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【現代思想とジャーナリスト精神】

2021総選挙の結果に市民たちはこう見ている

総選挙結果 私はこう見る
ふくしま県市民連合幹事 根本仁さん
2021年11月5日【3面】しんぶん赤旗電子版

共闘攻撃は焦りの証明

 福島県では五つの選挙区すべてで野党共闘候補ができ、すべて一騎打ちの選挙になりました。結果は野党(立憲民主党)3、与党(自民党)2と逆転しました。2区と5区(日本共産党候補)も善戦・健闘。マスコミは野党共闘が功を奏したと注目しています。

 5年前から市民と野党共闘の前進をと積み上げ、昨年9月から練り上げてきた県段階の合意文書案を今年5月に完成。中身は、中央段階で合意(9月8日)した政策をより福島の実状に即したものとなっています。共産党は顔と顔を合わせて議論し、他の野党とのつきあいも深める努力をしてくれました。共通認識が深まる中で選挙準備を進めることができました。

 放射能を含むALPS処理水の海洋放出問題でも市民連合と野党各党がそろって駅前宣伝を行い、同様に国会報告も実施しました。有権者が実際に目で見たり、話が口から口へと広がり、「野党共闘でやっているんだな」という思いが伝わったと思います。

 自民党が攻撃するのは、一番嫌なのが市民と野党共闘であり、いかに焦っているかの証明です。野党共闘は始まったばかり。いかに共闘を磨き、政権を勝ち取るかはこれからの運動にかかっています。

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総選挙結果 私はこう見る
市民連合@みやぎ共同代表 鹿野文永さん
2021年11月5日【3面】しんぶん赤旗電子版

ブレない党がつないだ
 選挙結果を受けてメディアなどで野党共闘を“失敗”だと報じていますが、とんでもない話です。62の小選挙区で共闘候補が勝利したように、野党共闘があったからこそ、ここまでの結果を出すことができたのです。

 東北でも接戦に持ち込んだところはあります。宮城1区は接戦で及びませんでしたが、2区は勝ちました。2区の鎌田さゆり候補は、一貫して野党共闘候補だと訴えて、自民党の候補を振り切ったのです。

 野党共闘で世の中を変える、野党共闘でたたかえば自民党候補に勝てるということに確信をもって国民にしっかり言っていくことが大事だと思います。

 安保法制反対の中で生まれた市民と野党の共闘の新しい特徴は市民が入っていることです。参院選挙でその力を発揮しました。地域でしっかり市民とつながりを持っていて、ブレない共産党がしっかりしていて、共闘は力を発揮するのです。共通の政策を作成するうえでも市民の声を聞く共産党が力を発揮しました。だからこそ、自公などは共闘を破壊するために共産党を攻撃するのだと思います。

 自公政権が狙う改憲を許さないためにも、次の選挙では維新のような自公の補完勢力に妨害されない共闘をしっかりつくっていくことです。

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