が大きいこともある」ということは知ってはいましたが、これまで障害者スポーツにかかわりを持つ機会はありませんでした。
これを機会に障害者スポーツというものを正面から受けてみたい、と思っています。
ま、来年は全国大会が兵庫県で開かれますので、その時にはまたお会いしましょう。