ハーグ条約適用、海外へ女児を戻すよう命じる 大阪家

　大阪家裁は１９日、日本人の母親がスリランカから帰国させた女児（４）をスリランカに住む日本人の父親へ戻すよう命じる決定を出した。親のどちらかが子を国外に連れ出した時の扱いを定めるハーグ条約にもとづく判断。４月の条約発効後、国内では日本人の母がドイツから連れ帰った男児が外務省の支援でドイツ人の父へ戻されたケースがあるが、裁判所の返還命令が明らかになるのは初めて。

　決定（大島真一裁判長）などによると、女児は昨年２月、父の事業の都合でスリランカに渡航。今年６月に日本に一時帰国したが、現在も婚姻関係のある母がスリランカに戻さない意向を示したため、父がスリランカへの返還を大阪家裁に申し立てた。

　女児が９月以降もスリランカのインターナショナルスクールに通う予定だったことなどを踏まえ、決定は「スリランカに戻さない行為は女児を監督・保護する権利の侵害にあたる」と指摘した,ブルガリスカーフスーパーコピー。

　ハーグ条約には９３カ国が加盟,ブルガリスカーフスーパーコピー。どちらかの親が１６歳未満の子どもを無断で国外に連れ出したりとどめ置いたりした場合、外務省に返還の支援を申請したり、裁判所に返還を申し立てたりすることができる,ブルガリスカーフスーパーコピー。外務省によると、今回のケースとは逆に外国に連れ出された日本人の子どもが日本に戻された例は３件ある。（阿部峻介）

朝日新聞社

【エ女王杯】メイショウマンボ、連覇へ一変１２秒１

メイショウマンボ（左）（写真：サンケイスポーツ）

　昨年の勝ち馬メイショウマンボは、坂路で力強いフットワークを披露,ブルガリブレスレットスーパーコピー。４ハロン５３秒３－１２秒１をマークし、僚馬トウケイウイン（５００万下）にクビ差先着した,ブルガリブレスレットスーパーコピー。「予定通りです,ブルガリブレスレットスーパーコピー。先週、先々週の追い切りをジョッキー（武幸騎手）に乗ってもらったことで、馬がピリッとしてきました」と飯田祐調教師は上昇ムードを伝えた。

　秋初戦の京都大賞典は１０着だが、もともと叩き良化型。武幸騎手は「気持ちの問題でしょう。これだけの馬だし、何とかしたい」と力を込めた。

エディー日本61点大敗…キック使用禁止つけこまれ８Ｔ

＜日本代表ＶＳマオリ・オールブラックス＞前半、激しいタックルに倒される立川（左）

　◇リポビタンＤチャレンジカップ２０１４第１戦　ジャパンＸＶ２１―６１マオリ・オールブラックス（２０１４年１１月１日　ノエスタ）

　ジャパンＸＶ（日本代表）はニュージーランドの先住民族マオリがルーツの選手で構成するマオリ・オールブラックスと対戦し、２１―６１と大敗を喫した。６月に世界ランキングを過去最高の１０位（現在１１位）まで上げた日本だが、世界ランキング６、７位に相当する相手に自陣からでもパスをつないで攻撃する戦術を取ったものの、ミスに付け込まれて８トライを奪われた,エルメスバッグ。８日の第２戦（秩父宮）で巻き返しを図る。

　エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（ＨＣ）が「チャレンジする形をわざとつくった」という日本に、スピードとパワーで上回るマオリを打ち負かすすべはなかった,エルメスバッグ。奪われた８トライ中６つは、ターンオーバーから一気にトライされるパターン。指揮官は「もちろん結果は残念だが、学ぶことが多かった」と大敗にも笑みすら浮かべた。

　「キックで簡単に相手にボールを与えるのは日本の戦い方ではない」というのが口癖のジョーンズＨＣは、自陣奥深くでもキックの使用を禁止。前半は単純なパス＆ランを繰り返すばかりで打開策が生まれず、ミスから失トライを重ねた,エルメスバッグ。一方で後半は途中出場のＳＯ小野が攻撃のリズムを変え、突破口を開くシーンが生まれた。同１２分にはラックでボールを自ら持ち出し、マフィにつないでトライ,エルメスバッグ。小野は「前半は右左、右左とつなぐだけのことが多かった。９番、１０番がどう判断するか」とエディー流の戦術に光明を見いだした,エルメスバッグ。

　前半は得意とするスクラムが１回と、強みも生かせなかった日本。反省がどう生きるか。１週間後、秩父宮でエディージャパンの真価が問われる。

桃子、言霊パワーで１差！大雨に「頑張ろう」「耐える

◆女子プロゴルフツアー　樋口久子・森永レディス第２日（１日、千葉・森永高滝ＣＣ、６６５２ヤード＝パー７２）

　２打差２位で出た上田桃子（２８）＝フリー＝が「罰ゲーム」のような悪コンディションを、言霊パワーで乗り切った。４バーディー、１ボギーの６９で回り通算７アンダーとし、首位に１打差と肉薄,ディオール靴。ＣＡＴレディースに続く今季２勝目を狙う。７０で回った韓国の李知姫（３５）＝フリー＝が８アンダーで首位を守った。

　首位の李がバーディーパットを外した直後、桃子は３メートルのスライスラインをねじ込んだ,ディオール靴。「どうしても最終日で回りたいと思って打った。明日につながる」。トップとの差を１打に詰める大きなバーディー締めだった。

　最終組の桃子は後半、大雨のラウンドを強いられた,ディオール靴。雨脚は１１番がピーク。「罰ゲームかと思った（笑い）。でも、これを乗り切ればいいことがあると思って、目の前のことに集中した」。２９日のプロアマ戦は体調不良のため９ホールで棄権。風邪気味の体に寒さがしみた。

　困難に見舞われた時こそ“言霊パワー”が生きた。前週のマスターズＧＣのプロアマ戦で元阪神の桧山進次郎氏と回った際、重圧への対処法を尋ねた,ディオール靴。「口に出して自分に言い聞かせること。言霊って絶対にあるから」と教えられた。罰ゲームのような一日を「頑張ろう」「耐えるしかない」と何度も口に出し、キャディーと会話し続けた。後半はショットを曲げながら、長いパーパットをしぶとく沈め続けた。

　滞在先のホテルで連日、伊藤久トレーナーがおきゅうを施してくれている,ディオール靴。体を温め、リラックス効果もある。「今週は風邪を引いていたので、あまり自分に期待をしていなかった。明日も期待しすぎずに回りたい」。肩の力が抜けた桃子の穏やかな表情が、逆転Ｖを予感させた。（高木　恵）

１８番でバーディーを決めギャラリーの声援に応えた上田

エボラ熱の阻止入念に 兵庫で対策強化、神戸港など臨

　西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の感染拡大を水際で防ぐため、兵庫県内でも神戸検疫所（神戸市兵庫区）が神戸港などの検疫態勢を強化し、流行国からの船舶や、乗船者に感染が疑われる船舶が入港する際、検疫官が直接乗り込む「臨船検疫」を実施する。患者は県内２カ所の指定医療機関に搬送されることになるが、医療関係者の感染が目立つことから、２医療機関では受け入れ手順を繰り返し確認している,バレンシアガ財布。（黒川裕生、岩崎昂志）


　船舶の検疫は通常、入港前に無線で感染症の疑いのある人が乗船していないことを確認する場合がほとんど。エボラ熱の流行を受け、同検疫所はギニア、リベリア、シエラレオネへの寄港歴のある船舶や、コンゴでエボラ熱の患者や動物などと接触した乗員がいる場合、臨船検疫を実施する方針を決めた。

質問票を配布

　ただ、西アフリカからの航海日数はエボラ熱の潜伏期間（２～２１日）より長い約３０日。仮に感染者がいても、日本に着く前に発症するため、同検疫所は「航路途中の国で治療することになるのでは」。直行便は姫路港と東播磨港に年間４隻程度で、まだ臨船検疫を実施した例はない。

　注意が必要なのは、西アフリカから空路で日本に近い中国などに入り、そこから船で日本に来るケースだ,バレンシアガ財布。潜伏期間内に入国する可能性があるため、同検疫所は入港する全ての船舶に「西アフリカに滞在した人はいるか」といった質問票を配布し、チェックを徹底している,バレンシアガ財布。

専用病室は４床

　感染が疑われる患者がいた場合、エボラ熱など１類感染症の専用病室が２床ずつある神戸市立医療センター中央市民病院（同市中央区）、県立加古川医療センター（加古川市）に搬送する,バレンシアガ財布。

　専用病室内はウイルスを含んだ空気が外部に漏れないよう気圧を低くし、排水は滅菌処理して処分する,バレンシアガ財布。医師や看護師らは防護服を着用。患者の周囲にいた人に対しては保健所などが症状が出ないか追跡する。

　中央市民病院では８月から、感染症科の看護師らがエボラ熱治療を想定し、防護服の着脱を念入りに訓練。加古川医療センターでも、神戸大の専門医を招いて実践的な指導を受け、態勢強化を図っているという。

　県疾病対策課は「過剰に不安がらず、西アフリカの３カ国から帰国後に発熱があれば、地域の医療機関で受診せず、最寄りの保健所に連絡を」と呼び掛けている。

エボラ熱などの患者を治療する専用病室。天井には気圧を低く保つ装置を備える＝２９日午後、神戸市中央区港島南町２、市立医療センター中央市民病院（撮影・峰大二郎）