監督 : パトリス・ルコント
出演 : ジャン・ロシュフォール、ジョニー・アリディ
銀行強盗のプロが、列車に乗って小さな避暑地の町に降り立つ。
町で偶然出会った孤独な大学教授の屋敷で決行までの3日間を過ごすことになる。
何の接点もない2人の男が出会い、語り合ううちに、奇妙な友情が芽生えていく。
二人の出会いから邸に招くまでのくだりは少々苦しい。
以後二人の気持ちが触れ合っていく過程のエピソードは抜群の上手さ。
パン屋をめぐるエピソード、年老いた教授がバーで暴力に立ち向かうシーン、そして初めて銃を手にするシーン、詩の一節を暗誦するプロの強盗・・・たがいに夢見た「もう一つ別の人生」
ラストのクライマックス、手術台と銀行強盗のカットバック。
どんでん返しの仲間の裏切りは説明不足。
もう少し軽妙な終わり方もあったのではないかとも思うが、好対照な二人を演じた役者がどちらも味があり、ヨーロッパ映画らしいしみじみ人生を感じさせる佳作。
「列車に乗った男」はどっちだったのか?
☆☆☆
出演 : ジャン・ロシュフォール、ジョニー・アリディ
銀行強盗のプロが、列車に乗って小さな避暑地の町に降り立つ。
町で偶然出会った孤独な大学教授の屋敷で決行までの3日間を過ごすことになる。
何の接点もない2人の男が出会い、語り合ううちに、奇妙な友情が芽生えていく。
二人の出会いから邸に招くまでのくだりは少々苦しい。
以後二人の気持ちが触れ合っていく過程のエピソードは抜群の上手さ。
パン屋をめぐるエピソード、年老いた教授がバーで暴力に立ち向かうシーン、そして初めて銃を手にするシーン、詩の一節を暗誦するプロの強盗・・・たがいに夢見た「もう一つ別の人生」
ラストのクライマックス、手術台と銀行強盗のカットバック。
どんでん返しの仲間の裏切りは説明不足。
もう少し軽妙な終わり方もあったのではないかとも思うが、好対照な二人を演じた役者がどちらも味があり、ヨーロッパ映画らしいしみじみ人生を感じさせる佳作。
「列車に乗った男」はどっちだったのか?
☆☆☆