12月13日(水) 対戦相手:気付かぬ人
板橋・稽古場
先日の集団田中的笑劇vol.10『てん』の反省会で、出演者8人久々に集合しました。反省会というのは別に本当に反省するのではなくて、個人の感想や出演者各々のお客さんの声(アンケートには書かれてないような事)などを集め、次回の参考にしようという為の物です。それと動員数や収支報告などの
お金にまつわる話
など少々。建設的な意見も出たし、次回公演はもっと素晴らしい物にしようと思います。あとやっぱり経費削減ですな。
18時集合なのに田畑さんから「書類作ってるから遅れる。」のメール。そして直後になっぱから「田畑さん手伝ってますので遅れます。」メール。岩瀬君は最初から遅れるという連絡がありまして、稽古場にはボク、武ちゃん、出来本くん、堀内くん、ズミちゃんの順で到着したんですが、堀内くんの隣にズミちゃんがピッタリと寄り添ったんですよ。それを見て
「なっぱと田畑さん来た時に、ふたり、手つないでてくれない?」
悪戯心がフツフツと出てきまして、ふたりがその光景を何処で気付くか?そして気付いた時にどんなリアクションを取るか?というプチドッキリ作戦に出ました。
遅れてくる事数分後、階段を登ってくる足跡を聞いて作戦開始です!はい、手繋いで!それまでバカっ話をしていた5人は急に『反省会モード』に入り、唐突に真面目な話をし出します。最初に入ってきたのは田畑さん。手には収支報告の用紙を持ち椅子に座ります。
着いたばかりじゃまだ気付かんわなぁ。
続いてなっぱが登場。ちょっと不審に思ったみたいです。堀内くんに
「どうしてそんなにくっついてるんですか?」
「…、う、うん。」
そこに触れるなよ。オレたちラヴラヴなんだから。という堀内演技プランがあったようですが、反省会という真面目な空気に飲み込まれ、その演技もなっぱには通じず。後になっぱの話を聞くと
「あー、触れちゃいけないのかな?って思って…。」
一応成功です。でも、全然気付くそぶりの無い田畑さん。ここでズミちゃんは思い切った行動に出ました。田畑さんの持ってきたプリントをみんなが取りに行く時、手を繋いだまま取りに行き、しかもずーっと立った状態でプリントに目を通しているのです。
絶対、不自然だってば。
その後、ふたりは座り、テーブルの上に繋いだ手を出しているのにも関わらず、田畑さんは全然触れません。というか気付いてないよね?そのまま普通に反省会に突入して30分以上ふたりは手を繋いだまま放置されました。さすがに、いたたまれなくなって
「おーい、そこぉ、何で手ぇ繋いでんだ?付き合ってるのか?」
って言ってあげましたが、結局大きな笑いにもならず、堀内くんがズミちゃんの手を握り得(ズミちゃんからしたら握られ損?)だけが残りました。一旦解除したこの作戦ですが、階段からコツコツ音が聞こえてきて岩瀬君が到着の模様。
「よしっ、手ぇ繋いで!」
第二回戦が始まります。ところが、また岩瀬君が気付かないんだ、こりゃ。堀内くん曰く
「一回、目があったんですけどすぐに逸らされました。」
のようですが、もうズミちゃんなんか堀内くんに体重を預けて、もたれ掛かったり、あからさまにラヴラヴ光線を岩瀬君に投げてます。純情な岩瀬君には刺激強すぎたのかな?一応、反省会の最後で
「来年から劇団内の恋愛禁止な、そこのふたり!」
と言っておきましたので、たぶん岩瀬君の中では、「このふたりは付き合ってるんだぁ」という印象が植え付けられた事と思います。反省会終了後、ちょっと飲みに行きまして、この物語を仕掛けた堀内くん、ズミちゃん、ボクの3人で
反省会の反省会をした…。
えぇっ!?∑( ̄□ ̄;)
と思っても、触れずにもやもやし、
早く誰かに言いた~い(>0<)
と、すっかり騙されたと思います。
昔から騙されやすいタイプなので(汗)
その場では何もなかったようにするはず(^^;
次回からはもうちょっと解りやすいドッキリにしようと思います。