■作曲者自身も愛した穏やかな主題
弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」は、
同時期に作曲された第14番「死と乙女」と共に、
シューベルトの代表的な弦楽四重奏曲です。
存命中に出版された唯一の弦楽四重奏曲でもあります。
エキセントリックで劇的な「死と乙女」に対して、
穏やかで歌心に満ちた作風が特徴です。
「ロザムンデ」のタイトルは第2楽章の主題が、
自作の劇付随音楽「キプロスの王女ロザムンデ」の、
第3幕への間奏曲の引用であることに由来します。
この主題を愛したシューベルトは、即興曲Op.142-3でも使っています。
尚、劇としての「ロザムンデ」は初演当初から不評であり、
現在ではまず上演されることがありませんが、
そこに付けられたシューベルトの音楽のみは、
間奏曲や序曲などが今日でも盛んに演奏されています。
演奏は弦楽オーケストラ版です。
(「クラシック名曲サウンドライブラリー」より)
●5月末以来の小山田緑地。運動不足なので2時間くらい歩いた。
光を通した葉が輝いていた。
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