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肩関節周囲炎は,ヤバくない?

2006年08月26日 | 日々のアブク
 不肖某,現在《五十肩》ノ闘病中ニ有リ候。相モ変ワラズ情ケナヤ。発症したのは今年の4月下旬で,ある日突然両肩に強い痛みを覚え,それ以来ずっと,まるで重い枷を嵌められたかのように腕の動作が制限されるようになった。棚の上の物品を取ろうとして手を高く伸ばすと途端にアウチッ!となる。ズボンの後ろポケットに入れたメモ紙を取り出そうと手を後ろに回すだけでアイタッ!とくる。仕事で現場調査に出掛ける際にはZero-Pointの中型ザック(45リットル)に荷を積め込んで持ってゆくことが多いのだが,そのザックを背負うとき降ろすときには必ずイタタタ!となってすこぶる難儀する(いったん背負ってしまえば後は何とか誤魔化せるのだが)。あるいは就寝時の未明,寝返りをうったときなど肩の鋭い痛みでアタタタタッ!と思わず目覚めてしまうことが多く,寝不足状態の日々が続く。さらに背中が急に痒くなったときなどは全く困ってしまい,そこらにあるスケールやらストックやらスリッパやらでゴシゴシ掻いたり,あるいは適当なモノが身近にないときは本棚の角やら家具の縁やら壁の法面やらに背中をズリズリ擦りつけたりする。イヤイヤ全クモッテ情ケナヤ。

 取りあえず手近にある内外の家庭医学書の類(肩こり関係で10数冊あった)にはひととおり目を通し,加えてインターネット上のあちこちのサイトにおいて最新の知見,辛い体験談,効果的リハビリ法,マユツバ的治療法などなど様々な関連情報を収集し,五十肩(肩関節周囲炎)に関する概略の知識は一応習得した。要するに,我が身は既にして油の切れかかったポンコツ車に成り仰せているというキビシイ実態が改めて認識されたわけだ。

 現状では,基本的に無理をせずにじっとしていればほとんど痛みは発生しないのだが,それでは諸々の日常生活を営むことができない。痛みをこらえつつ,顔をしかめつつ,最低限の行動を自らに促す。ゆるりゆるりと繰り人形のように腕を動かす。身体は自然と痛くない方へ,痛くない方へと逃げたがるが(操体法の原理),それに甘えてはならない。ひたすら己に鞭打たねばならない。不可逆的進化にはすべからく相応の負荷が必要であると,エルンスト・ハインリッヒ・フィリップ・アウグスト・ヘッケルの門弟もかつて述べていたではないか。冗談はさておき,さぁてと,「ひじまる体操」をもう1セットやろうか。グリグリ,ゴリゴリ,グリグリグリ,ゴリゴリゴリ。アイタタタ!

 かような状況は,タカシに言わせれば 「オトーサン,それ,ちょっとヤバくない?」 なのだそうだ。確かにヤバイと思う。でも,だからといって,どうすればいい?

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