photo独~ホットドッグ大好き~

フォムービー:音楽と写真

ウメゴジラ

2018-05-31 | フォトムービー



■ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2
 優れた旋律作家であるショパンが書いた、最も美しい旋律のひとつにして、すべてのクラシック
 音楽の中でも、片手に入るかもしれないほどの名旋律です。

 音楽家として身を立てることを志し、ショパンがパリにやって来て間もない頃、アイルランド出身の
 作曲家ジョン・フィールドが同じくパリを訪れ、自身が創作したノクターンという甘美なピアノ曲で
 もてはやされていました。

 元来、流れるような美しい旋律を作ることに長けていたショパンにとって、その才能を存分に発揮
 できるノクターンは、まさに打ってつけの形式でした。また当時、パリのサロンで貴婦人たちにピアノを
 弾いては聴かせていた彼には、甘く親しみやすいノクターンはアピールするのに絶好の音楽でもあり
 ました。

 そこでショパンは作品9の、3曲のノクターンを続け様に作曲します。そのうちのひとつが、作品9の
 第2番として知られる、ノクターン変ホ長調です。あまりに魅力的な旋律から、ヴァイオリンやチェロなど、
 様々な器楽独奏曲に編曲され、親しまれています。

 あたかも元からどこかに完成形として存在した旋律が、ショパンという音楽家を通して地上に降りてきた
 かのようです。

■ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
 ショパンのワルツは舞踏的なものと、内面を表したものに大別されます。第7番は明らかに後者の部類と
 いえます。

 「もしワルツに合わせて踊るのであればその相手は貴婦人でなければならない。」とシューマンはショパンの
 ワルツを評しました。ショパン自身も当時流行の華やかなだけのウィンナーワルツは肌にあわず、なぜあの
 ような舞曲がもてはやされるのだろうと手紙に書いています。

 本来は踊るための音楽に過ぎなかったワルツを、自らの内面を表現する芸術に高めたのはやはりショパン
 でした。                           (「クラシック名曲サウンドライブラリー」の解説より抜粋)

●ショパンの音楽は切なく,胸をかきむしられる。力強いポロネーズはなおさらそう感じる。
 ポーランドの歴史とショパンの生涯から受けたイメージのためなのだろうか。

●小石川植物園の正式名称は「東京大学大学院理学系研究科 附属植物園」と,とても長い。 
 長いのは名称だけでなく,「本植物園は日本最古であるばかりでなく世界でも有数の歴史を
 もつ植物園のひとつで,今から約300年前の貞享元年(1648)に徳川幕府が当地に設けた
 「小石川薬園」に源を発して…」とパンフレットにあるように,
歴史も長い。

●「植物分類標本園」は「植物の分類体系を生きた植物によって具体的に理解することができる
 ように約500種の代表的な高等植物が植えてある。」とパンフに記載されている。
 ここに一番惹かれた。花期が過ぎた植物が多かったが,「あー,これがそうか。」と,葉や茎から
 学習することができたからだ。


●で,苔むした切り株がゴジラに見えた。入口の写真は梅の無料配布。もちろんいただいてきた。

 

●本日の朝日新聞に,小石川後楽園のハナショウブが2度目の見ごろを迎えたという記事が載っていた。
 6月上旬まで見ごろだということなので,望遠レンズを持って行ってみようかな。

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アサザ

2018-05-30 | フォトムービー



あまりに美しい第2楽章をもつピアノソナタの名品

 映画「不滅の恋」の中でベートーヴェン自身がすでにほとんど聴こえなかった耳を
 ピアノに押しあて、静かに奏でるシーンが
印象的だったこの曲は「月光」「熱情」と
 共に彼の
“3大ピアノソナタ”とも呼ばれる初期の傑作です。

 第2楽章の主題は後に「第9」の第3楽章にほぼ同じイメージで転用されたり、また
 未完の「第10番」においても
似た旋律が使われるはずだったという研究もあり、

 いかにベートーヴェン自身が気に入っていたメロディーであるかがうかがえます。

 そのためか歌詞をつけて歌われるなどアレンジ曲も多く(ビリージョエル、大竹
 しのぶ etc.)
彼の作品中もっとも愛される旋律のひとつといえるかもしれません。

                                         (クラシック名曲サウンドライブラリーよりコピー)

●小山田緑地の梅木窪分園に「アサザ池」がある。いつ咲くのかなあと楽しみにして
 いたが,
今日,アサザと出会うことができた。花は朝に開き,午後はしぼむそうだが,
 午後にも開いていた。想像していたより濃い黄色だった。

 

■アサザ[莕菜,浅々菜]ミツガシワ科アサザ属

 池や沼に生えるので,"カメバナ""スッポンノカガミ"などの方言がある。(中略)

 中国名は''莕菜''。菜がついているので,中国でも食用にされていた。日本の
 別名に"イヌジュンサイ(ジュンサイに似て,ジュンサイではない)"ハナジュンサイ
 (花の目立つジュンサイ)""など,ジュンサイと同様に食用となる名前がある。

 なお,アサザは平安時代以前に"阿佐佐"という古名で知られ,その後,中国名
 "莕菜"を"阿佐佐"に当てたので,"阿佐佐"は使われなくなった。
   (解説・写真 高橋勝男/絵 松見勝哉 「野草の名前[夏]」和名の由来と見分け方」よりコピー)

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蚊がブンブン

2018-05-27 | フォトムービー



■美しい弦のアンサンブルが紡ぎ出す清浄な音世界

 パッヘルベルのカノン、ショパンの別れの曲、ドヴォルザークの新世界より、
 スメタナのモルダウ、エルガーの威風堂々、ホルストのジュピター…。
 クラシックには挙げればきりがない程の名旋律がありますが、
 この曲の美しさ、品格はやはり群を抜いているでしょう。

 J.S.バッハの『G線上のアリア』は、管弦楽組曲第3番の第2曲アリアを、
 ドイツの名ヴァイオリニスト、アウグスト・ウィルヘルミ(1845-1908)が、
 ヴァイオリンのG線のみで弾けるように編曲したことがきっかけで
 ヴァイオリン独奏曲としても、いっそう広まり有名になった曲です。

 管弦楽組曲第3番の編成はオーボエ、トランペット、打楽器、弦楽部。
 
楽曲は1.序曲、2.アリア、3.ガヴォット、4.ブーレー、5.ジーグで構成され、
 第2曲アリアは通常の弦楽器と通奏低音のみで演奏されます。
          (クラシック名曲サウンドライブラリーの解説から一部コピー)

●バッハの管弦楽組曲は大好きな音楽だ。ガヴォット・ブーレー・ジーグは
 舞曲ということだが,今でいうタンス音楽か?

●蚊がブンブン。「コラッ」と言っても「フーッ」と追い払っても,もちろん効果なし。
 そのため動画の音声はカットした。近くの小学校で運動会をしていて,
 放送や歓声が聞こえてきたためでもあるが。

●フタリシズカがまだ咲いていた。花から実になる木がかなりあった。

 

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28年ぶりの神代植物公園

2018-05-25 | フォトムービー



■「カノン」と「ジーグ」の連続演奏で完成する『パッヘルベルのカノン』

 『パッヘルベルのカノン』は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ 二長調』が
 原題で、
 「カノン」と「ジーグ」を続けて演奏するのが正式なスタイルです。

 一般には「カノン」だけを演奏するのがほとんどですが、
2曲を連続演奏することで、初めて
 パッヘルベルの本意も理解できるでしょう。

 また、これまでは弦楽オーケストラの編成で録音してきましたが、 今回はオリジナル通り、
 3本のヴァイオリンとチェロ、チェンバロの編成にしました。

 弦楽パートだけで考えればこの作品は、弦楽四重奏に極めて近いと言えます。
 
大編成では大味になってしまう、微妙なニュアンスをお楽しみ頂けると思います。

                  (「クラシック名曲サウンドライブラリー」の解説から一部コピー)

●初めて「カノン」を聞いた時の感動を今でもよく覚えている。この曲のいろいろな演奏のレ
 コードをいくつか買ったからだ。当時のレコードには,1枚1000円くらいの廉価版シリーズが
 あり,レコード屋さんの棚を漁ったものだった。
 どれも「カノン」だけで,「ジーグ」はなかった。

●神代植物公園は28年ぶり。植物多様性センターは,奥多摩,武蔵野,伊豆諸島と,地域に
 よって異なる植物が展示されていて,もちろん名札もある。だから,とても分かりやすい。

●ばら園と水生植物園には行けなかったので,次回楽しみだ。
 

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多摩川の植物

2018-05-25 | 日記




ノイバラ(野薔薇・野茨,別名ノバラ,バラ科・バラ属) これは木。
 多摩川の植物には外来種が多いが,これは国産。赤い実がつく。
 ノバラとも呼ばれ,花は美しいが茎には鋭いトゲがある。


アレチハナガサ(荒地花笠 クマツヅラ科・クマツヅラ属)帰化植物。
 南アメリカ原産。花期は一般には8~9月頃とされるが,環境条件に
 よって4月から12月までばらつきがある。河川の在来種の植物の
 生育を妨げるなど悪影響を与える恐れがあるそうだ。


オニグルミ(鬼胡桃,クルミ科・クルミ属)
 川沿いなどの湿った場所に自生する。国産。
 殻は固いが,中の種子は食用になり,市販のカシグルミより濃厚な
 味わいだそうだ。熟す前に割ったことがあるが,食べなかった。
 殻の表面がゴツゴツしているから「鬼」がついた。

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