上の ↑ 写真の通り、8085A-CPUが実際に手元に届いた。
先だって、どんな風に開発を進めて行くかを先に決めておきたい。
巷には、Z80の基板、Intel 8080 そして 今回 使おうとしている 8085-CPUを使った基板やシングルボード・コンピュータは腐るほどある。 溢れている。
あまりに古いので、最近はそろそろ見かけなくなってはきたが・・・ それでも単行本を探せば、枚挙に暇が無いほど。
そういった本の出来あがった回路を ただそのまま組み立てた所で、「動いて当たり前」だし、面白くも無い。 そして、それらの回路ではプログラムの動作の確認=ステップ実行など出来やせず、デバッグの事など まったく考えていない設計になっている。 つまり、開発者は プログラム作っては実行し、作っては実行し、という 非効率的な開発の仕方をしていて・・・ かつ、それで上手く動くようになったプログラムを そのまま真似して何も考えずに使って いるだけの 両極端に分かれてしまっている。 (開発する側←→使う側)
動いて当然の回路やプログラムでも、規模の大きい物を 全部一気に作ろうとして、まったく動かず挫折してしまう人もいることだろう。 当たり前と言えば、当たり前… 1つでも接続が間違っていれば、動くはずの無いものを 1つ1つ確認もせずに作っていては 一発で動く方が奇跡に近い!
長々と講釈を垂れてもしかたないので、これからの開発方針を発表する。
1)回路は けして一気に全部を組み立てるのでは無く、
最低限 必要な部分だけを先に配線・組み立てし、
1つ1つ動作を確認しながら進めるものとする。
2)1回の配線や組み立ては、1日で完了する範囲で行い、
毎日が何かしらの動作が見え、完成する方法で、
飽きることないよう進めて行く。
具体的には、
最初は、電源とリセット信号、クロック信号さえ 作ってつなげれば、
CPUは 何かしら動くはずであり、
その リセットやクロック信号すら、パソコンから手動?で作りだしてCPUに供給し、確実に動いていることを確認しながら進められるように回路を設計する・・・ といった、これまでに無い方法をとる事にする。
そのためには、現行のPCから TTL信号の出力(入力も)を制御できるように、そこから用意しないといけない。 面倒臭そうだが、作った回路がまったく動かず何処が悪いのか分からなくて途方に暮れるより、よほど良い。
何より 実際のCPUの動きをステップでゆっくり見る事が出来るのは、面白いと思う。
問題は、最近の軟弱なPCでは制御できるI/O信号のコネクタも無く、OSからも簡単にはI/Oの1つも触ることすらできない点だ。 プリンタ・ポートでも搭載していて、直接I/Oを制御できるPCとOSがあれば簡単なのだが… それらを ことごとく禁止されている昨今。 Windows98が懐かしい・・・
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