すべては皇室に繋がっている

愛子様のローブ・デコルテは半袖か? 「昼の正装は長袖」「第一礼装のローブ・デコルテは袖無し」という矛盾 戦後の礼服の簡素化の混乱①

儀式は宗教的なものである為、肌を多く露出してはいけない。

だから、儀式に着る式服となる昼の正装は長袖という決まり。

皇室の昼の正装のローブ・モンタントも、長袖である。

ところが、皇室の女性の第一礼装は袖無しのローブ・デコルテ。

元旦に行われる新年祝賀の儀など重要な儀式に襟ぐりが大きくあいた肩を丸出しにするドレスを着て、かなり肌を露出する事になる。


ローブ・デコルテはイブニングドレス。

夜の礼服。

「晩餐会などで着用するドレス」という事から、袖無し。

女性特有の美しさを強調する肌を露出したデザインとなっている。

元々、厳粛な儀式に着用する用途で作られてはいない。


戦前まで、女性の第一礼装は、大礼服と呼ばれるマント・ド・クール。

ローブ・デコルテは中礼服だった。

戦後、男女共に大礼服が廃止となり、中礼服が第一礼装に昇格。

それによって、最も重要な儀式で着る第一礼装が、女性の場合は肌の露出の多いイブニングドレスになってしまった。


大礼服のマント・ド・クールは半袖。

昼の長袖と夜の袖無しの間となっており、昼夜を問わず着られる形となっている。


日本の皇室の伝統的な儀式では古式装束を着る。

だから、ローブ・デコルテを着る儀式が宗教的儀式という認識は世間一般では薄い。

しかし、公人の礼服として肌を多く露出する礼服が相応しいか?

女性が公人の妻という立場でしか公式行事に出席せず、女性が行事を華やかに彩る役割しか担っていなかった時代なら、女性の美しさを強調する衣装が良かっただろう。

皇室が時代の変化を取り入れ、公人に相応しい衣装に変化するのは当然である。













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