なかなか、撮影許可をくれない「トラ(おおとら)」が撮らしてくれた貴重なアップの1枚です。
2009年度はエコ助成制度に注目!
1.省エネ住宅の優遇制度、大幅拡充
先日公表された国土交通省住宅局の2009年度予算概要には、
基本方針として「低炭素社会に向けた住宅・建築物の
省資源・省CO2対策の推進」や「住宅ストックの再生と
流動化の推進」という項目が盛り込まれていました。
そのため、各種補助金支給を含むエコ関連の推進事業には、
2008年度を上回る予算が割かれることになっています。
国交省以外の省庁や自治体などでも新しい制度を設けたり、
内容を拡充する傾向にあります。
たとえば、昨年から導入された「超長期住宅先導的モデル事業」
の予算額は、昨年度の約1.3倍、170億円に拡大されました。
これまでモデル事業の提案は、中小工務店の場合、複数社が
集まったグループ単位での応募が主でした。
しかし、補助金が最高200万円というお客様へのメリットの
大きさと、予算枠の拡大により、単独での提案に挑戦する
工務店も出てきているようです。
このような流れに乗り遅れないよう、各制度の内容を把握し、
率先してお客様にお得な情報を提供できるようにしておきましょう。
2009年度の実施要項が明らかになっていない制度もありますが、
内容が確定すれば、国交省や経産省をはじめ、各実施団体の
ホームページに掲載されます。
それぞれ細かい利用条件が設定されていたり、応募期間が定め
られているものや、先着順ですぐに枠が埋まってしまうものも
ありますから、こまめな情報チェックが必要です。
◆2009年度のエコ関連優遇・助成制度
【減税・金利優遇】
・住宅ローン減税
長期優良住宅は控除率を0.2%上積み
・投資型減税
ローンなし世帯でも優良化費用の10%(100万円上限)控除
リフォームにも適用
・フラット35S拡充
一定の省エネ性を備えた中古住宅に対し、当初5年間
0.3%(年率)金利引き下げ
【補助・助成制度】
(金額は政府案による予算、一部08年度補正予算含む)
・長期優良住宅等推進事業<170億円>
新築、改修については、顧客への補助として
優良化費用の2/3を支給(上限200万円)
・住宅・建築物省CO2推進事業<70億円>
先導的な取り組み業者に対し、技術費用などを補助
・住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金<291億円>
1kWあたり7万円、最大10kWまで
・民生用燃料電池導入支援補助金<61億円>
設置家庭に設置費用の一部(上限140万円)を補助
・住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業<177億円>
高効率給湯器、空調機などの設置費用の1/3以内を補助
08年度実績ではエコウィルは1台13.8~73.5万円
エコジョーズは1台2.3万円の定額補助
・高効率給湯器導入促進事業費補助金(エコキュート)<100億円>
08年度実績では1台4.2万円の定額補助
2.複数の補助金併用
エコ助成には様々な種類があり、実施機関も国や自治体、
その他の団体など様々な機関があります。
ということは、複数の制度や機関を利用すれば、かなりの
補助金が受けられる可能性があるということです。
市区町村でも併用可能な補助金制度があれば、それ以上の
金額が受給できるのです。
その住宅が長期優良住宅ということであれば最高200万円、
更に住宅ローンの減税効果と合わせれば、数百万円の
メリットが生まれます。
(情報提供:株式会社 住宅産業研究所)
本日の最後まで読んでいただいた方には和楽家の秘蔵の画像を・・・
動物好きの実家には猫が二匹。
トップに登場した「おおとら」がいれば、当然「ことら」がいまして。
その無防備な寝姿の画像が残されていました。