しっかり噛んで食べましょう。

　６月２０日（日）　対戦相手：噛みかみ
　舞浜・ミラコスタ

　今日も結婚式披露宴での出演です。真夏を思わせる天気。爽快感を通り越して不快指数１４３％の湿気ですが、我々（あきらさん＆オレ）の脳味噌もジメジメしてました。

　やる気はあるんです。神経も研ぎ澄まされてるんです。身体もしっかり動きます。でも、

　台詞を噛む。

　最初のうちは噛んでても、なんとか雰囲気で誤魔化せていたんですが、お色直し再入場の後のセレモニーで出演するとき、バックヤードでかなり待ったんです。予定の時間を過ぎても再入場が始まらなくて２人してバックヤードで熟睡してました。「出番です！」と呼ばれて、飛び出て、じゃじゃじゃじゃーん。

　言うべき台詞が前後して、一瞬の空白が…。するとお客さん、一斉に

　「噛んだっ！噛んだでしょ。」

　新婦さんを筆頭に突っ込みの嵐。主賓の方なんか、指差して大騒ぎしてます。まあ一応プロなんで、ここでひるんではいけませんねぇ。堂々とした態度で、しかも、この状況を上手く使って気の利いた事をビシッ！と言えば、皆さんも納得してくれるでしょう。ちょっと小洒落た、それでいて解りやすく、エスプリが利いていて、ヴィビッドでクールで、会場全体が「なるほどぉ、うまいっ！」と納得するような言葉を瞬時に模索し、口から出たのは、

　「噛んでませんっ！」

　普通だよ。普通すぎるよ。これじゃ子供の言い訳じゃん。その後、なんとかまとめましたよ、何言ったか覚えてませんが。新婦さんの笑顔がとっても素敵でした。

　２時間半の披露宴　計４箇所の出演　何回噛んだ？