夢を咲かせよう! 岡本真来としての生き方ブログ

~琉球アーティスト岡本真来としての生き方~
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叱る

2008年10月18日 | Weblog
誉めて叱って、叱って誉める、社員を育てる
「気付き・問題解決出来る人」


叱る際の4つのポイント

リーダーの役目とは『部下を輝かせる』この一言に尽きると思います。
そして、そこに携わるすべてのひとの幸せを願うことです。
この言葉の為に、どこの会社も管理職は全身全霊を傾け部下を教育しています。

「やって見せ・言って聞かせて・させてみせ、誉めてやらねば人は動かず」

有名な山本五十六の名言です。

何度も何度もくり返し教育し近付けていくことでレベルを上げていくのです。
又、最近ではコーチングと言う部下のモチベーションUP(啓発)のマネージメント手法なども多くの企業で採用していますが、果してこれは正しい行動なのでしょうか。
私は疑問に感じます。

野球などスポーツの世界を見ても同じで、名監督の下であっても、
投手にせよ打者にせよ100%力を発揮してヒーローになる人はほんの一握りです。
この永遠の課題に対して「経営とは教育なり」を旨にリーダーが取るべき態度(教育)として

1.誉める事が出来る。
2.叱る事が出来る(叱れない人をなくす)又、何を教育したら良いかを考える。
3.気付ける人となり、育成方針を打ち出す。
4.問題解決出来る人を育てる。

と各ステップを整理し理解していくことが経営者・管理者の心得です。
人を使う立場になって、叱るということは本当に難しいと実感されていると思います。
特に最近の若者は、ひ弱で何か言うとすぐ落ち込む反面、押し付けに反発します。

本当に社員のためを思って叱ったことが、相手はそうは受け取ってくれず、
「怒られた」「もうこの会社にいても将来はない」などと思い込んで、
将来を期待していた社員に去られてしまったというケースも多い現状です。

そのようなケースの中でが見過ごされている点は、人にはいろいろなタイプがあって、ひとつの成功事例がそっくりそのまま失敗事例になりうるということです。

たとえば、叱られても後遺症が残らないようなネアカ(根が明るい)人間は、
多少きつく叱っても次の日になればケロッとしているので、どんどん叱ってやってもかまわない。

プロ野球の球団にも叱られ役というような選手がいると思います。
野村監督時代のヤクルト古田や巨人の元木、この前たまたまテレビで見ていたのですが、元阪神の川籐選手は高校時代からなぜかチームで一人だけ怒られ、プロ野球に入ってからも、なぜか俺一人だけ怒られたと笑っていました。
そういった人たちは、ストレスが発散しやすい体質を持っているため、あとに残らない。

管理者にとっては、社内の叱られ役=引締め役になってくれるまことに貴重な人材です。

逆にネクラ人間は、怒られるとストレスがそのまま貯めこまれるので、教え導くという意味の叱責でも萎縮してしまい、かえって逆効果となります。
このような従業員を叱るときは、前に書いた「やる気にさせるほめ方」を参考にしながら、「ほめる、叱る、ほめる」といった順序で叱るのが効果的です。
最初のほめ言葉で、緊張を解きほぐし、ほっとさせ、話を聞こうという気持ちにさせたあとで、ソフトに叱る。
次にまた、ほめ言葉や激励で、前の注意をフォローしながら、元気付ける。


二宮尊徳の有名な言葉にこのようなものがあります。

「可愛くば、五つ教えて三つほめ、二つ叱ってよき人とせよ」


単にほめるだけ、叱るだけではだめで、ちょうどいいバランスが大事だと思っています。
  

皆さんはどう感じますか。