8月に出した方針は、いわば沖縄型の闘い方。9月に自民党は県連が推した候補をおろし、民主・社民・連合に相乗りして、逆沖縄型の戦術を採用した。状況はかなり厳しいと思うのだが、そろそろ「新しい県政をつくる会」も日本共産党も最終コーナーの見取り図を示す時期と思う。自社公民が組んでも、必ずしも選挙に負けるとは限らない。政策、戦術だ。福島原発の被害で苦しむ県民に立脚し、広報宣伝をきめ細かく県民の間に入っていくこと。失望で苦しむ県民の心のひだにわけいって生きる展望を示す具体案を示し続けること。 真田幸村・昌幸親子は、信州上田城で数万の徳川秀忠の軍勢をけちらかして、ついに秀忠は関ヶ原にまにあわず家康にかんかんにしかられたと聴く。選挙はこんなものかとあきらめず、真田幸村の精神を現代に踏襲することだ。