「灯台と海に続く坂道」
私の頭の中にある坂道がある
その坂道は海岸に伸びて
くねくねと海に迫り出すような
気持ちのよいカーブだ
灯台よりももっともっと
海に近くて向こうに行けば
もっともっと開けて
潮の香りに包まれてるだろう
灯台や山にへばり付いた建物
そして道を挟んで丸みのオブジェ
時間をくぐる空間の窓は
色鮮やかな作りをしている
私の未来は私の頭の中で
ちゃんともう時を刻んでいる
私の頭の中にある坂道がある
その坂道は海岸に伸びて
くねくねと海に迫り出すような
気持ちのよいカーブだ
灯台よりももっともっと
海に近くて向こうに行けば
もっともっと開けて
潮の香りに包まれてるだろう
灯台や山にへばり付いた建物
そして道を挟んで丸みのオブジェ
時間をくぐる空間の窓は
色鮮やかな作りをしている
私の未来は私の頭の中で
ちゃんともう時を刻んでいる
「苺」
苺はなぜ赤いのだろう
苺は白く始まり黄緑になって
赤くなり、やがて黒くなる
赤い苺が美味しいと思う
なぜ美味しい色として
あくまでも人の味覚の上だが
なぜ美味しい色として
赤を選んだのであろうか
あなたはそれを知っている
黒いより赤いほうが美味しいと
あなたは感じるからだ
だからいちごは赤を選んでくれてる
少なくとも、あなたに出会う苺は
赤を選ぶだろう。
苺はなぜ赤いのだろう
苺は白く始まり黄緑になって
赤くなり、やがて黒くなる
赤い苺が美味しいと思う
なぜ美味しい色として
あくまでも人の味覚の上だが
なぜ美味しい色として
赤を選んだのであろうか
あなたはそれを知っている
黒いより赤いほうが美味しいと
あなたは感じるからだ
だからいちごは赤を選んでくれてる
少なくとも、あなたに出会う苺は
赤を選ぶだろう。
「太陽の閃光と人魚」
その日の太陽は明るく輝き過ぎて
黄色の閃光になり
それを海に浴びせていた
そして海は青緑に照らし出されて
あまりの美しさに誘いだされた
紅い人魚は、ただじっとその時間を
ポカリ浮かんでいるしかなかった
横たわる人魚は黄色の太陽に
何を思っただろうか
何を感じただろうか
ただお互いの魂を共鳴させていたんだ
ただただそれが心地よい
私にはそれが心地よい。
その日の太陽は明るく輝き過ぎて
黄色の閃光になり
それを海に浴びせていた
そして海は青緑に照らし出されて
あまりの美しさに誘いだされた
紅い人魚は、ただじっとその時間を
ポカリ浮かんでいるしかなかった
横たわる人魚は黄色の太陽に
何を思っただろうか
何を感じただろうか
ただお互いの魂を共鳴させていたんだ
ただただそれが心地よい
私にはそれが心地よい。