地震雲

介護の仕事を25年してきました。仕事を辞め、今はベランダで、多肉植物を育てています。

立ち退き料

2023-06-05 19:43:00 | 日記
私の一人の兄は、75才です。独身です。私達、兄弟は、6才で、父を亡くしました。6才まで、父母に育てられました。兄が、小学校1年の時、父は列車事故で突然亡くなりました。中部電力に勤めていて、出張が多くあり、父母の中は、あまり良くなかったようです。祖父は、叔父の会社が倒産して、父の退職金をそちらに回した様です。私達は、祖父母の元に引き取られました。
兄は、中学を卒業して、電気の技術を学び関東電気に勤めました。長野の諏訪での仕事で、冬は寒く、大変だった様です。
5年くらいして、やめて、東京に帰ってきました。中野のアパートに住んでいた時、私は尋ねた事があります。
それから、横浜に移り鶴見で45年すんでいました。アパートを借り、私が結婚する時は、そこから、お嫁入りしました。それから、40年近く住んでいましたが、突然、立ち退きを不動産屋さんから、言われたようです。
3ヶ月までに引っ越してくださいと一方的に、古くなったアパートを壊して、新しく建て直すとの事です。
これは、大家さんの方の一方的な理由なので、借りている兄は、新しく部屋を探さなくてはなりません。立退料の話しもなく、兄にとっては、驚くばかりです。
専門の弁護士に相談したら、立ち退き料をもらえる様です。立ち退き料はただお金がほしいだけでなく、引っ越し費用、次に借りるアパートの敷金、家賃などが入るようです。
そこに住んでいた人間関係が失われて、支えてきた、親戚の関わりも、出て行く時点で、失われるわけです。居住権などの見返りでの立ち退き料を弁護士と不動産屋さんとの話し合いで、決まるようです。もし、こじれたら、裁判にやなるので、そちらになると、もっと費用がかさむので、立ち退き料を支払うことになる様です。弁護士費用は、最初100000円、成功すれば、16%のようです。身内が直接大家さんに会うのもどうかと思うので、立退料の交渉は、弁護士さんに相談しました。