12月30日(金) 対戦相手:若いおばあちゃん
ドトール
舞台の稽古は年始までお休みです。こんな時だからこそまだ仕上がっていない台本に向き合って、未完成なネタと真剣に闘わなくては。家にいると
ダラダラとテレビ見ちゃうし。
そこで池袋駅前のドトールにこもって執筆作業です。書きかけのネタの完成が必須なのですが、コーヒーを飲みながら店でくつろいでいる人を見ると、それだけで楽しくなってきます。僕の横にいた女性二人。ひとりは若いおばちゃん。もうひとりは若いおばあちゃん。楽しそうにおしゃべりをしてるんですけど、どうもこの二人、親子とか祖母孫の関係ではなさそうです。会話がすごく丁寧なんですね。親族同士の会話にありがちなナァナァな部分が無いので、これは絶対に他人なんですよ。
そんな二人の会話。先攻はおばあちゃんから。
「コーヒーはブラックがいいんですって。」
「何で?」
「知らない。」
なんじゃそりゃ?振っておいてそれはどうなの、おばあちゃん?横でずっこけちゃいました。テーブルに突いてた肘がガクンってな感じで。その後、おばあちゃんが言うには、コーヒーの味が半減しちゃうからだそうですが、おばあちゃんのアイスコーヒーのグラスは氷がしっかり溶けてグラスの中の液体はしっかり層が二つに分かれています。文字通り半減しています。会話は続いて、またもやおばあちゃん先攻で
「今日お花買って帰ろう。」
「へぇ~、何のお花?」
「束になってるヤツ。」
またまた肘がガクン!束でしょう、普通は。まあ一本づつ売る所もありましょうが、質問のポイントはそこじゃないでしょう?話が音楽の話題になり、おばあちゃんは攻め続けます。
「何の音楽聴いてるの?」
「えーっとね、ほら、あの、ナントカじゅんこ。名前ど忘れしちゃった。」
「ヨシダジュンコ?」
本日三回目の肘ガクン!!誰やねん、それ?その後おばさんは海馬と戦って思い出だしたようで、
「八神じゅんこ。あとはねぇ、中森アキナとか聞いてる。」
「あーら、随分古い曲知ってるわねぇ。」
おばあちゃんにとっては古い曲扱いなんでしょう、それがちょっとビックリ。m-floとかオレンジレンジとかがフェイバリット?会話が面白くて、おばあちゃんが可愛くて
台本進まず!