NPOえひめセラピードッグの会

人と動物が共生できる社会の実現、犬猫の殺処分0を目指して。

3日目★動物愛護センター訪問

2011年06月09日 | 愛護センター見学

 

国際セラピードッグ協会の大木トオル代表とスタッフの皆さん、

そして当会のメンバー6名で、愛媛県動物愛護センターを訪問しました。

この日は休館日であるにも関わらず、私達の訪問を快諾して下さいました。

ありがとうございました。

 

譲渡待ちの子犬や子猫たち。

とっても可愛いです。

このコ達は捨てられたか、もしくは持ち込まれたかのどちらかです。 

優しく温かく素敵な家族に出会えますように・・・

 

 

センター所長・職員の方々と対談。

あいテレビ、読売新聞社さまにも同行取材して頂きました。

 

センター所長から、愛媛県の現状をレクチャーしていただきました。

 

平成22年度の愛媛県内、犬・猫殺処分の現状は

犬 1897頭  猫 3617頭   計 5514頭

避妊手術さえ徹底できれば、数は半数になるであろう、との見解です。

 

飼い主による持ち込みの主な理由は、

  ・ 適切なしつけができない

  ・ 病気や高齢で死に目を見たくない

  ・ 死体の処分に困るから生きたうちに

  ・ 赤ちゃんが生まれたが、飼い主が見つからない

 

以下、大変厳しい内容となります。 しかし、現実です。

実際に犬・猫が収容されている現場を見せていただきました。

 

つい数日前まで家庭犬だった犬、迷い犬、野良犬たち・・・成犬です。

ガリガリで栄養状態が悪いコ、

素人が見ても病気を抱えていると分かるコ、様々です。

 

収容された犬達は、5日間の保留期間の後、

飼い主が現れない限り、二酸化炭素ガスで殺処分されます。

よく「安楽死」と認識されていますが、

要は酸欠状態が続くわけですから、決して「安楽」ではありません。

 

自動制御室。

 

ガス死した犬猫達は焼却ボックスに移されます。

 

焼却炉は2台。

 

焼却後、お骨は小さく粉砕され、廃棄物として処分されます。

 

こんなにも小さく小さくなってしまったお骨。

 

残された首輪。

 

今まで、本や映像で見たことがあった現実がそこにありました。

訪問から数日経っているにも関わらず、未だ文章をまとめることができません。

今回の記事はここまでとさせて頂きます。

最後まで目を通してくださって、ありがとうございました。

 

 

今回、愛媛に来てくれたセラピードッグ達。

このコ達は皆、元捨て犬で

殺処分寸前の5日目の部屋からレスキューされました。

 

私達の会は、セラピードッグの存在を世の中に広め

一人でも多くの方々にこの現状を知って頂き、啓蒙活動を続けることで

ドイツのようにヒトと動物が共生する社会作り、

「犬・猫の殺処分0」 を目指します。

 

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