いぐるさんの日記

つれづれなるままに“いぐる”さんが語ります。真面目な人なのですがピンぼけかも…。

失われた日本を探す

2006年03月05日 10時28分30秒 | Weblog
「今よく言われている腰の使い方では居ついてしまって腰を壊しますよ。」
腰をひねる動きは「病気の身」というそうです。
「いまの常識的のように言われている教えと根本的に違うから
“これなら、昔の達人業が消えたこともわかるな”と思えるわけです。」
(「武術の新・人間学」甲野善紀 著 PHP文庫版より)

「宮本武蔵には無構えからすれ違いザマにバっと斬る技がある。行き交った
あとにはもう(相手は)やられているという。それも(斬るときの動作に)反動が
全然無いわけです。」(諸田)
「“一拍子”は極意技で、出来そうでなかなか出来ない。一拍子は無反動。
…あれは先生のお腹の中で横隔膜が上に上がったのを落として爆発を起して
いるわけですよね。それが発ケイになって剣先に出てきた状態なんです。」(小山)
(「火の呼吸が導く 武術脳でつくる達・人・体」小山一夫著 BABジャパンより)

「姿勢や身体の使い方を直せば根本的に改善されるものを、わざわざ本質と違う
筋肉に頼ろうとする現状がスポーツを低い次元に導いてしまっているのです。
厳しい言い方をすれば、それが武道とスポーツの決定的な違いであり
スポーツは世界的にその次元で行われている競技ということも出来ます。」
(「武道の心で日常を生きる」宇城憲治・著 サンマーク出版より)

「まして日本の(ようふく)腰腹文化には外見の派手さや見た目の派手さは無く
まったく内的な魅力、裡に埋もれる潜在能力などを引き出し、高める
ことを目的としている鍛錬の方が多いのである。」
国立劇場ロビー正面に飾られている「鏡獅子像」の
モデルとなった「六代目 菊五郎」について
「この大作を仕上た彫刻家の平櫛田中は、六代目の踊りを見て
“神は腰に宿る”とため息を漏らしたそうだ。」
(「肥田式強健術」佐々木了雲・著 BABジャパンより)

、、、。
特に甲野先生の著作には達人たちの常軌を逸した
能力が紹介されてますし
宇城先生は現役K-1選手を手玉に取ったりと
凄いです。

今日も探求と鍛錬が始まります。


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