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何を信じたらいいかわからない

2014年04月23日 | 自分を好きになる

 

<何を信じたらいいかわからない>について。

わたしは講演で最後にこんなことを話します。


リンゴが一個、家の窓ぎわのテーブルに置いてあります。
朝日にあたっています。しばらくすると、太陽は雲に隠れて、リンゴはすこし色が変わりました。

夕方、外出から帰宅するとガラス窓に夕焼けがさしています。

リンゴの色も夕焼けに染まっています。

外は暗くなり窓ガラスは街のネオンと信号の景色に変わり、リンゴとわたしの姿がうっすら映っています。

わたしはカーテンを閉めて部屋の蛍光灯をつけました。

りんごの色が変わりました。

それからしばらくして、わたしはアロマキャンドルに火をつけました。キャンドルの炎のなかにぼんやりとリンゴがみえます。

しばらくしてから、キャンドルを消して床に入りました。リンゴの香りがほのかに漂ってきます。

朝、目が覚めて、リンゴをみてわたしはびっくり。

「何、このリンゴ! 」わたしはメガネをかけました。

ああ、スーパーでリンゴを買ったときは、メガネをしていなかったんだわ。ちいさなシミだらけ・・。


さて、朝日の光、夕焼け、蛍光灯の照明、キャンドルの炎~と、リンゴは姿、形を変えていきます。

どっちのリンゴがほんとうでしょうか?


カメラでリンゴを撮り続けたら、何千ものリンゴの写真があり、一枚として、そっくり同じものはないはず。ましてや、視力でリンゴの見え方が変わります。

もし、リンゴを見たこともないひとに、リンゴを説明するとしたら? 

どうやってリンゴを説明しますか?


どのリンゴがほんとうかと議論する必要なんていらないでしょう。どんな姿をしたリンゴが食べたいのか、リンゴを飾ってしばらく眺めていたいのか、リンゴの絵を描きたいのか、リンゴがどのように朽ち果てていくのか実験をしたいのか・・・。


自分にとって必要なリンゴはどれですか?

何を信じたらいいかわからないも、そのときどきの状況で変わります。

みんな、ひとりひとり、見方、感じ方が違いますから、他人と違っていて当たり前です。

そのときに感じことを信じたらいいと思います。

 「あの世は?」の考え方もこのようなことではないとないかと思います。

 

 

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