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お墓と向き合い生死を見つめ直すブログ~富山のお墓レスキュー隊 亀山龍厳~

お墓を建てる石工職人の立場から、お墓について、どんな想いでお墓を建てているのか、などを書いています。

自分の家の家紋、知ってますか?(大人の教養)家紋について1

2016-06-23 21:44:22 | お墓
見ているようで見ていない。
聞いているようで聞いていない。
知っているようで知らない。

身近にあるものほど疎かになり、
失って初めて知るのです。


◆大切なものを失った時
多くの人は大切な家族を失った時
初めて自分は何も知らなかったことに気付く。
何も見ていなかったことに気付く。

あなたの家にどんな歴史があって
どんなご先祖様がいて
ご両親は何を考え
あなたに何を託したかったか

多くの人は
大切な人を亡くしてから
初めてそれらを知らなかったと知る。

その証拠に
50を超えて
自分の家の家紋を知らない人は結構いる。


◆家紋とは
家紋とは、
・古くは出自や自らの家計、血統、家柄、地位を表すために用いられてきた、日本固有の文化。
・現在確認されているだけで2万近くの家紋が確認されている。
・武具に好んで使用されていた。
・家紋は人々の暮らしに息づいていた。(Wikipediaより)

家紋は苗字とともに受け継いできた伝統である。


◆自分の家紋の確認の仕方
自分の家の家紋を調べる一番手っ取り早い方法は
(自宅もしくは本家や親戚の)お墓を確認することです。

富山県内でしたら大抵家紋が彫刻されています。

古いお墓になるとボロボロになっている可能性もありますが、
それでも形から大体推測することができる場合があります。

ご自分の家紋を知ったからとっていなんの得にもなりません。
でも、それくらい教養として知っておいてもいいのではないでしょうか?

新しくお墓を建てる場合、
ほとんどのお墓には家紋を彫刻するので
何かの機会に確認されておくといいと思います。


富山県内でよく見かける家紋です。


◆家紋なんてどうでもいいって言わないで欲しい
ときどき「一般市民はもともと家紋なんて持っていなかった。どうせ歴史が浅いものだから必要ない」とおっしゃる方がいます。

でもね、例え歴史が浅くても
それだって大事な記憶じゃありませんか?

仮にその家紋がおじいちゃんの代に作ったものだとしても
祖父から受け継いだものだったらそれでよくありませんか?

*ちなみに、時々自分で家紋を作る方はいらっしゃいます(笑)


◆家紋にまつわる注意点
家紋を確認するとき、
以下のことにご注意ください。

・もし可能であれば、本家、そして大本家で家紋を確認してください。
*本家と言えど、家紋を間違えている場合があります。実際に本家で家紋を確認したところ、記憶と違ったので大本家で再度確認したら、「本家の家紋が違っていた」という事例がありました。

・親戚のお墓で確認するときは、複数のお墓で確認してください。
*ご親戚が間違っている場合もありますし、石屋が間違っている場合もあります(恥)。


家紋についてはまだまだあるので、
次回に続きます。







富山のお墓レスキュー隊 隊長 亀山龍厳



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