Audacity(オーダシティ)の使い方!

音声編集ソフト「Audacity」(オーダシティ)の使い方を覚えて、音声のノイズの低減や除去、歌ってみたの録音を行おう!

Audacity(オーダシティ)の録音設定とオーディオインターフェイスの使い方

2023-01-13 16:13:39 | Audacity

Audacity(オーダシティ)で録音を行うには、大きく分けて二種類の方法があり、パソコン内で流れている音声の録音を行う方法と、パソコンに接続しているオーディオインターフェイスなどの外部機器からの音を録音する方法です。

パソコン内の音声を録音したい場合には、特に録音設定内容を変更せずに、初期設定状態のままでトランスポートパネルの録音ボタンをクリックします。

そうすると、シークバーがある位置から録音が始まります。

Audacityオーダシティ)の録音方法
Audacity(オーダシティ)でパソコン内の音を録音した

オーディオインターフェイスで録音する

オーディオインターフェイスからの音をAudacityで録音するには、Audacity画面の上の方にある「オーディオドライバ」「オーディオデバイス」の設定と、「再生デバイス」の設定を行いましょう。

Audacity画面の左上端にあるプルダウンでは「オーディオドライバ」の設定が行えます。

Audacityオーダシティ)の録音設定-オーディオドライバ設定
Audacity(オーダシティ)のオーディオドライバ設定

オーディオドライバは「MME」「WASAPI」「DirectSound」という三つから選択できますが、とりあえず、「WASAPI」を選択すると良いと思います。

オーディオデバイスと再生デバイスの設定

オーディオドライバの設定プルダウンの右側にあるプルダウンでは、「オーディオデバイス」の設定が行えます。

「オーディオデバイス」の設定では、パソコンに接続しているオーディオインターフェイスを選択して、「再生デバイス」の設定でも、そのオーディオインターフェイスを選択しましょう。

Audacityオーダシティ)の録音設定-オーディオデバイス設定
Audacity(オーダシティ)のオーディオデバイスとオーディオデバイスの設定
Audacityオーダシティ)の録音設定-再生デバイス設定
Audacity(オーダシティ)のオーディオデバイスと再生デバイスの設定

あとは、接続しているオーディオインターフェイスにヘッドフォンを接続て音を確認しながら、オーディオインターフェイスにマイクやギタープラグを接続して、録音ボタンをクリックすれば、オーディオインターフェイスからの音が、Audacity(オーダシティ)の画面上で選択しているトラックに録音されるようになります。


Audacity(オーダシティ)のノーマライズ機能の使い方

2023-01-03 15:39:26 | Audacity

Audacity(オーダシティ)の機能でノイズの低減と同じくらい便利な機能なのが「ノーマライズ」機能です。

「ノーマライズ」というのは、日本語では「音量の正規化」という意味で、音割れしない音量まで最大限大きくする処理の事です。
※「正規化」というのは、適切なデータの状態に調節する、という意味です。

Audacityのノーマライズ機能は、かなり使い方も簡単ですので、歌ってみたように録音した歌声が小さい場合などには、Audacityのノーマライズ機能で音量を大きくしましょう。

ノーマライズしたい箇所を範囲選択

Audacity(オーダシティ)でノーマライズを行いたい場合には、まず、ノーマライズを行いたい音声データの範囲を選択状態にします。

基本的には、ノーマライズした箇所と、ノーマライズしていない箇所で音量差が出ないように、全ての音声データに対してノーマライズ処理を行った方が良いので、全ての音声データを選択状態にしましょう。

ノーマライズしたい範囲を選択
全ての音声データをノーマライズ対象に選択

ノーマライズする範囲を選択状態にしたら、メニューバーの「エフェクト」をクリックして、エフェクト一覧の中にある「ノーマライズ」をクリックします。

そうすると、ノーマライズ画面が表示されるので、「DCオフセットの削除」「最大振幅をノーマライズ」「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」という3つの項目の設定を行いましょう。


ノーマライズ画面の設定項目

「DCオフセットの削除」にチェックを入れる

「DCオフセット」というのは、音声波形の中心のズレの事です。

「DCオフセット」がある場合には、音声データの振幅の上限幅が少し小さくなってしまいますので、ノーマライズによる音声データの音量増大処理の最大効果が得られないという音声データになってしまいます。

「DCオフセットの削除」にチェックを入れる
「DCオフセットの削除」にはチェックを入れる

ですので、「DCオフセットの削除」にはチェックを入れるようにしましょう。

「最大振幅をノーマライズ」にチェックを入れる

「最大振幅をノーマライズ」にチェックを入れると、選択している音声データの最大振幅の箇所に合わせてノーマライズ処理が行われるようになります。

逆に、「最大振幅をノーマライズ」にチェックを入れずにノーマライズを行うと、選択している音声データの最大振幅の箇所が、音割れしてしまうのも許容して音量の増幅が行われるようになってしまいます。

「最大振幅をノーマライズ」にチェックを入れる
「最大振幅をノーマライズ」のチェックを入れる

ですので、「最大振幅をノーマライズ」にもチェックを入れるようにしましょう。

また、「最大振幅をノーマライズ」にチェックを入れると、「最大音量」を「dB」(デシベル)で設定する事が出来るので、「-1」、または「0」に設定するようにしましょう。

「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」にもチェックを入れる

「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」にチェックを入れると、ステレオ音声の左右の音声ごとにノーマライズが行われるようになり、右側の最大音量に合わせて右側の音声のノーマライズが行われ、左側の最大音量に合わせて左側の音声のノーマライズが行われます。

逆に「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」のチェックを外すと、左右どちらかの最大音量に合わせて、左右の音声のノーマライズが行われてしまい、本来であれば、右側で最大まで大きくする事が出来る音量より小さくなってしまったりします。

「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」にチェックを入れる
「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」にチェックを入れる

ですので、「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」にもチェックを入れるようにしましょう。

ノーマライズを実行する

「DCオフセットの削除」「最大振幅をノーマライズ」「ステレオチャンネルごとにノーマライズ」の設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックしてノーマライズを実行しましょう。

Audacityのノーマライズ機能で音量が最大化した
Audacity(オーダシティ)でノーマライズが実行された

そうすると、選択範囲にした音声データがノーマライズされた状態になります。