長女の高校合格発表が延期し、二転三転しながら今日「合格通知書」を高校で頂きました。
今のところ学校が始まる日は決まっていますが、入学式を行うかは未定だそうです。
長女ワクワクして書類に目を通していると、
長女:「校則が・・・眉そっちゃったし。」
「諸経費こんなにお金払うの?」
「上履きってサンダル?」
今は、通学バッグが自由で羨ましいですね、なんで昔はあの黒くて四角い学生カバンだったのだろう?(大して物が入らなかった記憶が・・・。)
そしてその足で卒業した中学校へ報告にいきました。
学校も震災の影響で所々に亀裂が出来ていて、痛々しかったなぁ。
担任の先生に会い、感謝と無事を話しました。
担任の先生の計らいで長女は、吹奏楽部の顧問である石井先生(男の先生)にも会って満面の笑み。
ざっくばらんに話ができるようにと思い、ワタシは校庭でひなたぼっこしながら待っていました。
ワタシ:「何て言われた?」
長女:「おにぎり3個持って出てきた!(昼時だったからね)、震災後おじいちゃん家にいたって言ったら『30キロエリアに近づいてんじゃねえか』って言われた!」
そうワタシの実家は自宅よりちぃ~と原発避難エリアに近いのです。
でも、同じ「平」という町に住んでいる限りどこも一緒なんですけどね。
ワタシの妹が焦りまくって、両親を説得してたらしいのですが、
「ガソリンもないし、避難指示が出てからでいい!余計に外出歩くほうが危険だ!」と言い切った母、すごっ
ワタシの妹:「じゃあ、お父さんだけ連れて叔母ちゃん家(茨城県稲敷市)行っちゃうからね
」←(道知らないけど)
妹の知人達は、みんな地元から離れ、そんな情報しか入ってこなくてパニくってました。
結局、その知人達戻ってきてますけど
長女:「石井先生、トランペット吹きに来いって。」
これが一番嬉しかったみたい。
石井先生の居住地域は、まだ断水しています。ジーンと身に染みたひと言になりました。
スーパーは人がいっぱいです。(通常の平日ならもっと駐車場が空いてます。)
市県外に避難している人も多いですが、総人口34万人のいわき市民、まだまだ地元で頑張っています。
原発のことがなかったら、もっと気が楽なんですが・・・。
TVなどで原発情報ばかり見ると、不安でいっぱいになるのでピンポイントに情報をチェックするようになりました。
いわきの沿岸地域では、まだライフラインが復旧していません。
その為、復興が全く進まないそうです。
原発付近は放射能の値が高く、津波で亡くなった方を収容できない状況です。
電力の為とはいうけれど、原発を利用しなくても生活出来るくらいの世の中だったらこんな事にはならなかったのに・・・、残念に思います。
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