【現代思想とジャーナリスト精神】

安倍自民党総裁の二重拘束戦術~大阪ダブル選挙対応の本質

安倍自民党総裁の二重拘束戦術
            櫻井  智志


11月22日の選挙に安倍総裁はやっとひとつき前に推薦状を交付した。別のところで記したが、安倍総裁は二股をかけ、自身はおおさか維新の会と連携し続けている。
二人の知事・市長候補は、二重拘束ダブルバインドにかけられた。「推薦するよ、でもぼくはきみらと違うおおさか維新のほうに当選させたいんだ」
子育てでダブルバインド二重拘束で子どもにのぞむと子どもは間違いなくトラウマをせおって、思春期に痛切な挫折を味わう、精神科医の北山修さんは早くからこのことをラジオや講演会、コンサートなどで力説している。
大阪府民も、安倍晋三の二重拘束を見破らないと、自共一緒なんて、とか共産党が支持しているなら投票しないとか、共産党支持者に自民党を推しているなら、と消極的となる。
ここが今回のダブル選挙の最大の安倍高等戦略である。おそらくこんな高度な戦術を考えたのは、安倍であるはずがない、私は情報コントロール担当の世耕弘成参院議員・内閣官房事務担当と考えている。小泉政権当時から世耕は、ずっとこの役目を見事にこなしている。なお、このことは東大教授の小森陽一東大教授の『心脳コントロール社会』ちくま新書に詳細に小泉総理時代を背景に的確に分析されている。

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