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【現代思想とジャーナリスト精神】

【永岡浩一さんからの通信】

【永岡浩一さんからの通信】


ジャム・ザ・ワールド-UP CLOSE(2022/12/13) 青木理&田崎基 特殊詐欺の加害者の事情から、格差社会の絶望を解説する、特殊詐欺は特別な悪人がしているのではなく、若年層はお金でしんどく、それが犯罪の温床になり、犯罪者は他人事ではなく、そして名古屋での受刑者虐待事件もあり、日本だと底辺にいる弱い立場の人間の人権は否定されて、底辺の人権を確保しないと民主主義は崩壊する危険性があることを解説する!



 永岡です、アマゾンミュージック配信のジャム・ザ・ワールド-UP CLOSE、火曜日の担当はラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリスト青木理さんでした(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/episodes/81c41a38-d7c8-4e2d-8977-cb2a658d7755/jam-the-world---up-close-2022-12-13-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E7%90%86%E3%80%8C%E7%89%B9%E6%AE%8A%E8%A9%90%E6%AC%BA%E3%81%AE%E7%8F%BE%E7%8A%B6%E3%80%8D )。

 昨日のMBSテレビ、夢洲博打場の値引きデタラメ、https://www.youtube.com/watch?v=PP2RO9gnhMw で見られます(https://www.mbs.jp/news/feature/scoop/article/2022/12/092248.shtml )。また、共同通信スクープの、防衛省の世論誘導、日刊ゲンダイに記事がありました、https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315801 ジャーナリストの志葉玲さん、岸田政権の軍拡を批判、https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20221213-00328102?fbclid=IwAR3ftZ0E9vLCnNEktpIDpWLtTZ0t_u91PRCZG3j_xfX-8L4SvJPA3K5eDeY 国会を通さないなら岸田氏らの軍拡連中のクラウドファンディングで軍事費賄えと怒られています。



 青木さんの回のゲストは神奈川新聞デスクの田崎基さん、いい方の田崎さん、ネタは特殊詐欺、高齢者がやられるというものの、加害者も、受け子、出し子などにフォーカス、ルポ特殊詐欺(https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075154/ )を出された田崎さん、この件以前田村淳さんのラジオでもお話されましたが、私・永岡のところにもアマゾンなどを詐称したメールが毎日殺到、青木さんの火曜日だと異色のテーマ、オレオレ詐欺、ニュースで聞かない日はなく、犯人が被害者を信じ込ませて還付金を詐取、一向に減らず、テレビでも気を付けてと頻繁にCM、しかし特殊詐欺を犯人から見るものを田崎さん執筆、田崎さんは時代の正体の連載もされて、憲法改悪、経済格差、ヘイトスピーチを取材されて、今回のテーマは少し意味が変わったものだが、憲法改悪、経済は遊軍でやり、経済部でやり、2021/1から裁判所担当になり、横浜地裁・地検を取材、しかし警察関係の取材はあまりせず、裁判傍聴がメイン。青木さん、新聞社だと遊軍は担当がなく自由なものだと説明、遊軍記者として憲法などやった田崎さん、駆け出しに警察回りをするのが、田崎さん40代で初めて警察関係、記者クラブに40を超えて初めて体験。青木さん、幸せな記者人生(笑)と説かれて、田崎さん、今回は新鮮なテーマ。青木さん、神奈川で様々な事件があり、特殊詐欺をテーマにされた意味を問われて、田崎さん、様々な刑事裁判があり、ある殺人未遂事件があり、裁判員裁判になり、初公判を取材、そして新書のテーマ、元恋人を殺しかけた事件、それを傍聴すると、加害者は特殊詐欺に半年手を染めて、お前のために1000万損失として特殊詐欺を強要されて、追い詰められて、自殺をもくろみ、特殊詐欺を紹介した男を殺そうとして、特殊詐欺を紹介した男に元カノがいて逆上、これは何だと思い、他の事案でもそういう事件は多発と知った。青木さん、特殊詐欺は犯罪行為だが、それが別の事件に発展も多いと説かれて、特殊詐欺の背景、オレオレ詐欺以外にも9つあり、架空料金詐取など、警察では特殊詐欺の傾向は増えていると指摘、田崎さん、2014年にピーク、年500億円の被害=1日1億円以上、それ以降キャンペーンで減ったが、2020年、2021年は減少が鈍化、2022年前半は8年ぶりに増加、今年は大変なことになった。

 青木さん、警察も、メディアでもNHKは気を付けてのキャンペーンがあるのに増えているのに驚かれて、田崎さん、2020年のコロナ禍、家にいる時間が増えて、電話に出る。そして飲食業などアルバイトを切られて、若者が食い扶持を失い、それが加害者に取り込まれたと推測。青木さん、若者が特殊詐欺に引き込まれて、その前に、本体は警察の捜査が及ばず、出し子は警察に逮捕、しかし本体が摘発されないと指摘されて、田崎さん、2018年にピーク、拠点をオフィスビルにして、電話を掛けさせる、中国から電話のものが摘発されて、出入りがわかり、電話番号は判明で、これで拠点を叩けて、しかし名簿など押収されて、一大拠点は2018年に減り、電話の拠点は一時減少。警察の認知した被害金額は、2019年に底、本体が摘発、しかし本体の組織が巧妙化して、突き上げ捜査が困難。

 田崎さんは事件記事ではなく、加害者、殺人未遂の男は出し子、末端の目線でルポを出された理由は、新聞を毎日見て、特殊詐欺事件は毎日載り、加害者取材、裁判で弁護士がついて、一つの事件は表側と異なり、別の事件で、横浜で強盗事件があり、高齢者がお金を奪われて、それも特殊詐欺の受け子たちがさせられて、加害者のパーソナリティに興味、気づいたら凶悪犯になっていたもの。その背景は多くの人に知ってほしい、蟻地獄に引き込まれるものを、加害者の視点で追跡。

 特殊詐欺は犯罪、加害者に同情は安易だが、犯罪でも本体と末端の重要度は異なり、しかし犯罪者は庶民と異なると思うが、末端の加害者は特殊なものではなく、一般人も下手してそうなるというものがあると青木さん説かれて、田崎さんその通り、入り口は、スマホのツイッターで楽に稼げるというものに引っ掛かる、検索で見つける、末端はそこから入り、今日はお金ない→ツイッター、SNSでバイトを若者は探して、詳しくはテレグラム、免許証の写真を送れと安易になり、宅配のバイトも面接なしで、カバンを渡されて即バイト、つまり特殊詐欺は入り口で平常のバイトと変わらない。青木さん、殺人未遂をした人間は、詐欺額の1.5%しかもらえず、彼らも一部被害者に近いと説かれて、田崎さん、現金も受け子、出し子は言われたコインロッカーを経由で、重大犯罪の自覚なし。青木さん、この容疑者だと、通帳で警察に目をつけられて、やめられるかと思ったら、本体から1000万要求、そして殺人未遂、青木さんは加害者の末端であるとともに、被害者だと説かれて、田崎さん、極悪人の犯行ではなく、庶民が何かのきっかけで犯罪に引き込まれる。

 特殊詐欺の増加、コロナ禍で高齢者が家にいて、若者が稼げるバイトを求めてのものと説かれて、田崎さん、1日1億の被害の背景はそれ。青木さん、経済格差で若年層が大変、格差が特殊詐欺の原動力、世帯年収で、ピークは20年前550万円が今440万、若年層が追い詰められて、特殊詐欺に走ると指摘されて、田崎さん、社会構造で犯罪の激増+高齢層は、現役世代と異なり退職金でシニアでお金を持ち、金融資産の7割は60歳以上、高齢者が標的+若年層はお金なし「貧困の再生産で犯罪の増加」。青木さん、犯罪はもちろん肯定されないが、社会の、不謹慎な言い方をするとお金を持つ高齢層から若年層への資金の流れが、社会の矛盾により犯罪を産み、今の日本社会の歪みと説かれて、田崎さん、富の再配分は政治がせず、貧困の若年層が作られて、被害の6割は反社会的勢力に流れて、薬物、臓器売買などもっとえげつない犯罪に流れる+お金を追うのは、現金ではな仮想通貨にするので警察の追跡は困難になり、奪われた現金は実態なしに流れて決して戻らない大変な恐ろしさ。

 本体の反社会的勢力は暴力団かと青木さん問われて、田崎さん、取材してそうではないとわかり、組織犯罪はヒエラルキー、ボスから末端の構図は今崩壊、誰かが強権を握っているのではなく、他人名義の携帯を調達、出し子などをリクルートなど、様々な役割に分配されて、本体は見えにくい、旧来の暴力団とは大きく異なる。青木さん、旧来の反社会的勢力ではなく、フリーなものが結合、離散で若年層が巻き込まれて捜査は困難だと説かれて、田崎さん、連絡はテレグラムで証拠が残らず、捜査は困難。青木さん、警察が本丸をあげるのは必須でも、特殊詐欺の横行の背景、格差社会、若年層が貧困、若者が不安定+低賃金、それを変えないと犯罪はなくならないと指摘されて、田崎さん、直近の策として高齢層啓発には限界、年300億から被害は減らず、末端になりえる年齢層に啓発は届かず、ツイッターで犯罪にコンタクトしないように、出前授業で中高生に啓発しないとダメ。ここ最近、社会問題の特殊詐欺は追跡が困難。青木さん、テレビでこれは特殊詐欺だと高齢層に警告するだけでなく、若者にこれだけ悲惨だと教育は必要だと説かれて、田崎さん、特殊詐欺は初犯でも実刑はこのところ多く、一般の経済事件より重いと、若年層に伝えないとダメ。

 青木さん驚いたもの、神奈川新聞では掲載する金額を100万から1000万円にしたこと、田崎さん、100万では無数の犯罪、1000万だと件数は少なくなる!青木さん、ルポ特殊詐欺は労作で、今後も報告をお願いしたいとして時間になりました。青木さんも事件取材のスペシャリスト、しかし加害者=悪の構図は、今の日本社会の歪みで破綻、格差社会で若年層が犯行に巻き込まれて、社会の問題が特殊詐欺に凝縮されていると強調されました、以上、青木さん、田崎さんのお話でした。



 文化放送の、西川文野さんのラジオにも青木さん出られて、岸田政権の軍拡は戦後日本の大転換、東京新聞はアカンと指摘、中国、ロシアで国民は不安、しかし軍拡で平和は来ないというもの、世論調査では中国の脅威、ロシアの戦争で軍事費増加賛成は反対を少し上回り、しかし日本の軍拡→周辺諸国の軍拡=血を吐きながら続けるアホなマラソンを、国会を経ずに密室でやったら民主主義破綻だと指摘。安倍政権は閣議決定で憲法破壊、集団的自衛権をでっちあげて、しかしあれは一応国会で審議したが、それと比べても今回は、閣議決定でさようなら、国政選挙3年なし、参院選で増税、軍事費倍増は自民は公約として言っていないと怒られました。

 青木さんの話しておきたいこと、愛知県で勾留中の男性が死亡、糖尿病の持病なのに拘置所で薬なし+手錠で体拘束+暴行=特別公務員暴行陵虐、逮捕されたら即拘置所、しかし「先進」民主国でこんなアホなこと、逮捕して100%警察の管理はまともな民主国はせず、逮捕されたら警察と違う施設に入れて、警察が来て取り調べ、しかし日本は代用監獄、国連から再三批判。さらに、名古屋の刑務所で刑務官が受刑者に暴行、これは刑事事件になり刑務官が取り調べ。入管のウィシュマさん殺害もあり、警察の留置場と入管は、どちらも法務省の担当、代用監獄を法務省は改善せず、しかし葉梨氏、法務大臣は死刑しか仕事なしと暴言、しかし法務省は無数の課題があったのにそれを改善せず、受刑者虐待、入管で実質殺人、受刑者は悪いことをしたで終わらず、受刑者の待遇はその国の民主主義のレベル、もちろん不法滞在の外国人が殺されて、底辺の受刑者や外国人の虐待は、この国に民主主義のないことを証明だと説かれて、名古屋刑務所では20年前に刑務官が受刑者虐待をして、国会で問題になり、明治からの監獄法は少しマシになっても、この事件を見たら根本的な改善はなく、法務大臣は人権を守る大事な責務があると強調されました。青木さんの指摘、ラジオで毎週火曜日が楽しみです、これも拡散してください、青木さんのお話でした。





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