タカシが学校で使っている「自由帳」の中身を時々覗くことがある。ここ最近の傾向としては「迷路」があまり作成されなくなり,その代わりに,ほとんど全てのページに多種多様な「創作怪獣」の数々がコレデモカとばかりに描かれている。何やらワカランチンのモンスターのオンパレードだ。ポケモン,デジモン関係のヴィジュアル・イメージが低学年児童に及ぼす影響はなかなかに根が深く,かつ持続的であることが改めて理解される。
現在閑散期にある父は,ヒマにまかせて自由帳に描いてあるキャラを逐一チェックしながらその数を数えてみたりする。すると,何と合計73頭もいた。恐らくはせいぜい半月くらいで自由帳の全ページが埋め尽くされてしまったのではなかろうかと思う。それらのうち,44頭(全体の約60%)には名前が付けてある。以下,くどいようだがヒマにまかせてその名前を列挙してみる。
ギャロス,マロック,ネーチック,レックス,ドゲッガ,アッグル,クラゲセージン,ザックミ,マグック,ギゾネーク,サンカック,ニョロッキ,ギーズ,ザンガーグ,キーラル,ファイザー,ホーケン,バンノーン,キツネーラ,スターマン,ダルジア,コプター,コッサク,クロガーニンゲン,キングバーゲン,ギーグル,ガーグル,ドーゲイ,ズーダーマン,カッパオヤジ,フォークス,ケイサック,ドコカノオバハン,ガラーグー,バイボンドラン,マダマック,ドゲック,ピコチチュウ,ギッチャン,キノコッガ,キングドラッグ,カッコイーク,ヘナチョコーク,ゾーガ
一見して明らかなのは,濁音ならびに促音・拗音が多いことだ。また,段ごとに見ると「カ行」「ガ行」が圧倒的に多く,次いで「ラ行」「ザ行」なども比較的多い。逆に,少ないのは「ハ行」「マ行」などである。ダカラナンナンダ,と言われると返答に窮してしまうが,ま,要するにアレですな。宮沢賢治の作中人物に「ミギルギッチョ」とか「ナーガラ」とか「ギルダ」とか「ゾンネンタール」とかが出てくるのと,どっかで繋がっているのでしょうな。これまた民話の普遍性でしょうな。絶対音感でしょうな。
然るべき情操教育家ないし芸術家などからすれば,このような「モンスター関係」における創作は,本来のコドモの自由な想像力を阻害する枠組みとして,商業主義に毒された一過性の代償行為として,眉をしかめるべき対象なのかも知れない。でも,しょせん遊びですゆえ。本人は実に楽しそうに描いておりますゆえ。
だからタカシ,好きなだけ描きなさい。飽きるまで描きなさい。
現在閑散期にある父は,ヒマにまかせて自由帳に描いてあるキャラを逐一チェックしながらその数を数えてみたりする。すると,何と合計73頭もいた。恐らくはせいぜい半月くらいで自由帳の全ページが埋め尽くされてしまったのではなかろうかと思う。それらのうち,44頭(全体の約60%)には名前が付けてある。以下,くどいようだがヒマにまかせてその名前を列挙してみる。
ギャロス,マロック,ネーチック,レックス,ドゲッガ,アッグル,クラゲセージン,ザックミ,マグック,ギゾネーク,サンカック,ニョロッキ,ギーズ,ザンガーグ,キーラル,ファイザー,ホーケン,バンノーン,キツネーラ,スターマン,ダルジア,コプター,コッサク,クロガーニンゲン,キングバーゲン,ギーグル,ガーグル,ドーゲイ,ズーダーマン,カッパオヤジ,フォークス,ケイサック,ドコカノオバハン,ガラーグー,バイボンドラン,マダマック,ドゲック,ピコチチュウ,ギッチャン,キノコッガ,キングドラッグ,カッコイーク,ヘナチョコーク,ゾーガ
一見して明らかなのは,濁音ならびに促音・拗音が多いことだ。また,段ごとに見ると「カ行」「ガ行」が圧倒的に多く,次いで「ラ行」「ザ行」なども比較的多い。逆に,少ないのは「ハ行」「マ行」などである。ダカラナンナンダ,と言われると返答に窮してしまうが,ま,要するにアレですな。宮沢賢治の作中人物に「ミギルギッチョ」とか「ナーガラ」とか「ギルダ」とか「ゾンネンタール」とかが出てくるのと,どっかで繋がっているのでしょうな。これまた民話の普遍性でしょうな。絶対音感でしょうな。
然るべき情操教育家ないし芸術家などからすれば,このような「モンスター関係」における創作は,本来のコドモの自由な想像力を阻害する枠組みとして,商業主義に毒された一過性の代償行為として,眉をしかめるべき対象なのかも知れない。でも,しょせん遊びですゆえ。本人は実に楽しそうに描いておりますゆえ。
だからタカシ,好きなだけ描きなさい。飽きるまで描きなさい。