goo blog サービス終了のお知らせ 

ゆるゆると

要介護3から5へ・・・そして今は要介護4
自宅介護からグループホーム入所へ

笑う

2007年03月07日 08時57分07秒 | 日常
「笑う」効用はこのごろよく言われています。
心は笑えなくても、口の端をニィッと上に上げるだけで違うそうです。
そして、声をあげて笑うことの心と体に与えるプラスの効果。

自分が笑顔でいることと、それを続けることの難しいこと。
人の笑顔を引き出すことの難しいこと。

それを考えると「お笑い」の方ってすごいのですね~。

やはり、どうみても軽い鬱の義母
いつも気分はふさぎがちで、
カラダもなんとなく不調気味。

そんな我が家には小さな「笑いの天使」がおりまして、
お尻をぷりぷりさせながら歩く姿や
それでも犬かっと思わせる豪快なヘソ天といびき
それと
言葉をしゃべらない・・・のがいいらしいです(笑)

その表情と行動でしっかりしゃべってますけどね。
口をとんぎらかして「ふんっ」と文句言うことなんてしょっちゅうなんですけど、
義母は気づかないみたいです。
いや。ヤツは義母には文句なんて言わないのかも・・・

昨日は午後、
義父から「囲碁に行くから、昼の散歩は頼んだよ」と電話があり、
実家に電話してみると
義母が犬を連れて出た様子で留守でした。
小一時間は外をふらふら歩いて来ることでしょう。

それなら・・・と、計画通りにてんぷらを揚げ、
ゆっくりじっくり義父母の分だけ揚げて、
ほうれん草のごま和えと一緒に持って行きました。

丁度、帰ったばっかりの様子の義母と犬。
犬のあまりの喜びように中へ入ってみると
義母の手にはいつもダメだと言っている人間用チーズが・・・。

「ああ~。留守事してたなぁ~」(←ここ、明るく)
「留守事しょったんよ~」(←ここ、悪びれず)
・・・あきれる・・・
「脂肪分カットだから、ええよね~」
・・・が~~ん・・・そんな高等手段を使うとは・・・

「人に文句を言う時は、明るく冗談のように、数少なく」
をモットーにしている(笑)ので
それ以上追求したいけど、追求はせず。

・・・そんなこんなあこぎなワイロを使って犬を手なずける義母です・・・

あ・・・そろそろ犬がこたつの向こう側で
鼻息をす~~す~~させて、朝の散歩の要求を始めました・・・。
ふんっ
あ。文句も言ってる。
「まぁったく、うちのヨメはあそこに座ったら動きゃしないっ・・・」って聞こえます(笑)

犬がすぐ傍に来て、す~す~ぶぶぶ~と鼻を鳴らします。
振り返ると
アゴを揚げ気味にニラミつつ「んっくんっく。ふんっ」と。。。。

なんだか、まとまりがありませんが、
とりあえず、ここまでということで・・・・。
9時。ちっこタンク満タン「早よせんかぁ~っ!」のようですし(苦笑)

追記・・・。

・・・・散歩に行って、実家へ行き、私だけ自宅に帰ってきました。

あまりのTVの音の大きさに「ピンポン」の音も聞こえず
玄関の中からすぐそこの台所へ、呼べど、叫べど聞こえぬ様子に
足が汚れたままの犬を突入!させることにしました(爆)

ふはは・・・たまにはビックリさすことも必要なのだよ。
人生にビックリは付き物サっ。

そだそだ。
天ぷらは大変喜んでくれまして、(昨日)材料代をくれました。
「いや、いらんよ」と遠慮すると
「また作ってもらわんといけんから」と。
ありがたく頂きましたとも。

「まあ!二日分はあるね♪」と言っておりましたが、
今朝見るところによると
いっこも残っておりませんでしたわ。

忘れているようで、感想は聞けませんでしたが、
またそのうち思い出したように感想が聞けると思います。
今朝は土曜日の話を昨日のことのように聞かせてくれましたし。
成功率は、まずまずといったところでしょうか。

次の苦手料理克服は・・・・(天ぷら、もう克服したと思ってますが・・・なにか?)

煮豆です。
これまた煮豆は義母の得意中の得意料理でして・・・。
この、のんびり屋に見えて、イラちな私に煮豆ができるのかっ!?
また、あれこれリサーチを重ね(笑)挑戦してみるつもりです。

こうご期待っ。(爆)

さっ。今日は残りのあんパンを持って我が実家へ行ってきます。
先日、道の駅で「もちもち紅あんパン」を買ってきた父。
「これ、ウマイどぉ~」と何度も言ってたので、
ちょちょいと検索してみまして、
次は、もちもちあんパンにも挑戦してみようかと思ってます。

いつも、天板が熱くなりすぎて、パンの底が焼きすぎてしまうので、
ダンボールに銀紙を巻いたモノを敷いてみましたら、
焼けなさすぎでした(涙)
もっと薄手のものがよかったのかもしれません。
試行錯誤はつづく。









寒いです

2007年03月06日 12時46分46秒 | 日常
風はやんできたけれど、冬に逆戻りの寒さです。
庭の桃の花が咲きかけで、寒さのおかげで長持ちしそうです。

とはいえ、日曜日には20度まで気温が上がり、
今日は10数度というと、さすがに寒さが身にしみて
寒がりの義母は
「まぁ~!毛の入ったスラックス下を買わなくちゃ」と言うくらいです。

ま。またすぐに暖かくなるのでしょうが。

今朝も「寒いから、今日は美容院に行くのはイヤだ」とこたつでぬくぬくして過ごすみたいです。

もこもこの犬の毛を散髪してやらなければ、
年寄りに会わせたぬくぬく室内ではもう暑いようです。
耳(犬の)が蒸れてかゆいようです。

昨日はモンダイの天ぷらに挑戦いたしました。ハイ。
お座敷天ぷらではなく、普通にやってみました。

「品数を欲張らず、少な目に」
「ゆっくり落ち着いて」
「箸でつつき回さない」
「実家に持っていってあげようという仏心は起こさない」(爆)

それがまあ!上手にできたんですよ。奥さん(笑)

4番目のが一番大事と思いました。
「実家へ持っていこう」と思うと自然と品数も欲張るし、
時間も気になってあたふたするし、
じっくり待てないのでベタっとした仕上がりになる。

よぉ~くわかりました。
今日は昼過ぎからまた少し天ぷらを揚げて、
実家に持っていってあげようと思います。

「自覚して、危ないことはしないことにしたのだ」と言う義母。
得意料理の天ぷらはいつも2軒分、うちのも揚げてくれてたのです。
もう、油モノに挑戦することはやめて久しくなります。
というか、料理そのものをする気がなくなったのでしょう。

畑で取れたといただいたほうれん草も
「お浸しにする」と言って洗ったまま何日もたちます。
それもたいぎいのですね。
(あ。たいぎい。がよく出てきますが、億劫だという言葉です)

朝も、もったりもったり着替えて、顔を洗っている最中に、
義父は干物を焼き、ごはんをよそい、即席みそ汁にお湯を注ぐわけです。
最近は義父が結構冷蔵庫をごそごそやってますので、
順調に冷蔵庫の中身も入れ替わっているようです。
(野菜室をのぞいて)

数年前にはホテルの和朝食のようにステキな朝ご飯を演出しては
使い始めのデジカメで写真を撮って楽しんでいたのに・・・。

今朝も私はお茶などを入れつつ、お茶碗などを出し
「お義父さん。干物そろそろいいんじゃないかな?」と言うと
「お!そうか!待て待て、ワシが見るから。あんたはええで」と。
義母はというと
「何かしなくちゃ」と思うらしく、
「さあ。食べよう」となるといつもウロウロしてしまいます。

「やる気が起きない」→「しない」→「何をどうしてよいかわからなくなる」
といった感じのように思います。

昨日焼いた「あんパンが美味しそう~♪」で
お昼にはあんパンを食べるそうです。
甘いモノ(あんこモノ)大好き義母ですので。
喜んでもらうと、ついまた作ってしまいます。


・・・で、一生懸命、天ぷらの練習をしているわけなんですよ。(笑)



お天気晴れ

2007年03月05日 12時23分16秒 | 日常
朝の雨はなんだったんだ?
というくらい晴れました。
でも風がびゅ~びゅ~吹いてます。

こたつをかまくらのように凹ませてまったり寝るぼんを
「しっこしようか」と外へ連れ出し、ちょろっとしっこさせ
「父さんとこに行くよ」と犬の入るリュックを出すと
喜び勇んで頭から入ろうとする。
約6キロを背中にしょって、傘をさし、実家へ行きました。

ピンポン鳴らして
「おはよ~。来たよ~」と声をかけると
喜び勇んで義母が出てくる。
まずまずのご機嫌の様子。

冷えるとか、
足が浮腫むとか(それほどでもないと思うのだけど)、
腕が痛いとか、
ひとしきりの訴えに
「うんうん寒かったり、暖かすぎたりだからね~調子も狂うよね」と答える。

「母さんは頭(美容院)に行く行く言うて行かんのじゃ」と言う義父と
「でも、たいぎい(億劫)んじゃもん」と答える義母に
「はい。でも、今日は残念ながら、月曜日で美容院はお休みなんです。また体調の良いときに行ったらどうかね?」と答えると二人して納得。

「今日は雨じゃけ、行かんでもよかろ。昨日は電話したっけ・・・?」
これは、おばのことです。
行かんでもいいどころか・・・あんまり行かないでくださいっ。
「そそ、雨じゃけ、やめたほうがええよ~。またにしたら」
「じゃぁ、今日はぼんちゃんとこたつで遊ぼか」

「今日は掃除するど~!(弟)が帰っとるとぜんぜん掃除ができん」と義父。
「まあ!雨なのに、お掃除なんてしなくてもいいわよぉ」と義母。
・・・・好きにしてくれっ。

犬話でいくらか二人を笑わせて、
あとはぼん(犬)におまかせしてさっさと帰ってきた。
ぼん。頼むでぇ~。

今日は久々にホームベーカリーを出して、あんパンでも作ることにしましょう。
粉をいっぱい買い込んだくせに、パタっと作る意欲がなくなっていたのです。

やっぱり、買ってすぐに分量ごとに分けておかないと、
「粉、計らないとなぁ~。また今度にしよう」
とぐうたらぐうたらしてしまいます。
テーブルが粉だらけになるのも、億劫になる原因のひとつです。
ま。今日は粉だらけになっていても良いのです。
どうせ、パンを丸めるときに粉だらけになっちゃうのですから。

先日から、ずっと「ポテチ食べたい欲求」と闘ってます(笑)

いかんいかん。昼ご飯食べよっと。





ボケ防止

2007年03月05日 09時00分02秒 | 日常
TVの新作映画のコマーシャルを見ながらの会話。

「ナイトミュージアム~♪」とTV。

「これって、アレに似とるの」
「うん。おっさん出とるしね」
「うぉ?おっさん出とんか?」
「コマーシャルの最後に出てくるよ。じっくり見てみ」

またしても同じCMが流れる。
「おお~っ!ほんまにおっさん出とる~」
「はい。おっさんの名前は何だったでしょう?」
・・・・・。

「出てこん」
「私も出てこん」
「ほれ。これに似た映画の題名は・・・ほれっ」
「映像は出てきますが、名前は出てきません・・・」
「ほれ。あの、学校の映画は良かったよの」
「はい。その映像もでてきますが、名前は出てきません」
「アレよ。あれあれ」
「はい。充分わかってます。以心伝心ですね」
「以心伝心はいかんど~。アレ・・・。ほれ・・・はいかん」

「おっ!おっさんの名前はだなぁ。ロビン・ウィリアムよぉ~!」
「おお!そうよぉ!」
「で。映画がぁ・・・出てこん・・・」

風呂に入り、まだなんだっけか・・・?と考える。

おお!「ジュマンジ」じゃん!

風呂から出るまで忘れないように唱える。
ジュマンジ・ジュマンジ・ジュマンジ・・・・

「思い出したよ!ジュマンジじゃん」
「おお!ジュマンジかぁ」
・・・ああ。すっきりしたぁ~。

「それと、学校のは・・・・「陽の当たる教室」?だっけか?」
「違う気がする」
「そうかぁ~?」

・・・・映画の話をするとき、題名や俳優の名前が出てこなくてやたらと時間がかかるようになった・・・。



怒る

2007年03月05日 08時46分33秒 | 日常
私はめったに怒りませんが・・・・。
怒ることもあるんですっ。

「ちょっと!あんた。なんてことなのっ!」
「私を無視する気なのね」
「私をバカにしてんのねっ」
「わけのわかんないこと言ってっ」
「そういうつもりなのねっ。いっつもかわいがってるのは私なのよっ」
「これだけ言っても、そういう態度なのねっ」

風呂あがりの夫が犬に言う。
「おいおい・・・。怒りょうるどぉ~。近づくなぁ~。怖ぇぇどぉ~」

怒りまくる私。

相手?

・・・・・相手はDVDです。

「何がどうしたって言うんね?ちょっと貸してみ」
私の手からリモコンを取り上げ、
夫がちょちょいとつつくときちんと動く。

「ムッキ~~~っ!どういうつもりなのっ!相手を選ぶたぁ、心臓強いじゃないのっ。バカにしてぇ~~っ」

「ほいっ。『華麗なる一族』予約できたど」

「・・・予約できたんならいいわ」






2007年03月04日 10時05分32秒 | 日常
柑橘を植えてあるだんだん畑は
下のほう、横のほうと隣近所の境目がびみょぉ~です。
囲いもなけりゃ、印もない。

もちろん、年にそれも冬場に4~5回しか登らない私は
うちの畑がどこからどこまでなんか、さっぱりこんとわかりません。

「うちの畑はどこから?」
「あそこの段からよ。こっちの境はあそこまで。よ~覚えとけぇ」
「でも、木の雰囲気が変わったら、わからんようになるねぇ」
「ほぉじゃのぉ~。お前にはわからんじゃろうのぉ。杭でも打っとくか」
「杭ぐらいじゃわからんかもぉ・・・上はわかるけどぉ」
「上は山じゃないか。わかって当たり前じゃ」

山(だんだん畑)は私にはどうしようもないことは重々承知なのだけど、
境目くらい知っておかねば。

「あそこは島のチベットじゃのぉ~」
一度だけ登って、以後絶対山には行かない夫がそう言います。
北向きのそれも凹んだ部分ですので
冬は一番寒いのよ~。

境界線・・・ぜったい、わからん。覚えられん。
自信持って言えるとこが・・・。

境目になる段に山桜の木でも植えましょか。
手入れできなくなるのは、目に見えているのですから・・・。
周りの畑に迷惑かけないようにすることも考えねばねぇ。

畑半分、柑橘類の木を切って、梅を植えてあります。
今は梅の花が盛りです。




もうひとつ

2007年03月02日 15時25分29秒 | 日常
天ぷらを作るのが苦手なのは以前にも書きましたが・・・

先日のパッチのときにも
「粉?テキトーよ。揚げ方?テキトーテキトー」
「そのテキトーがわからん」

そのテキトーがわからんちんの私に
みんなが助言してくれました。

・天ぷら粉を使う。
・粉と水は計る。
・卓上の電磁調理器で揚げ物設定にし、温度を自動的に調節する。
・材料は串に刺し、少量ずつ揚げる
・揚がった頃合いは・・・・「旦那さんに勝手に食べてもらう」

「お座敷てんぷら」にしなさいっ。

くれぐれも・・・・
あなたが「揚がったよ」と言わずに
旦那さんに自由に取って食べてもらうこと。

そっちのほうが、絶対確かよっ・・・。

・・・・・だそうです。



家に帰って「こうこう言われたんだけど・・・」と言うと。

「おお~!それはええ案じゃないかぁ~~っ!お座敷天ぷらええどぉ~~」
・・・・・だそうです。



ばいと

2007年02月23日 16時24分05秒 | 日常
行けないとは思いつつ、バイト話には耳がダンボの私です。

ちらしに郵便局(すぐそこ)のバイトで
仕分け作業。
「朝7時から9時。ってのがあるんだけど、いいと思わん?朝2時間よ」
「時給は?」
「650円くらい。お小遣いにはなるけどぉ」
「やめとけやめとけ」

「おい。ええパートがあるど。今いるおばちゃんがやめるらしい。」
社屋のお掃除のパートです。
スクーターで5分。
私の仲の良いいとこがその社屋でパートしてます。
9時半から3時半。700円。
「ええ小遣いにはなるど」
「ええね~」
・・・だけど、夫の両親に反対されました。

「一日おきとか、午前中だけとかだったらねぇ~」と言います。

まあね、自分たちが手を貸してほしくなってからわざわざパートに出なくても・・・という気持ちはわかります。
無理なのかなぁ・・・。

そろそろ車も買い換え時だしなぁ・・・

「昼間の仕事は無理かぁ~。新聞配達しようかなぁ~」
祖母や母に言うと
「あんたには無理っ」・・・二人して声そろえて言わなくたって・・・。


あいかわらず、耳をダンボにする毎日です。




あ。そうそう

2007年02月03日 12時20分56秒 | 日常
夫ですが・・・
昨日は帰宅してからも、あちこちに電話をかけ、
すこぶる普通です。
っていうか、明るすぎっ。かえってヤバイ。

「ご機嫌はなおったんですね」
「機嫌は悪うないで」(夫、上機嫌~♪)
「じゃ、体調はなおったんですね」
「ほうじゃのぉ~。昨日は具合が悪かったんかのぉ~」
「ごはん、ほとんど残ってたよ」
「わしがメシを残すことはめったにないで~。やっぱり調子悪かったんよ」
「まあ、メニューもメニューでしたし・・・」
「おお~!昨日のはひどかったのぉ~」
・・・やっぱし?・・・・
「ま。冷え込むからね~」
「おお~。風邪よ。風邪」
「ほぇ~~」

・・・・だそうです。が。まだ納得はいきません・・・私・・・

あちこち電話をかけてる内容で・・・
「また事件勃発ですか?」
「え?あ。これは事件ていうほどのもんじゃないわ。」
「ふ~ん」
「事件なんて無い日はないわい。」
「ふ~ん」

夫の仕事は・・・なんていうか・・・・
「山口六平太」みたいなもんでしょうか。
(わからない人はマンガで検索してくだされ)
会社のなんでも屋です。

「わしが若い頃は会社の中にもサムライがいっぱいおったんじゃが・・・今は少なくなってのぉ」
夫はサムライのひとりらしいです。
「ははん~」

ここんとこの落ち込みは
いわゆる「武士の一分」ってとこでしょうな・・・。
うすうすと感ずるに。




あいかわらず

2007年02月02日 12時30分46秒 | 日常
夫の落ち込みが続いています。
無口です。

夜、食卓を見て
「これは何?」夫
「これは、こうこうこう言うもの」私
「で、こっちのこれは何?」
「これは、こうこうこう言うもの。ふたつとも目指す方向とは少しずれてしまいました」
「ふっ・・・」
・・・ううむ。やっぱし元気がない。

「ファンドが持っとる、とある会社がさぁ、売られたんだって・・・・」夫
「へぇ~ほぉ~」
「・・・・」
「で・・・?うちの会社はどこに売られるの?」
「さあ、売り先はなんとなく決まっとるんじゃないかぁ~」
「で・・・、そのことがご飯が進まない理由?そんなことで食欲なくす自分じゃないよね」
「安全パイがない・・・」
「(汗!)安全パイはまーぼーどーふがあるでしょ~。他は失敗したけど。見た目は悪いけど、味は美味しいから食べてみっ。」
「ふっ・・・・疲れとるだけじゃ」
「同級生の病気が原因?」
「まあの。あれには落ち込んだのぉ」
ウソつけ。疲れてるだけと違うやろ。友達のことだけじゃないだろ。
他に何かあるはずじゃっ。
吐いたら楽になるぞ。
なかなか吐かないしぶといいやつだ。
ビールでも飲ますか・・・。口が軽くなる・・・。
いや、自分が飲まずにいるんだから、ここで飲ましちゃいかん。

結局、お茶碗の半分しかご飯も食べず。

食後、夜の散歩をせがむ犬と
寒いからイヤだと言う私とが攻防を繰り広げておりますと
その様子を見ておった夫も少し元気が出てきたようで・・・。
いやがる犬を布団に引き込み、早々と寝てしまいました。

夫が寝た頃をみはからて、犬は布団から這いだし、
また再び夜の散歩をせがむのでした。

「セラピー犬、ご苦労っ。じゃっ、ご褒美にお散歩行こうか♪」