
3月16日は地元の滋野小学校の卒業式でした。今年は52名の子供達が巣立って行きました。6年1組男子15名、女子12名、計27名。6年2組男子15名、女子10名、合計25名です。おめでとうございます。子供たちは男子は中学校の詰襟の制服、女子はセーラー服姿だったのでとても大人びて見えました。入学した頃はとても小さかったのにこんなに立派に育ってくれました。
滋野小学校の教育目標は「かしこく、やさしく、たくましく」を掲げ、「自ら考え行動できる子ども」を目指しています。卒業式に先立っていただいた学事報告によれば、子供たち自身、あの3・11の大震災・大津波・原発事故を受けて、被災地に対する支援活動を自主的に行なったそうです。
まず4年生が義援金プロジェクトを始めました。その後3年2組や6年生が加わって義援金は66万円も集まったそうです。これは宮城県の小中学校に必要な品物に換えて贈りました。3年1組も義援金プロジェクトを開始。総額4万5千円が集まり、福島県楢葉南小学校へ本棚3本を寄贈しました。全校でも児童会が中心となって募金活動を展開しました。
私は子供たちが3・11をきちんと受け止め、それに対し自主的な取組みを行ったことをとても誇らしく思います。この未曾有の大惨事に際して自らのこととしてとらえ、みんなで相談して募金活動に取り組んだことは、これからの彼らの記憶にしっかりと刻み付けられ、これから人生に大きな影響を与えるものと思います。
一人ひとりがしっかりと地に足をつけて歩んで行くことを願っています。