DOX diary

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DOXアイドル 末っ子のリタ

2014-06-09 23:11:05 | 日常
リタ、
がんばったね。

最後は毎日ほとんどの時間がつらそうだったけど、
アイドルのお姉ちゃん達やお泊まり中の優しいお友達に助けてもらいながら

あったかくて、安心できて

みんなでくっついている時間が
リタにとってつらくない時間だったね。


突然の梅雨入り。一日中もの凄い雨音でニュースでも各地の被害状況が流れた。
その夜、リタは天国へいきました。

前回の発作後、フラフラ度は少し増したけど、あたたかいところを探して
懸命に毎日生きました。
お客様に心配されてしまう程ペラペラに細かったけど、アイドルの中で一番
フードの量を多く食べていたリタ。

『大丈夫かな…』と何度も、毎日、一日何度も思う程ハラハラする事が多く、
まっすぐ歩く事も出来ない程ふらふらしていて
お水を飲んでる自分の体も支えられず、そのまま水飲みの中にバシャーンと落ちたりしてた。

それでも翌朝ホテルを開けに行くと いつもすぐに入り口に走って来て、
尻尾を小さく振りながらドアの下の隙間からこっちの匂いをクンクン嗅いで、
嬉しそうに店内を尻尾振りながら走ってた。
朝になるといつも復活していて、嬉しかった。

ホテルを開けると私とリュータローの顔を見ながら私達の前を嬉しそうに何往復も走り、
そのままベッドにでんぐり返しするのがお決まりで、
嬉しくって、毎朝、掃除の前にまずは追いかけっこするのが日課になってた。
すっごく体調が悪かった次の日も元気だった時、嬉しくて、
でんぐり返ししたリタを捕まえながら顔をくっつけていっぱい話しかけたら
初めて、嬉しくて鳴くリタの声を聞きました。
涙目になりながら尻尾振りながら 高い声でクークー鳴くリタの声を初めて聞いた。

そもそも初めてリタの声を聞いたのは去年の夏。それは悲しい声だった。
体調が悪くて店内にいさせる事ができず、事務所にベッドを置いてリタだけ静かに体を休ませようとした時。
ずっとアイドルでかたまって過ごしてきたから、一人になるのがさみしくて、不安で、涙を流して
鳴きながら壁をよじ登ろうとしてた。
ずっと末っ子の甘えん坊で生きてきたリタ。私はリタが5歳の頃からしか知りませんが、
頼ってくれて嬉しかった。
出会った日から今まで毎日全部ありがとうでした。

使える時間は全部、犬達と触れ合ってきたので後悔はありません。
リタはもっと生きたかったね。
リタがもう一日中気持ち悪かったり、薬を飲んだりしなくて良い事を思うと、
辛さから解放されてよかった、と心が軽くなった気持ちもあります。

最後にリタの体をなでながらたくさん胸の中で声をかけました。
『ありがとう』『だいすきだよ』
いつもは声をかけた時に肌にビリビリ伝わる感触があったけど、もうなくて。
でも、『いつも忘れないよ』って声をかけた時に手のひらにわずかにビリビリきた。

アイドル5頭で過ごした日々をこれからも忘れないよ。

リタをたくさん可愛がってくださり、心配してくださり、
声をかけてくださり、なでてくださり、洋服の中に入れて暖めてくださり、
本当にありがとうございました。
私が知っているリタよりもっともっと小さい頃の方が大変で、1歳~2歳の頃
数ヶ月に一回おなかを切って手術をしていたと聞きます。
2歳まで生きられないと言われていたリタが7歳まで生きました。
周りの皆様、たくさんの犬達、リタにあたたかさや優しさをくださって
今まで本当にありがとうございました。スタッフ一同心よりお礼申し上げます。

リタがんばりました。
出会えて幸せでした。