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ラテンアメリカ

2009年9月から3年間ラテンアメリカを旅した際のブログです。

Macapa

2010-12-19 19:34:08 | ブラジル、ギアナ、スリナム、ガイアナ

サンタレンから30時間、アマゾン川下りを終えサンタアナに到着しました、目的地のマカパはここからバスで30分程度です。

到着したのは深夜0時過ぎ、船の中で夜が明けるのを待ちマカパへと向かいました。

サンタアナの町は南半球ですが、マカパへ向かう際赤道を越え北半球へと入ります、8か月ぶりに我が半球へ戻ったよ。

 

さて5泊に及んだアマゾン川下り(船内3泊)、世界中を探してもこれ以上に「雄大な移動」はそうそうないと思いますよ。

ハンモックでぎゅうぎゅうの船内で過ごす、乗船前はすごく心配してたけどね、なんとかなるもんだ。

今回の船は前回の船よりも一回り大きく、割と快適に過ごせましたよ、食事も悪くなかった。

出港前から写真の9歳の女の子、シンティアが相当僕に興味を持ってくれ、到着まで良いようにもて遊ばれました。

 

今回1つ興味深かった出来事がありました、川を下っていると時々よくもまあという場所に点々と家があります。

眺めているとその家々から船を出し、何かを叫びながら近付いてきます、何をしてるんだろうと思っていると・・・。

乗客たちが食料を彼らに向かって投げていました、なるほどな。

 

アマゾン川下り、南米を一周してやろうという気合の入った旅行者でないと厳しいかと思いますが、その価値はあります。

夕食後、船の屋上でビールを飲みながら見るアマゾン川、なんとも言えない満足感を与えてくれますよ。

 

マカパの街ですが、とりあえず人種構成はマナウスに戻ります、白人系がぐっと減り黒人系がぐっと増えました。

街自体にとりわけ見所はなく、あくまで仏領ギアナへの中継地です。

一応川沿いにポルトガル人が造った要塞があります、大したことないけどね。

 

マカパから夜行で国境の町オイアポキへ、そしていよいよギアナ3国に突入します、緊張するね。

僕のイメージとしては、どこもベリーズと似たり寄ったりの国じゃないのかな。

 

para Macapa 1

para Macapa 2

para Macapa 3

para Macapa 4

para Macapa 5

Centro 1

Centro 2

Centro 3

Centro 4

Centro 5

Oiapoque

Hotel Brasil (30レアル・ツイン・ネット無・〇)

20レアルのシングルがなかった、まあ無難です。

 

From Paramaribo

Next Georgetown (Guyana)

 

スリナム、食のレベルが高いぞ。


Santarem

2010-12-17 20:52:10 | ブラジル、ギアナ、スリナム、ガイアナ

マナウスを出港してから約30時間後、川下りの中間地点となるサンタレンに到着しました。

僕は2日後の早朝に着くものだと思い込んでいましたが、翌日の19時過ぎにはサンタレンに、ホテル代を浮かす為に2泊したかったのにな。

 

ハンモックでの川下り、正直な感想は、「快適ではないが、不快ではない」、意外となんとかなるもんです。

ハンモックゾーンは見ての通りぎゅうぎゅう詰めですが、それ以外の部分はしっかりしてます。

トイレ・シャワーは幾つもあるし(割と清潔)、コンセントも、さらにウォータークーラーまで完備。

食事は7レアル、もちろん売店もありますよ、ちなみにビールは3レアル。

 

 船旅はひたすら同じ光景が続きます、動物を見れるわけでもないし、まあすることはないですよ。

屋上でぼぉ~と景色を眺めていたら2人の少年が声をかけてくれ、サンタレまで一緒に過ごしたり、過ごさなかったりしてました。

ハンモックの旅、1泊、2泊程度であれば大丈夫ですよ、これがベレンまでとなるとそれなりの覚悟が必要ですけどね。

 

ここサンタレンは外国人観光客がどっと来るような町ではないので、まあほのぼの、久しぶりにこういう場所に来ると落ち着けるね。

人種構成はメスチソがほとんど、マナウスに比べて随分と白人色が強くなりました、流域によって人種構成が変化していく様子を見るのも地理マニアとしては非常に興味深いです。

セントロから1時間程度、白い砂浜が広がるビーチがあります、コスタリカ以来約11カ月ぶりに泳ぎました。

川でありながらこれだけの砂浜を造り上げる辺りはさすがアマゾン、バナナボートもあったよ。

セントロの川沿いからは混じり合わない2色の流れを見ることができますが、船旅中にもいくらでも見れますよ。

夜になるとここに屋台が並んで、家族、友人、カップルが集まって来ます、こういうのって良いよね。

 

サンタレンからアマゾン下流、赤道直下の街マカパを目指します。

しかし初めての船内泊がハンモックとはね、豪華客船で旅するよりこっちの方が貴重な体験だよ。

 

para Santarem 1

para Santarem 2

para Santarem 3

Centro 1

Centro 2

Centro 3

Centro 4

Centro 5

Playa 1

Playa 2

Centro 6

Hotel Brasil (25レアル・シングル・ネット無・△)

あの質でこの値段は高い、朝食がまともなのが唯一の救い。

 

From Paramaribo

Next Georgetown (Guyana)

 

久しぶりに宿からネット。


Manaus

2010-12-12 17:12:47 | ブラジル、ギアナ、スリナム、ガイアナ

サルバドールの空港で夜を明かし、マナウスにやって来ました。

レシフェ、フォルタレサ、ベレンにストップしたため8時間もかかりました。

 

アマゾンの奥地にある100万人を超える大都市、地理マニアの人間としては一体どんな街だろうと長年気になっていました。

街の雰囲気はこれまでのブラジルとはちょっと違います、人種はメスチソ、サンボがほとんどを占めています。

これまで行った街の中ではコロンビアのカリが近いかな、しかしこんな辺鄙な場所によくこんなでかい街を造り上げたもんだよ。

こんな暑い中全くそんな感じはしませんが、街中にはクリスマスの装飾があったり、ツリーがたっていたりします。

 

マナウスでの最大の仕事は、アマゾン川下りのフェリーチケットを購入することです。

僕はマナウスからサンタレン(船内2泊)、サンタレンで1泊してマカパ(船内2泊)へと、計5泊かけてアマゾン下流を目指します。

代理店がアマゾン川沿いにたくさんあり、チケットをそこで購入できます。

結局僕はハンモックにしました、ベレンまで4泊の旅ならさすがにカマロッチにしますが、2泊、2泊の船旅ならハンモックでも耐えられるかなと。

 

アマゾン川、大小船がずらっと並びます、こんな光景この街でしか見られないでしょ。

メルカドに行くと川魚祭り、しかも切り身なんか半端なくでかいのあるからね、川魚のレベル越えてるよ。

目の前の食堂で川魚の定食を食べました、8レアルだったけど味はまあ普通だったな。

 

長年気になっていたマナウスを知り、いよいよアマゾン川下りの開始です、とりあえず2泊位なら大丈夫であろう・・・と願いたい。

 

Rio Amazon 1

Centro 1

Centro 2

Centro 3

Centro 4

Centro 5

Rio Amazon 2

Rio Amazon 3

Manatee

Hostel Manaus (19レアル・ドミ・ネット有・〇)

ネットの評価は悪いが、全く問題ありません。

 

From Santarem

Next Macapa (Brasil)

 

サンタレンのカテドラル前の広場から更新してます、この国はネット先進国だね。


Salvador

2010-12-08 18:17:36 | ブラジル、ギアナ、スリナム、ガイアナ

ブラジリアから24時間、丸1日かけて北東部に位置するサルバドールにやって来ました。

バス料金がブラジルにしては安いなと思っていましたが、車内はいまいちだし、やたら停車するし・・・。

夜行(12時間)、観光、夜行(24時間)、そりゃ疲れるよね。

 

人口の80%を黒人サンボが占める街サルバドール、用心しているブラジルの中で最も恐れていたのがここサルバドールです。

実際ブエノスで一眼レフをやられた旅行者に会いました、しかしここ南米で一眼レフをぶらさげていたら餌食になっても仕方ないけど。

バスターミナルから出るとそこは黒人の世界、こんなのサンティアゴ・デ・クバ以来、事件が起こった街だよ。

セントロ行きのバス乗り場へ行くために歩道橋を渡りますが、大した距離じゃないのにめちゃくちゃ怖かった。

完全に雰囲気出てるからね、何事もなくて良かったよ。

 

オーロ・プレト、ブラジリアに続きサルバドールの街も世界遺産に登録されていますが、前の2つとは違うね、この街はほんとに世界遺産にふさわしい。

カラフルな街並み、石畳、教会、オーロ・プレトに似てますけどね、静かな前者とは対照的だな。

街は海に面しています、噂通り宿の屋上からの景色は素晴らしい、ちょうど豪華客船が停泊していました。

 

サルバドールと言えばカポエイラ、金曜日は道場でショーをしており見学に行ってみました。

動きが速すぎてうまく写真に収められていませんが、生でみるとさすがの迫力です、黒人の身体能力は半端ないね。

格闘技ではあるけど楽器、歌、手拍子と共に行う、なんとも不思議な競技だ。

 

土曜日は何のお祭りか全く分かりませんが、とりあえずお祭りがありました、ちなみに赤い服を着るのが習慣のようです。

キリストを祀った小さな祭壇をもって練り歩いていました、ミニセマナ・センタ??みたいな、もちろん音楽と歌と共に。

夜は広場でコンサートをしていました、変わった衣裳を着た兄ちゃんがいたよ、なんですかねこれは。

 

これはサルバドールだけの話ではないですが、ブラジル料理はまあ旨いね、ほんとにレベルが高い。

値段は日本と変わらないかちょっと安い位かな、グラム単位の量り売りが一般的です。

値段と味を考えるとボリビアが一番ですが、単純に味だけを比較すれば間違いなくブラジルだよな。

 

この文章はサルバドール空港で書きましたが、何事もなくサルバドールから脱出できて良かった。

脱出なんて書くと大袈裟に思うかもしれませんが、この旅でここまで神経を使った街はない、ほっとしたよ。

荷物を持たずにセントロを歩いている分には大丈夫そうですけどね、人気のない通りに行かない限り。

そういえば空港行きのバス乗り場へ向かう際、カポエイラと言って近付いてきたホームレスに水を奪われました、それ位で済むならよし。

 

サルバドールは良くも悪くも賑やかな街です、宿の近くの飲み屋はかなり遅くまでガンガン音出してます。

見所のない街ではないけど、正直僕は2日で飽きました、ハマる人はハマるポテンシャルを十分持ってるけどね。

次はマナウス、ここからはほんとに未知の世界だよ。

 

Centro 1

Centro 2 

Centro 3

Centro 4

Fiesta 1 

Fiesta 2

Fiesta 3

Capoeira

Mar 1

Mar 2

Mar 3

Casa Azul (20レアル・ドミ・ネット有・〇)

4人ドミでバストイレ付は嬉しい、ただし水シャワー。

 

From Manaus

Next Santarem (Brasil)

 

スコールが止みました。


Brasilia

2010-12-04 13:50:39 | ブラジル、ギアナ、スリナム、ガイアナ

オーロ・プレトから12時間、首都ブラジリアにやって来ました。

到着日の夜行でサルバドールへ向かう為、ターミナル内に荷物を預け街を周りました。

 

まずは三権広場へ、正面に国会議事堂、左手に最高裁判所、右手に大統領府が置かれています。

ブラジリアの誕生から50年、どの建物もかなり年期が入っています、思ったより迫力がない。

三権広場に向かう両サイドには、各省庁がずらっと並んでおり、建物の横に省庁の名前が書かれています。

 

ブラジリアを一望できる場所としてテレビ塔があり、展望台へは無料で登れます。

ジェット機を模して造られた街、その全貌が見えるのかと期待していましたが、展望台から眺めても分からいないね。

 

ブラジリアには宗教関連の建物が幾つかあるので、足を運んでみました。

まずはカテドラル、特に感想はなし。

ドン・ボスコ聖堂、中は青いステンドグラス、天井に大きなシャンデリア、幻想的と言えば幻想的かな。

ボア・ボンタージ寺院、ここは不可思議な施設としか言いようがない。

この施設からメトロ114Sul駅への帰り道にお寺がありましたよ、鐘までしっかり備わってました。

 

これだけ周って4時間半、夜行と夜行の合間で十分です。

ブラジリアより日本の霞が関の方がよっぽど殺風景に思える、次はサルバドールです。

 

Centro 1

Praca dos Tres Poderes 1

Praca dos Tres Poderes 2

Praca dos Tres Poderes 3

Praca dos Tres Poderes 4

Torre de Televisao 1

Torre de Televisao 2

Centro 2

Centro 3

Centro 4

 

From Salvador

Next Manaus (Brasil)

 

今日はお祭り。