櫻井 智志
孫崎享氏は、評論の最後でこう問う。
Q「この人の頭はどうなっているか、誰か解説してくれませんか?」
私はこう応じる。
A「ヒットラーとムッソリーニと東条英機と岸信介と酷似した認識機能だと思いますね・・・・・」
では本論をご覧ください。
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【孫崎享のつぶやき】
安倍首相、申し訳ないがどういう頭をしているのだろう。安保関連法案で、憲法違反を堂々としている人物が「法の支配」を説く
2015-11-13 06:453
A:事実関係
安倍晋三首相は10日、オランダのルッテ首相と官邸で会談し、中国による南シナ海での人工島造成を念頭に、公海での航行の自由を含む「法の支配」を重視する姿勢で一致した。東シナ海と南シナ海での現状変更や、緊張を高める一方的行為に懸念を共有すると確認。こうした内容を盛り込んだ共同声明を発表した。安倍首相は共同記者発表で「国際法分野で世界をリードするオランダと『法の支配』の重要性について認識を共有でき、心強い」と強調した。
B評価
・戦後の歴代首相で、安倍首相位「法の支配」を無視している政治家はいない。
・安保法制に関しては、次の人々が違憲との判断をおこなっている。
①大森、宮崎、坂田(少なくとも一時期)、角田元内閣法制局長官が違憲ないし疑問の発言
②山口繁・元最高裁長官「集団的自衛権の行使を認める立法は、違憲」
③憲法学者の約95%が違憲。
・臨時国会の開催の問題でも、「法の支配」と堂々と述べられる立場にない。
安倍晋三首相と自民党の谷垣禎一幹事長は12日、首相官邸で会談し、臨時国会の召集を見送ることを最終決定した。憲法に基づいて召集を要求している野党側は「臨時国会を開かないのは憲法違反だ」と反発し、臨時国会召集を改めて要求する方針だ。
野党は「衆参いずれかの議員4分の1以上の要求で、内閣は国会召集を決定しなければならない」とする憲法53条に基づき、衆参両院議長に召集を要求している。しかし、条文には期限の定めがなく、いつ召集するかは最終的に内閣の判断となる。政府・与党は、首相の外交日程が続くことに加え、来年度予算編成作業も大詰めを迎えるため、開催は困難と判断。
・安倍首相にとっての「法」は、自分と敵対する勢力には「守れ」と要求する手段であるが自分は「法」を守る義務を感じない。
この人の頭はどうなっているか、誰か解説してくれませんか。
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