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【現代思想とジャーナリスト精神】

激動と不安定の時代に羅針盤のごとく【TBS報道特集4月8日】

 世情

すぐに統一地方選挙が始まるが、分裂選挙。一方で市民の情熱も感じる。華々しく選挙は進むが、一方で立候補不在で無投票当選や選挙に立候補しない傾向もみられる。
最近、日本の周囲でアメリカ、韓国、中国、北朝鮮などの動きが慌ただしい。相手を責めあうが、自分たちは何をしているか、その省察と熟慮が足りないまるでゲームのような軽量政治軍事が目立つ。外交交渉の重みの薄い傾向に危惧を覚える。

 坂本龍一さんの死

坂本龍一さんが新宿高校時代、不合理や戦争にアンチテーゼを示し、学生運動にも参加したことを聴いたことがある。ずっと平和を願い音楽に結晶化させてきた方だ。私は関西フォークや笠木透さんや横井久美子さんの音楽に関心がある。元ちとせさんの言葉に坂本龍一さんを初めてs知る想いだ。「死んだ男の残したものは」は60年安保の時代から長い射程を有す。武満徹作曲谷川俊太郎作詞の心を震わす歌。音楽を専門的に学んだ坂本さんはジャンルや国籍を超えて音楽の根元で深い重みをもっていたのだ。
武満徹詞
谷川俊太郎曲
いろんな歌手が歌っている。
賠償千恵子さんの歌唱
https://youtu.be/bcCqmzq0d60

小室等 / 「死んだ男の残したものは」(谷川俊太郎作詞、武満徹作曲) - YouTube
https://youtu.be/18kV9YrruBI

金平茂紀氏が、坂本龍一氏を語り、胸にせまる想いにご自身が感動と哀しみに一瞬絶句された。金平氏と坂本龍一氏が共有する芸術と感性の地平。まだまだ私には到達できていない深さだと後から思った。

❸ 「お笑い米軍基地」が伝える沖縄


芸人さんという存在に、根源的なひとの感覚にアピールするメッセージがある。チャップリンの映画の中に笑いとひとの感性が生きいきと根強いことを感じた。
チャップリンの「独裁者」を親に連れられ鑑賞した時、喜劇が描き出す世界がある。沖縄の悲劇と笑顔。漫才コンビガレッジセールのゴリさんが高校野球の監督になって、制作された映画を見た。感動的な映画だった。お笑い米軍基地さんが「チャップリンは『独裁者』でヒットラーの独裁を人間の一面としてそれも肯定しつつ、独裁者の全体像を描きだした」という。深く見ていることに肯いた。


【私見】「報道特集」と私
実はこの後に報道とジャーナリズムについて、書いた箇所があった。最近ネットで書いていて、途中でとんだり消えたりすることがある。最初は対策に頭を
痛めていたが、今は浮足だたない。与えられた状況のもとで実行できる半径のなかで執筆がネットに伝わればよい。その反復でいずれ書いていることが徐々に理解されればよいという考えだ。
「報道特集」を見たのは、見ていたTBS「news23」のキャスター岸井成格氏と膳場貴子さんが番組降板という異常な事態が起きたときの頃だ。それから、金平茂紀氏、日下部正樹氏、膳場貴子氏、村瀬健介氏、上村彩子氏、高柳光希氏、皆川玲奈氏、長峰由紀氏、久保田智子氏など錚々たるメンバー歴代も現在もキャスターやアナウンサーとして活躍してきたし、現在も活躍している。
いまの時代、現場には外部からのプレッシャーがあると思うが、メンバーは淡々とこなしている。またデイレクター佐古忠彦氏や曺琴袖編集長らスタッフが番組を支えている。

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