アフリカ・ユーラシア見聞録

むかしむかしあるアフリカで・・・

シャア専用観光地(ザンジバル島:タンザニア)

2005-04-16 12:17:13 | 1st 北・東アフリカ
タンザニア





2005.04.11(月)-16(土)

 ザンジバル島、ここはかつての奴隷貿易・象牙貿易の拠点であり、ヨーロッパやアラブの石造建築遺跡の残るストーンタウンは世界遺産に登録され、また良質なビーチの存在や、ダルエスからフェリーで簡単にインド洋を越えれることからも人気があり、タンザニア屈指の観光地となっている。

 だが、日本人にとってはそれ以上に有名なアニメ、ガンダムのシャア専用の巡洋戦艦の名としてのイメージが強いことだろう。

 私も他聞に漏れず、ザンジバルとその名を聞いたときからこの事を思い出し、是非とも訪れたいと思っていたのだ。


 今回はユーゾウ氏と2人、人とペアを組んで周るのはソマリランド以来だからテンションも上がる。

 11日1200時、ダルエスを出航。

乗ったフェリーと船着場付近。船着場はどう考えてもショボイ。
 

湾から外洋を眺めて
 

船上からのダルエス市街


途中ですれ違ったフェリー
 

そしてザンジバル島、右は港
 


 ザンジバル島のストーンタウンにある港には1800着。

 たった6時間の船旅だったが、アフリカでインド洋をクルーズしたということで気分は上々だ!

 だが、その気分に水を差すかのようにしつこい客引きが付きまとってくる。
 英語で怒鳴ってもダメ、最後の方は日本語で怒鳴りつけてもダメでずっとついてくる。
 我々を宿につれていけば彼にマージンが入るのは分かるが、それは我々の値引きのチャンスを潰す事でもある。

 私は「警察に訴えるぞ!」とまで言ったのだが「俺は警官が友達だから是非訴えてくれ」等とのたまう始末。

 最後の方には諦めて、数件周ってホテルを決めたときにそのホテルのオーナーに「後ろの男が何か言ってくるかも知れないが、彼は俺たちとはなんの関係も無い、付きまとわれて迷惑しているんだ」と予防線を張るのが精一杯であった。(この後色々な国を周ったが、彼以上にしつこく付き纏ってきた客引きはいなかった。私の中ではマイ・ベスト[ワースト?]・客引きである)

 この日、屋上からの眺めが良いとガイドに載っていたこのホテルは実は屋上が無く。

 初め良くても終わりダメというなんともしまらないザンジバルでのスタートとなった。


明けて12日、主目的であるストーンタウンの観光を後回しにして西にあるパジェという村に向かう。
一人ではまずやる事は無いが今回はユーゾウ氏もいるのでビーチでリゾートをするのもいいと考えたからだ。

パジェ行のトラックバス。パジェでの到着場所、コンクリに茅葺の屋根というのがいい。
 

泊まったロッジ、ビーチは目の前。
 

 

左右見渡しても誰も居ない。ビーチ二人占め、贅沢な気分。
 

やしの木に登る人。実に南国情緒に溢れている。
 


 パジェでは久しぶりに、というかアフリカで初めて泳ぐことも出来たので十分満足だった。


 翌13日にこのパジェからストーンタウンへ戻る。ビーチリゾートも悪くは無いが街好きの私にはこちらがメインだ。

オールドアラブ砦。
 

市内の建築物
 

 

教会。このすぐそばにはモスクもある。
 

アフリカン・アート。左の看板がちょっと面白い。
 

ストーンタウンでは扉が有名。写真はこの一枚しか撮らず。



アラブ砦付近で夕方から屋台が立ち並ぶ、海産物が有名だが私はここでもやっぱりお肉・・・
 


 ストーンタウンには15日まで滞在。

 ダルエスに戻るフェリーが夜行便だったのでこの日も1日楽しめるかと思ったら大雨。

雨のストーンタウン、車のタイヤが半分水に埋まっている。
 

 この日はチェックアウトしたロビーで濡れた体を温めるだけとなってしまったのはちょっと計算外だったが、それ以外はまあ良い滞在だったと言えよう。

 夜、フェリーに乗り16日の朝、ダルエスに到着。

うっすらと明かりの灯る朝のダルエスは何ともいえない趣がある。



 合計5泊6日(船中泊含む)のリゾート・トリップ、ユーゾウ氏の存在もあり楽しく過ごせた事は間違いない。

 ここで不満が残るとすれば「シャア専用の巡洋戦艦ザンジバル」の関連を示すものを何一つ発見出来なかった事ぐらいであろうか・・・


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