ドラマ「薔薇のない花屋」主演:香取慎吾
SMAPの香取慎吾(30)が、来年1月スタートのフジテレビ系「薔薇のない花屋」(月曜後9・0)に主演することが13日、分かった。野島伸司氏脚本によるヒューマンラブをテーマにした物語。一人娘を持つ父親役に初挑戦する香取は「いろいろな愛の形、人生の形を見せられたら」と意欲満々。共演はヒロイン役の女優、竹内結子(27)ら豪華キャストが顔をそろえた。
慎吾ママ、孫悟空、頭脳派の殺人犯など、数々のキャラクターを好演し、役者として着実にステップアップしてきた香取に、新しい“顔”が加わる。
「薔薇-」は、平成5年のフジテレビ系「ひとつ屋根の下」などで知られる人気脚本家、野島氏が放つヒューマンラブストーリー。香取は初めて父親役に挑戦し、小さな花屋を営みながら、死別した妻が残した8歳になる一人娘、雫を男手ひとつで育てる物静かな男、汐見英治を演じる。この親子を中心に、さまざまな人たちによる、さまざまな愛の形が描かれる。
野島氏とは平成7年のTBS系「未成年」以来、12年ぶりにタッグを組む香取は「久しぶりでうれしいです。すごく好きな世界。どっぷりと野島ワールドにつかりたい」と意欲十分。初の父親役にも「いままでお父さんのような気持ちで演じる役も多かったので『初』な感じはしません」と気負いはない。
連ドラ主演は昨年のフジテレビ系「西遊記」以来。「愛のあるそれぞれの人生を描いていきます。生きているといろいろなことがあって、一人一人すべての人間が主役、そんなドラマになったら。皆さんの生活もそうだと思いますが皆誰もが主役です」。香取は、視聴者のハートをがっちりつかみ取る決意だ。
共演陣も豪華な顔ぶれがそろった。盲目の美しいヒロイン役を、香取と初共演となる竹内が演じる。雫が通う小学校の教師役に釈由美子(29)、汐見親子の元に居候する青年役に松田翔太(22)、大病院の院長役にはフジの連ドラ出演が実に28年ぶりとなる三浦友和(55)が扮し、野島ワールドを彩っていく。
「最近は“元気印男”の印象の強い香取さんですが、今回は彼が本来持っている“繊細な男性”を見せられたら、と思っています」と今回演出を務める中江功氏。新春、香取を中心に親子愛、隣人愛、兄弟愛といったさまざまな愛を紡ぎ出す“ゲツク”がお茶の間に感動を巻き起こす。
■ストーリー あらすじ
汐見英治(香取)は一人娘の雫(キャスト未定)を男手ひとつで育てつつ、必死でためたお金でやっと小さな花屋を開いた。そんな英治の前にある雨の日、盲目の美しい女性、白戸美桜(竹内)が現れる。汐見親子の周囲には、正義感の強い雫の担任教師、小野優貴(釈)、親子の元に居候することになる工藤直哉(松田)、優貴に恋心を抱く喫茶店マスターの四条健吾(寺島進)、親娘のよき理解者、菱田桂子(池内淳子)らが取り巻き、さらに謎の大病院の院長、安西輝夫(三浦)も汐見の人生に影響を与えていく。
薔薇のない花屋 視聴率
『薔薇のない花屋』(ばらのないはなや)は、2008年1月14日からフジテレビ系列で毎週月曜日21:00-21:54(JST、通称月9枠)で放送される予定の香取慎吾主演の連続テレビドラマ。
男手一つで花屋を営み、娘を育てている男性を中心に様々な愛を描くヒューマンラブストーリー。
脚本は『あいくるしい』(2005年、TBS日曜劇場)以来の連続ドラマ脚本となる野島伸司。香取は同じ月9枠で放送された『西遊記』(2006年)以来2年ぶりのドラマ主演を務め、ヒロインの竹内結子は同月9枠で放送された『不機嫌なジーン』以来3年ぶりの連続ドラマ出演となる。尚この両者はこのドラマで初共演となる。
因みに香取は1995年にTBS金曜ドラマで放映された『未成年』以来、竹内は2004年にこれまた月9枠で放映された『プライド』以来と、共に野島ドラマは二度目。
薔薇のない花屋 キャスト・出演者
汐見英治 - 香取慎吾
白戸美桜 - 竹内結子
小野優貴 - 釈由美子
工藤直哉 - 松田翔太
四条健吾 - 寺島進
雫の母 - 本仮屋ユイカ
菱田桂子 - 池内淳子
安西輝夫 - 三浦友和
汐見雫 - 八木優希、磯野光沙(幼少)
広田省吾 - 今井悠貴
薔薇のない花屋 主題歌
山下達郎「ずっと一緒さ」
山下達郎がフジテレビのドラマ主題歌を担当するのは、2002年の『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』の「LOVELAND,ISLAND」以来となる。