
秋篠宮殿下が名代でローマ教皇の追悼ミサに参列し献花をした。
天皇陛下の名代を務められる近親の男性皇族が居ないのだから仕方ないと思う人も居るかもしれないが。
いずれ神道の長になる方なら決して行ってはいけない行為である。
だから、これまでこういう名代は皇位継承と無関係の宮家当主が務めていた。
天皇陛下は神道の長である。
焼香やキリスト教の儀式での献花は必ず避けてきた。
焼香は仏教の教義によって定められた儀式(の作法)。
教会での献花はキリスト教の教義によって定められた儀式(の作法)。
神道にも慰霊の儀式がある。
神道とは異なる宗教的儀式で慰霊を行うのは、長に相応しくない行為だ。
また、いずれ長になる皇太子など後継者も仏式やキリスト教式で慰霊を行うのは避けるべきである。
両陛下が出席されたエリザベス女王の葬儀は、イングランド(イギリス)国教会【プロテスタント】の儀式として執り行なわれたが、異教徒の賓客に配慮してか参列者の献花の儀式は無かった。
その代わり、天皇陛下はお一人で墓所を訪問し、供花をされた。
キリスト教の儀式としての献花ではなく、「感謝の気持ちとして」
花を供えるという事だった。
天皇陛下は秋篠宮殿下が名代で追悼ミサに参列した同日に三笠宮家の彬子様の講演会の聴講で外出。
名代を立てているのに外出するとは
と批判している人達が居るが。
日時の問題ではない。
神道の長がカトリックの長を追悼する儀式に参列しない理由はカトリック側が一番よく分かっているだろう。


