１１月１０日（土） 対戦相手：センスの良いお父さん
横浜
ホテルにて企業パーティでのパフォーマンスです。メインステージではモノマネの方やお笑いさんがショーを行い、ボクはロビーでバルーンを使って賑やかしです。ロビーにはボク以外に似顔絵の方が二人いらっしゃいますが、式典が終わると大人は食事＆お酒に、お子さんはバルーンと似顔絵に
猫まっしぐら。
人ですけどね。お子さんはみんなシャイで、コチラから「何か作ろうか？」と言わないと、遠巻きに“欲しいオーラ”を出してはいますが、積極的には絡んできません。しかし、最高の作り笑顔とトークで、次から次へ風船へのオーダーは入ったのでした。
「ほら、首の長い動物だよ。何だか解る？」
「お母さん。」
最初はバルーンも人だかりが出来ましたが、思った程お子さんが多くないのか、それともボクの仕事が早いのか、まあ出演時間が長かったのもありますがほとんどの子に最低ひとつは風船は行き渡り、似顔絵さんには行列が出来ていますが、こちらは行列の出来ない法律相談所。
あ、法律相談はしてなかった。
そこでバルーンにも飽きたと思われるお子さん（一番飽きてるのはボクですけど。）を相手にマイムで勝負をかけました。最初は解りやすい壁から。しばらくするとひとりのお父さんが娘さんに
「ボール投げてみな。」
オッケーですよ、受けて立ちます。娘さんに投げさせながら、このお父さんが楽しんでます。ちゃんとキャッチしたり、顔にぶつけたりして娘さんは大喜びです。驚くべき事に、このお父さん、マイムに対するセンスが良いのですよ。娘さんは「おっきいボール。」「次はちっちゃいボール。」と大きさを変えるのに対して、お父さんは
「じゃあ次は、アルマジロ！」
アルマジロ投げられた日にゃ、受け取ったコッチもキャッチして
「あー、すんごい元気がイイ、このアルマジロ。」
顔の前を這い上がっていくマイムで応戦です。するとお父さん、次は
「はい、ハリネズミ！」
もう手が痛くて掴んでられませんよ。すると、なんとなくのルールを娘さんも感じ取ったのでしょうねぇ。次に娘さんが投げたボール型の物体は
「はい、ドラえもん！」
確かに丸いけど…。
