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侍JAPAN。

2008-11-23 23:50:36 | 日常
今更ですが、WBC代表チームの呼称が「SAMURAI JAPAN」にきまったそうで。
かなりこっ恥ずかしい気もしますが、「監督名+ジャパン」というのは何代目になってもしっくりこないので、これはこれでいいと思います。
なんつったって「サムライ」は世界に知られた日本語ですしね。こういう呼称は早く使ったもん勝ちだし。(サッカー日本代表のユニフォームが、サムライブルーだったような気もしますが(^_^;。国際試合には、野球より何十年も早くから取り組んでいるのに、何でサッカーは「サムライ」をキープしておかなかったんでしょうね?)

早いもん勝ち、といえば、「野球」ということばそのものがすでにそうだと思うのです。
だって、「野の球」ですもん。野原でボールを使って遊ぶ、というのなら、実は「サッカー」のほうがずっとイメージにあってると思うんですが。正岡子規さんが先に「野」の字を使われてしまったために、サッカーは「野球」になれず、「蹴球」になってしまいましたよね。
テニスの「庭球」もなかなか上手いと思うけど(原っぱではなく、ある程度整備された場所でボールを使う競技というイメージ、良家の子女のプレイするゲームにふさわしいですもんね)「ていきゅう」という響きがいかにも語呂が悪いし。
バレーの「排球」とか、バスケットの「籠球」とかいうのも、それはそうだけどさあとしかいいようがないし。
ハンドボールなんか「送球」ですし。動作じゃないですか(つд`)。

もし正岡子規さんがサッカーをお好きだったら、サッカーが「野球」だったことでしょうけど、野球はなんて呼ばれてたんでしょう。ベースボールだから、塁球?日本プロ塁球…。なんか、人気でそうな気がしないですね(^^;。

早くに日本に入ったこと、たくさんの人に愛されたこと、特に六大学みたいな日本の最高学府で熱心にプレーされたこと、などから、野球は他のスポーツに比べてものすごく優遇されてます。本当に過保護です。お給料も高いしファンも多いです。
でもいつまでもこのままではいられないことを、2004年に選手もファンも思い知ったと思っていたのですが。
赤字でも維持してくれる親会社に甘えていたら、縮小していく一方です。
少子化で、ファン人口だけでなく、競技人口も減っていくし。
これからはどんどん厳しくなると思うので、頑張ってほしいです。だから、パイを取り合うのではなく、広げる作業を。

まず来年のWBCで、結果はともかく、ファンを魅了するような試合をぜひ。と思うのですけど。そう簡単には、今回も、いかなそうですね。


ドラゴンズさんの辞退に関して「だって北京オリンピックでひどい目にあったから当然」という声が、主にドラゴンズさんファンからあがってるようですが。
たぶん、それは違うと思います。

だって2006年のWBCの前、2005年の今頃の時点ですでに「中日戦士全員辞退!」って、中日スポーツに書いてありましたもん。
そういう方針のチームのようです。はっきりしていていっそすがすがしいですね。

以下参考までに。

””WBC出ません 竜戦士決断  ペナント奪回が最優先

 来年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に、中日からの参加がゼロになる可能性が出てきた。15日までに6選手に出場要請が届いているが、うち5選手が固辞。理由はそれぞれだが、共通するのは『ペナントを優先したい』という思い。断腸の思いで“名誉欲”を断ち切ろうとしている。一方、日本代表の指揮を執るソフトバンクの王貞治監督(65)もこの日、「思うように進んでいないところもある」と最強軍団編成の難しさを口にした。 (後略) 2005年11月16日 中日スポーツ””

代表より自分のチームのほうが大事だとおっしゃる選手や球団関係者の皆さんのお気持ちはごもっともです。
しかし、代表より優先して守ろうとしてるその日本のプロ野球の基盤そのものがもう危うくなってきてます。その危機感は、12球団で共有すべきだと思うのです。
落合監督は「全員が出ると思ったら大間違い」と発言されたそうで、それは読売に対しておっしゃってるのか、それともNPBに対してなんでしょうか。気になります。

NPBにも問題は大有りです。
「WBCという大会に参加する戦略が見えない、小学生が運動会に出るようにただ出ただけ」
「代表の責任の所在が最後まで曖昧」
なまま前回大会を終え、現場の必死の頑張りと幸運のおかげであらが目立たず、最後の表彰式だけコミッショナーがでかい顔して記念撮影に参加してらした、あの構図は日本の政治と同じだったりするような(つд`)。

でもそれでも、「出たいやつだけ出たらいい」では、本当に「どこかで好き勝手にやってる大会」になってしまって、権威も何も積み上げられないのですよ(/_;)。そうさせないために最低限の”最強日本代表”の形はとらなければ。
そうすれば、いつかサッカーにおけるワールドカップのような、憧れの大会になる日がくるかもしれない、これがそうならなくても、他の大会を始めるきっかけになるかもしれない。明日ダメでもその次の日、次の日には。と、革命を目指す若者が歌っていたように。ってゆーとレミゼの話っぽいですが、『蜘蛛女のキス』の中の歌でした。懐かしい。

こないだドラフトで一位指名された、どこのチームだったか忘れちゃいましたが高校生の投手に、「チームのエースだけじゃなく、日本のエースになりたい」っていう言葉がありました。この発想は、以前はなかったと思うんですが。WBCと、惨敗はしたものの北京の印象は、若い選手やファンの意識を変えたみたいです。それを受け継いでいきたいです。

でもそれにしても、テレビも新聞もですが、選手選考難航中というニュースにいちいち王監督の映像やお写真をつけないでください(/_;)。全部王監督に責任があるみたいじゃないですかー。前回も任されっきりで、全員にご自分で連絡を取って出場を依頼されたというのに。今度はそんなことしなくていいと思ったのに。私がぶち切れそうです(ノ-”-)ノ~┻━┻

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