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【現代思想とジャーナリスト精神】

『報道特集2021.1.9』を視聴しながらコロナ危機を考える

ⅰ:
飲食店一軒一軒が様々なつながりと食材とひとと文化を背景にもっている。従業員や家族も控えている。数量化される前に、ひとりひとりが毎日を暮らしている生活の主体だろう。デジタル化のみにこだわる今の日本政府のやり方は、パソコン操作を一度過てばとんでもない影響を国民に与える。首都圏は背後に全国地域と繋がっている。

Ⅱ:
生活苦で苦しむ都民を、民間NPOが元旦に教会で食事支援を行った。その映像を見ていてはっとした。宇都宮健児氏が食事支援介添えの姿。小池都知事と宇都宮健児氏との決定的な違いだ。上から命令する役人でなく共にコロナ禍の苦労を分かち合う。いま日本の政治トップが持たない人徳だ。

Ⅲ:
繁華街の前夜の人出が、前回の「宣言」直後に比べ増えている。私は国民がもはや政府首相や都知事を信頼できない状態にいると思える。国民の驚きや不安、苦悩に答えずのろのろした行政。医療逼迫とともに、もはや政府へのぬぐいがたい不審が広がりはじめている。


Ⅳ:
救命救急センターの医師の詳細な取り組みをみて、これだけ献身的に働く人々の姿に心を打たれた。医師や看護師、医療従事に携わるすべてのひとびと。「データをとりながら取り組む」必要を聴きながら共感をもった。

Ⅴ:
東アジアで世界で最もコロナ対策に成功した国台湾。そのようすを海外取材した報道はなるほどと思った。台湾IT相オードリー・タン氏「私の仕事はすべて開放してもらって結構です」。透明性と公開を市民に明らかにする政策。毎日制限なしの会見で市民の不安を解消。市民から大臣以上の案が出る「透明性と公開」の台湾の記者会見。台湾と日本との違い。オードリー氏は、台湾と中国のことを聞かれ「対立は違いによってよりよい対話や論争でさらに高い段階に至ることができます」。オードリー氏自身トランスジェンダーで、台湾では多様性が大事にされている。

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