著者 有馬頼底(ありま らいてい)
私は中学から大学まで、茶道部に所属していました。高校の部活で指導に来てくださっていた先生は、いつも床の掛軸とお花を準備してくれていました。
どの掛軸の言葉も胸に響くものでしたが、特に好きな言葉が「日日是好日(にちにちこれこうにち、にちにちこれこうじつ)」です。この言葉が紹介されている本を選んで、『よくわかる 茶席の禅語』を買いました。
「日日是好日」という言葉については、『雨の日も風の日も、また辛い日も悲しい日も、それを良き日と受けとっていくということです。』(p.148)、『悪い日も良き日と受け取る心、さらに悪い日を良き日と転ずる心があれば、どんな日だって「好日」ではない日はないのです。』などの解説があります。この言葉の解釈については、いろいろな説があるようです。
今年も「日日是好日」の心持ちで過ごしていきたいと思っています。