福岡シティ劇場にて、観劇してきました。
キャストは以下のとおりです。
ドナ・シェリダン 早水小夜子 ソフィ・シェリダン 谷内愛
ロージー 青山弥生 ターニャ 八重沢真美
サム・カーマイケル 荒川務 ハリー・ブライト 明戸信吾
ビル・オースティン 松浦勇治 スカイ 岡田亮輔
アリ 丸山れい リサ 片瀬さくら
エディ 川口雄二 ペッパー 鎌滝健太
劇団四季公式サイトの中の、予定キャスト発表スペース、
キャストボックスがなくなってしまったようですが、
劇場のホワイエにはいつものようにキャストボードがありました。
(しかし、確か以前は、劇場入り口、切符もぎり場のすぐ左側にも
キャストボードありませんでしたっけ?)
サム役が荒川さんなのを存じ上げなくって。
アルプで見た芝さん以外の印象がなかったので(すいません、
ずっと舞台見てませんでした)かなりびっくりしました。
じゃ芝さんはいまどこでなにをなさってるんでしょう?と思っても
キャストボックスがないとそれを確かめる方法がないんですね。
荒川さんの髪が黒い!と驚いてみたり。でもかわいい!と喜んでみたり。
松浦さんは確かユタで。明戸さんはもちろん「美女と野獣」のルフウで。
見慣れた方々ですが、明戸さんやっぱり運動神経抜群ですね。
青山さんがいらっしゃるとほっとしますし、
八重沢さんのバレリーナらしいプロポーションと美しいおみ足も
健在でしたし。
楽しい舞台ではありました。
ストーリー展開といいキャラクター設定といい、もうひとつの
ハッピーなミュージカル、「クレイジー・フォー・ユー」を思い出させますね。
ボビーのように、あいかわらず少年っぽい荒川さんが
舞台の上にいらしたからかもしれません。
だから、というわけではないのですが。やはり。
この場に保坂知寿さんがいてくださったら。
痛切にそれが思われて、残念で残念でなりませんでした。
いえ、早水さんの悪口じゃないんです…
早水小夜子さんがお悪いんじゃないんです。
キャスティングした四季が悪いんです。ってなおひどい?
ほかに特別重大な失点がないだけに、
その人がそこにいないことが大きすぎました。
この役はあまりにも、保坂さんの役でした。
しっかり顔を上げた芯の強さと、華奢な体から溢れる声と。
あのアルトのままソプラノ音域へ駆け上がる不思議な、
繊細で強靭な声がかもしだす、アンバランスな魅力。
間違いなくこの役は保坂さんの当たり役だったことでしょう。
でももうその人に会えない、そこにはいーなーいー…って
ほかの舞台で歌い続けた呟きをここでまでせねばならないとは。
キャストが変わったからって、お衣装変えるわけには
いかないでしょうけど、一幕の衣装は特に。
保坂さんなら少女らしさが際立ったでしょうが、早水さんは。
申し訳ないけど、「行列のできる法律相談所」の女性弁護士の方、
住田弁護士?あの方がドナを演じてらっしゃるようでした・・・・・。
この舞台はたぶんほんとうなら、もっとたくさんのひとを
惹きつけてやまない魅力ある舞台だったことでしょうに。
この千秋楽間近にきて、なおも招待客の方や、高校の演劇鑑賞会
みたいなお客さんが異様に多くて。
営業努力のなせるわざだろうと思いますけれど、だからこそ、
初回のインパクトはものすごく大事だと思うのです。
初めて観たその人の、魂をつかまなくては。
去年のことなんですけど。
高校生で下宿中の姪っ子が、久しぶりに帰ってきたとき、
(部活と模擬試験で忙しく、土日もなかなか休みになりません)
いきなりパソコンに向かって「劇団ショーマンシップ」という単語を
検索し始めました。
なにそれ?って聞いたら、「高校の鑑賞会で見に行ったの」
だそうでした。
福岡のローカル劇団のオリジナルのお芝居で、でもそれがもう
最高に面白かったそうで、観劇の翌日まで
学校中でその話でもちきりだったんだそうです。
ふざけ好きな男子が「カジモード、カジモード」ってその舞台の中の
歌を歌って走り回ってたり、(カジモドというからには「ノートルダムの
鐘」を題材にしてるんでしょうね)、先生までが授業で、いきなり
舞台の中の面白かったセリフをおっしゃってウケをとったり
してらしたそうで。
(…こうして書くと異様に幼稚な高校ではないですか?小学校
みたい…。でも私の母校でもあったりしてお恥ずかしい。)
劇団ショーマンシップの公式サイトで、その舞台の情報を見て、
役者さんたちのお顔なんかも確認して、姪っ子は喜んでおりました。
BBSも設置されていて、この舞台の感想もたくさん寄せられてましたが、
姪の高校だけでなく、巡演先のいろんな学校からも「すごく楽しかった」
というメッセージが入っていました。
姪っ子は小さいころから四季の舞台もたくさん見ていて、
(コンボイの「ペンギン座」とか「雲のゆくえ」とかも
連れて行きましたが。)ある程度舞台慣れしてはいるのですが、
「もう、すっごく面白かったんだから!」ってあんなに
熱弁をふるう姿を見たのは初めてでしたし。
たぶん舞台はほぼ初体験であろう同級生たちも含め、あんなに
喜ばせたり、家へ帰って検索までさせるエネルギーを、
今の四季のこの舞台は持っていただろうか、と思ったら、
切ない気持ちになりました。楽しくはあったんですけどね…。
(キャスト表を見ながら男女アンサンブルまで全部お名前を書いたのに
なぜか下書きが消えていてショックです。気力がわいたら
また書きます…。)
キャストは以下のとおりです。
ドナ・シェリダン 早水小夜子 ソフィ・シェリダン 谷内愛
ロージー 青山弥生 ターニャ 八重沢真美
サム・カーマイケル 荒川務 ハリー・ブライト 明戸信吾
ビル・オースティン 松浦勇治 スカイ 岡田亮輔
アリ 丸山れい リサ 片瀬さくら
エディ 川口雄二 ペッパー 鎌滝健太
劇団四季公式サイトの中の、予定キャスト発表スペース、
キャストボックスがなくなってしまったようですが、
劇場のホワイエにはいつものようにキャストボードがありました。
(しかし、確か以前は、劇場入り口、切符もぎり場のすぐ左側にも
キャストボードありませんでしたっけ?)
サム役が荒川さんなのを存じ上げなくって。
アルプで見た芝さん以外の印象がなかったので(すいません、
ずっと舞台見てませんでした)かなりびっくりしました。
じゃ芝さんはいまどこでなにをなさってるんでしょう?と思っても
キャストボックスがないとそれを確かめる方法がないんですね。
荒川さんの髪が黒い!と驚いてみたり。でもかわいい!と喜んでみたり。
松浦さんは確かユタで。明戸さんはもちろん「美女と野獣」のルフウで。
見慣れた方々ですが、明戸さんやっぱり運動神経抜群ですね。
青山さんがいらっしゃるとほっとしますし、
八重沢さんのバレリーナらしいプロポーションと美しいおみ足も
健在でしたし。
楽しい舞台ではありました。
ストーリー展開といいキャラクター設定といい、もうひとつの
ハッピーなミュージカル、「クレイジー・フォー・ユー」を思い出させますね。
ボビーのように、あいかわらず少年っぽい荒川さんが
舞台の上にいらしたからかもしれません。
だから、というわけではないのですが。やはり。
この場に保坂知寿さんがいてくださったら。
痛切にそれが思われて、残念で残念でなりませんでした。
いえ、早水さんの悪口じゃないんです…
早水小夜子さんがお悪いんじゃないんです。
キャスティングした四季が悪いんです。ってなおひどい?
ほかに特別重大な失点がないだけに、
その人がそこにいないことが大きすぎました。
この役はあまりにも、保坂さんの役でした。
しっかり顔を上げた芯の強さと、華奢な体から溢れる声と。
あのアルトのままソプラノ音域へ駆け上がる不思議な、
繊細で強靭な声がかもしだす、アンバランスな魅力。
間違いなくこの役は保坂さんの当たり役だったことでしょう。
でももうその人に会えない、そこにはいーなーいー…って
ほかの舞台で歌い続けた呟きをここでまでせねばならないとは。
キャストが変わったからって、お衣装変えるわけには
いかないでしょうけど、一幕の衣装は特に。
保坂さんなら少女らしさが際立ったでしょうが、早水さんは。
申し訳ないけど、「行列のできる法律相談所」の女性弁護士の方、
住田弁護士?あの方がドナを演じてらっしゃるようでした・・・・・。
この舞台はたぶんほんとうなら、もっとたくさんのひとを
惹きつけてやまない魅力ある舞台だったことでしょうに。
この千秋楽間近にきて、なおも招待客の方や、高校の演劇鑑賞会
みたいなお客さんが異様に多くて。
営業努力のなせるわざだろうと思いますけれど、だからこそ、
初回のインパクトはものすごく大事だと思うのです。
初めて観たその人の、魂をつかまなくては。
去年のことなんですけど。
高校生で下宿中の姪っ子が、久しぶりに帰ってきたとき、
(部活と模擬試験で忙しく、土日もなかなか休みになりません)
いきなりパソコンに向かって「劇団ショーマンシップ」という単語を
検索し始めました。
なにそれ?って聞いたら、「高校の鑑賞会で見に行ったの」
だそうでした。
福岡のローカル劇団のオリジナルのお芝居で、でもそれがもう
最高に面白かったそうで、観劇の翌日まで
学校中でその話でもちきりだったんだそうです。
ふざけ好きな男子が「カジモード、カジモード」ってその舞台の中の
歌を歌って走り回ってたり、(カジモドというからには「ノートルダムの
鐘」を題材にしてるんでしょうね)、先生までが授業で、いきなり
舞台の中の面白かったセリフをおっしゃってウケをとったり
してらしたそうで。
(…こうして書くと異様に幼稚な高校ではないですか?小学校
みたい…。でも私の母校でもあったりしてお恥ずかしい。)
劇団ショーマンシップの公式サイトで、その舞台の情報を見て、
役者さんたちのお顔なんかも確認して、姪っ子は喜んでおりました。
BBSも設置されていて、この舞台の感想もたくさん寄せられてましたが、
姪の高校だけでなく、巡演先のいろんな学校からも「すごく楽しかった」
というメッセージが入っていました。
姪っ子は小さいころから四季の舞台もたくさん見ていて、
(コンボイの「ペンギン座」とか「雲のゆくえ」とかも
連れて行きましたが。)ある程度舞台慣れしてはいるのですが、
「もう、すっごく面白かったんだから!」ってあんなに
熱弁をふるう姿を見たのは初めてでしたし。
たぶん舞台はほぼ初体験であろう同級生たちも含め、あんなに
喜ばせたり、家へ帰って検索までさせるエネルギーを、
今の四季のこの舞台は持っていただろうか、と思ったら、
切ない気持ちになりました。楽しくはあったんですけどね…。
(キャスト表を見ながら男女アンサンブルまで全部お名前を書いたのに
なぜか下書きが消えていてショックです。気力がわいたら
また書きます…。)