エディターズ岡山オフィスのお仕事日記。

編集プロダクション エディターズ岡山オフィスのスタッフが感じたあんなこと、こんなこと☆

社会科見学に夢中

2007-07-07 18:30:22 | Weblog
またまた長いの。つきあってね。

今回は「産業観光」。
簡単に言えば、ものづくりの現場を見たり体験したりすることね。
たいていの場合、大人になってそんな場所に行く機会は、あんまりない。
せいぜい小学校の頃に授業の一環で工場見学や農業体験をしているくらい。
でも、ラッキーなことに、私たちの仕事だと取材で行く機会がたまーにある。

先日、取材でそのチャンスに恵まれた。「倉敷バイブル」の関係で、
行った先はJFE(西日本製鉄)と三菱自工。
で、思ったのは、これこそオトナになって行くべき、ということ。

いやもう、すごかったよ。特に、製鉄の現場は感動モノ。
「製鉄」といえば、真っ赤な鉄の塊がダーっと移動していくシーンを
テレビや教科書などでなんとなく知ってはいたけど、
それをナマで見る迫力と言ったら。
まずは、溶鉱炉で溶かした鉄を、さらに加熱して純度を高めるために
別の鍋に移しいれるシーン。
溶岩のようなどろどろ状態の鉄を入れた大鍋を、
巨大なクレーンでもう一つの鍋にダーッと流しいれる。
その瞬間、花火のように火花が舞い上がり、薄暗い場内が真っ赤に。
火山の噴火は見たことないけど、そんな感じかしら、と思うようなド迫力。
その後はお約束のシーン。
四角に成型された鉄の塊が、殺伐とした工場のなか、
ローラーの上をすさまじい音を響かせながら移動。
真っ赤な鉄は600度くらいだそうで、それが何度か機械の中を通るうちに
だんだん薄い鉄板になっていく。
鉄から私たちがいる場所まで十数メートルはあろうかというのに、
鉄の塊が放つ熱でとにかく熱い。

車のように形あるものの製造ラインもおもしろいけど、
製鉄はすべてのモノ作りのベースでしょ。
こうしてできた鉄板が、いずれは車やらスチール缶やら
いろんな製品になっていくのね、と思うと、妙に感慨深い。
子どもの頃だと、「鉄が真っ赤に焼けてすごかった」だけで終わるのよね、
きっと。

ライターさんと2人で行ったのだけど、大のオトナが我を忘れて
「すっごーい!」と叫びまくる楽しさがあったのでした。
社会科見学って、やっぱり大人の遊びだと思う。
よければ、一度、ぜひどうぞ。
(ま)



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